膝(ひざ)を頂点として下肢が内方へ凸に彎曲(わんきょく)したものを外反膝(がいはんしつ)といい、両側性の場合をX脚とよぶ。これに対して、下肢が外方へ凸に彎曲したものを内反膝、両側性の場合をO(オー)脚とよぶ。X脚は、くる病、骨軟化症、先天梅毒などでもおこるが少なく、おもに虚弱性体質の小児や肥満児など、下肢の筋力が弱い場合にみられることが多い。このような小児は、歩くと疲れやすく、転びやすいのでわかる。食事に注意し、積極的に筋力を増強することで治癒する。また、膝部の外傷や疾患の後遺症として外反膝をおこすことがある。この場合は片側性であることが多く、K脚となる。原因疾患の治療が必要で、矯正手術を要することもある。なお、成人の場合はいくらかX脚の傾向があり、生理的には大腿(だいたい)骨と脛(けい)骨は約174度外側に開く角をなしており、この角度がさらに小さくなった場合に病的となる。
[永井 隆]
両下肢をそろえてひざを合わせた際に左右の足関節部(くるぶしの部分)が離れ,全体としてX字形をとるひざの変形をいう。小児は3~4歳以降は生理的に軽度のX脚であるが,これが異常に,目立つ程度に強くなったものがX脚変形である。O脚変形と同様に,下肢骨の骨端線軟骨の発育に異常を生ずるような病気,すなわちくる病や先天性の骨異形成が小児期以後に現れたときに,病的なX脚変形が起こる。治療もO脚変形と同様で,ある程度以上の変形は,外見上の問題のほかに,将来膝関節の痛みの原因ともなるので,手術による矯正が行われる。これには,骨切り術によって直ちに矯正する方法と,骨端線の外側部にかすがいを打ち込んでその発育を抑制して変形を矯正する方法とがある。
執筆者:吉川 靖三
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