

に作り、農の正字である
の上部をとる。〔説文〕五上に「
は腫血(しようけつ)なり」とし、膿をその俗字としてあげる。〔釈名、釈形体〕には字を膿に作り、「膿は
(ぢよう)なり。汁、
厚なるなり」といい、濃厚の意を以て解する。
、宇美之留(うみしる)と云ふ 〔名義抄〕膿 ウミシル・ウム・ススハナ
mは濃・
・
・
niu
mと声義近く、みな濃厚・繁縟の意をもつ語である。出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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→化膿
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…組織の損傷部に多量の好中球が集まり,組織の融解が起こり,局所に濃厚な液を貯留することをいう。この濃厚な滲出液を膿(うみ)といい,その内容は,多量の白血球,生菌や死菌,繊維素,液性成分,細菌,組織や白血球の崩壊産物,それに由来するコレステロール,レシチンなどの脂質,多量のDNAから成る。化膿の原因は細菌感染が最も多いが,白血球の走化をひき起こすような化学物質によっても無菌的な化膿が起こる。…
…(2)白血球 顆粒球と単球の働きは,侵入した病原微生物に対して生体を防御することである。病原体の侵入によって,その局所や全身に生ずる反応を感染といい,感染の局所にみられる膿(うみ)は,細菌と戦って死滅した顆粒球,単球の死骸である。これらの血球は血管から遊出して必要な所へ集まる性質(遊走能),細胞を積極的に食べる能力(貪食能),さらに食べた細菌を細胞質内で溶解して殺す能力(殺菌能)をもっている。…
…化膿性炎症により限局性にうみ(膿)がたまった状態をいう。主として化膿性の細菌(ブドウ球菌,連鎖球菌,肺炎双球菌,髄膜炎菌,リン菌)の感染により生ずる炎症である。…
※「膿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
生命維持活動に必須なエネルギーの獲得や,成長に必要な有機材料を合成するために生体内で起るすべての生化学反応の総称。複雑な分子を単純な分子へ分解してゆく過程でエネルギーを獲得する分解代謝または異化 (カ...