甲武信岳(読み)コブシダケ

日本歴史地名大系 「甲武信岳」の解説

甲武信岳
こぶしだけ

大滝村の西端、山梨・長野・埼玉三県の県境にある標高二四七五メートルの山。山名はかつて当山が甲斐国・武蔵国・信濃国の三国の境にあたったことによる。秩父多摩国立公園に含まれ、奥秩父山地主脈上の中央に位置する。三方尾根を出し、荒川・千曲ちくま川・笛吹ふえふき川の源流地帯である。北に延びる尾根は埼玉・長野県境となり、同尾根上に三宝さんぽう山・十文字じゆうもんじ峠・三国みくに峠・三国山と続いて群馬・長野・埼玉の三県境へ至る。


甲武信岳
こぶしだけ

標高二四八三メートル。甲州・武州・信州の三国に境を接する山なので、この名が生れたという。こぶしヶ岳・国師こくしヶ岳・三方さんぽう山とも称した。地籍としては川上村秋山あきやまに属し、北斜面は川上地区の入会林野として利用された。「千曲之真砂」や「信濃地名考」に金峰きんぽう山を千曲川の源泉と記しているが、甲武信岳の東沢ひがしざわ三宝沢さんぽうざわ西沢にしざわの沢水も合流して流下する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む