


に作り、玄(げん)声。いずれも、声符としてなお疑問があるが、〔説文〕十一下に「魚なり」とし、系声とする。〔玉
〕に「大魚なり」とするのは、〔荘子、逍遥遊〕の文による。神話的な祖神の名で、禹の父とされる。禹も魚婦、あるいは偏枯(へんこ)とよばれ、魚の形とされることもあり、治水神の伝承をもつ。鯀が治水に失敗したあと、禹が水土を平定した。禹は二虫を組み合わせた字で、竜形の神である。
死した。
オホイヲ出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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中国古代の神話上の人物。大昔、中国が大洪水に覆われた。そのとき鯀は、息壌(そくじょう)といって天の最高主権者である天帝の所蔵する、ほんの一つまみばらまくだけで無限に増えるとされた土を盗み出し、かってにそれを用いて洪水を治めようとした。このため怒った天帝は、祝融(しゅくゆう)に命じて鯀を殺させた。別の神話によれば、鯀は堯帝(ぎょうてい)に治水を命じられたが成功せず、そのため羽山(うざん)に追放されて死ぬが、治水事業はその後を受けた子の禹(う)によって完成されたという。また堯帝が舜(しゅん)に天下を譲ったとき、諸侯にしか任じられなかった鯀はこれを不満として背き、羽山で舜に殺されたという別の伝承もある。鯀の実体はかならずしも明らかではないが、魚偏を伴うその名前の字形や、誅殺(ちゅうさつ)されたとき羽淵(うえん)に入って玄魚(げんぎょ)となったという伝承などから、本来は東方部族が信奉していた水界と関係のある神霊で、のちに中原の神話体系に組み込まれて史実化されるなかで、以上のような伝承になったものといわれている。
[伊藤清司]
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