昭和・平成期の小説家,評論家
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
小説家、評論家。石川県生まれ。東京帝国大学国文科卒業。在学中に第十一次『新思潮』に参加、創作を始める。中央公論社、大政翼賛会文化部などを経て、第二次世界大戦後河出書房に入社、雑誌『文芸』の編集長として、野間宏(ひろし)、中村真一郎ら第一次戦後派登場に貢献。1953年(昭和28)小説『猿』によって注目され、以後文筆生活に入る。同郷の異色作家島田清次郎(せいじろう)の一生を資料面から調べ上げた伝記小説『天才と狂人の間』(1960~61)によって直木賞を受賞。以後『辻政信(つじまさのぶ)』(1963)、『啄木(たくぼく)の悲しき生涯』(1965)、『明治の宰相』(1969)などのほか、『伝説と実像』(1967)などで昭和史の発掘を試み、伝記作家として活躍した。
[尾形国治]
『『天才と狂人の間』(角川文庫)』
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新