夏草(読み)ナツクサ

デジタル大辞泉 「夏草」の意味・読み・例文・類語

なつ‐くさ【夏草】

夏に生い茂る草。 夏》「―やつはものどもが夢の跡/芭蕉
[補説]書名別項。→夏草
[類語]草本千草春草若草秋草冬草枯れ草干し草蔓草水草浮き草牧草薬草ハーブ野草庭草雑草下草下生え山草

なつくさ【夏草】[書名]

日本の俳句雑誌。昭和5年(1930)、宮野小提灯らが山口青邨主宰に迎えて盛岡創刊同人に斎藤夏風、黒田杏子ももこなど。平成13年(2001)終刊

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精選版 日本国語大辞典 「夏草」の意味・読み・例文・類語

なつ‐くさ【夏草】

  1. 〘 名詞 〙 夏の草。夏になって繁茂している草。また、特に、布を作るためにとる夏葛をさす。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「劔(たち)の後(しり)鞘に入野に葛引く吾妹(わぎも)ま袖もち著せてむとかも夏草(なつくさ)刈るも」(出典万葉集(8C後)七・一二七二)
    2. 「夏草や兵どもが夢の跡」(出典:俳諧・奥の細道(1693‐94頃)平泉)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「夏草」の解説

夏草 (ナツクサ)

植物。布を作るための夏葛の別称

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