モチベーション

デジタル大辞泉 「モチベーション」の意味・読み・例文・類語

モチベーション(motivation)

動機を与えること。動機づけ
物事を行うにあたっての、意欲・やる気。または、動因・刺激。「モチベーションが上がらない」「高いモチベーションを維持する」

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精選版 日本国語大辞典 「モチベーション」の意味・読み・例文・類語

モチベーション

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] motivation ) 動機づけのこと。個体行動を引き起こす動因。また、そういう動因を与えること。動機づけの動因としては欲求均衡の破れた状態、または緊張状態などが考えられている。学習指導の場合は、学習意欲をかきたてること。特に、導入の過程で関心を引き出すことをいう。
    1. [初出の実例]「『かういって、私達はその抱いてゐた心持をグングン出した』(田山花袋『夜座』)という言葉は彼等のモチヴェーションをよく示している」(出典:日本の思想(1961)〈丸山真男〉二)

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人材マネジメント用語集 「モチベーション」の解説

モチベーション

・motivation
・モチベーションとは、人が一定の方向や目標に向かって行動し、それを維持する働きを意味し、「動機づけ」「やる気」とも呼ばれ、人間の行動がいかにして始動し・方向づけられ・維持され・停止していくのか、そしてこれらが進行する過程でどのような反応が人間有機体の内部に生起するのか、を説明するのに考えられた概念であるとされている。
・モチベーションは、「外発的動機付け」「内発的動機付け」からなる。外発的動機づけは、「誘因」によって行動を起こさせるものであり、内発的動機づけは「動因」により、モチベーションアップを目指すものである。
・ハーズバーグは、企業におけるこの動因と誘因を具体的に研究し、さまざまな企業・職種の社員から、仕事中に極度の満足・不満を覚えたとき、どのようなことが起きたかについて質問し、その要因を抽出し「動機づけ衛生理論」として発表した。
満足を引き起こしたものとして、達成・他者からの評価・仕事の内容への満足感・責任・昇進・進歩・個人的な成長などが上げられた(動機付け要因)。
・逆に不満を招いた要因には、企業の施策管理監督対人関係・作業条件・給与福利厚生雇用保証などが上げられた(衛生要因)。衛生要因は満たされないことで不満を引き起こすが、満足度を高めるものではない。
・従っていくら衛生要因に配慮してもモチベーション向上にはつながらず、動機づけ要因を高めることは必要になる。

出典 (株)アクティブアンドカンパニー人材マネジメント用語集について 情報

人事労務用語辞典 「モチベーション」の解説

モチベーション

モチベーション(motivation)は、日本語に訳すと「動機」という意味を持つ言葉です。本来は、欲求から行動へと変わるプロセスを指しますが、日本のビジネスシーンでは意欲ややる気そのものを指して使われることが一般的です。たとえば、「失敗が重なってモチベーションが上がらない」「モチベーションを維持しながらスキルを高めていきたい」などの表現で使われます。

出典 『日本の人事部』人事労務用語辞典について 情報

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