高知県西部、幡多郡(はたぐん)にあった旧町名(大正町(ちょう))。現在は四万十町(しまんとちょう)の中央部を占める地域。旧大正町は、1947年(昭和22)町制施行。2006年(平成18)窪川(くぼかわ)町、十和(とおわ)村と合併して、四万十町となった。JR予土(よど)線、国道381号、439号が通じる。穿入(せんにゅう)蛇行をしながら西流する四万十川と南下する檮原(ゆすはら)川が田野々(たのの)で合流する。狭小な河岸段丘を除いて平坦(へいたん)地に乏しく、集落の多くは段丘上に立地する。林野率が90%を超え、うち30%強を占める国有林を中心に、ヒノキ、スギなどの用材生産が多く、ほかにシイタケ、クリ生産も盛んである。特産品にスプレー菊がある。中心集落の田野々には四万十町大正総合支所、高等学校などがあり、旧竹内家住宅は江戸中期の農家で国指定重要文化財。北部の下津井渓谷、南西部の一ノ又渓谷などの保養・レクリエーション地がある。
[正木久仁]
『『大正町誌』(1970・大正町)』▽『『大正町史』(2006・大正町)』
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…のち,1889年(明治22)2月制定された皇室典範第12条に〈践祚ノ後元号ヲ建テ一世ノ間ニ再ビ改メザルコト明治元年ノ定制ニ従フ〉と規定され,1909年(明治42)2月公布された登極令第2条に〈天皇践祚ノ後ハ直ニ元号ヲ改ム,元号ハ枢密顧問官ニ諮詢シタル後之ヲ勅定ス〉,第3条に〈元号ハ勅書ヲ以テ之ヲ公布ス〉と定められ,年号に関する法制上の根拠が整備された。大正の改元(1912)はこれに基づいて行われたもので,明治改元の詔書では旧来の形式を踏襲して〈慶応四年を改めて明治元年と為す〉とあるのに対し,大正改元の詔書では〈明治四十五年七月三十日以後ヲ改メテ大正元年ト為ス〉と述べて改元を日によって限ったのは,一世一元制の趣旨により厳密にかなうものと言えよう。政府は改元と同日に内閣告示を発して新元号の称呼を〈大正(タイシヤウ)〉と明示した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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