飯能[市](読み)はんのう

百科事典マイペディア 「飯能[市]」の意味・わかりやすい解説

飯能[市]【はんのう】

埼玉県南部の市。1954年市制。中心市街は秩父山地東麓にある名栗川渓口集落で,近世以来市場町として発達。八高線,西武池袋線が通じる。市域の約7割を山林が占め,名栗川流域の良材(西川材)の集散地で,製材所,木工場が多い。1960年代から電気機器,一般機器の工場の進出が多く,市の製造品出荷額は1609億円(2003)。宅地化が進み,丘陵部にも大規模な住宅団地が造成されている。名栗渓谷,天覧山,子ノ権現,正丸峠などは東京近郊のハイキング地。2005年1月入間郡名栗村を編入。193.05km2。8万3549人(2010)。

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