コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

餞別 センベツ

デジタル大辞泉の解説

せん‐べつ【×餞別】

遠方に旅行する人や転居・転任などをする人に、れのしるしとして金品を贈ること。また、その贈り物。はなむけ。「餞別を贈る」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典 第2版の解説

せんべつ【餞別】

旅行,転居,転任など長期の離別に当たり,別れの印として贈る金品。〈はなむけ〉ともいう。かつての旅は道中にさまざまな苦難を伴うものであったことから,別は単なる別れの印あるいは金銭的援助として贈られるだけでなく,大勢の者の合力によって旅の安全を願う意味も込められていた。沖縄宮古島では餞別に姉妹は兄弟に対して櫛などの装身具を贈って無事帰還を願った。一般に旅の餞別には旅先のみやげ物を返礼とする。贈物土産【岩本 通弥】

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

せんべつ【餞別】

転任する人や遠くへ旅立つ人などに、別れのしるしに金品を贈ること。また、その金品。
送別。 「 -のなごりををしませ給ひて/著聞 4

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

餞別
せんべつ

旅立つ人に「はなむけ」として贈る金銭や品物のこと、または贈ること。贈答の習わしの一つである。昔、旅に出る人の馬の鼻を行く方向へ向けて送ってやったことから、「うまのはなむけ」が餞別の意となり、それが「贈り物」に転用されたといわれている。餞別はかさばる品物より、現金のほうが喜ばれる例が多いが、受けた側は旅から帰ったときにおみやげを贈るのが普通である。その場合、受けた金額の半分以上のものにするのが一般的とされている。会社の転勤などの餞別は金銭が通例。のし袋は紅白の水引で、蝶(ちょう)結びのものを用いる。外地へ転任する人には、早めに届けたい。退職・転職などの場合は心温まる手紙を添えるとよい。[石川朝子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

餞別の関連キーワード南浦紹明(なんぽじょうみょう)井上 千代子餞別とお土産文華秀麗集小野川立吟官房機密費多治比土作地方文書山本常朝手向ける餞・餞別河合智月了庵清欲安努広島石川水通足立遠元草鞋銭素襖落素袍落芸阿弥

餞別の関連情報