国奉行 (くにぶぎょう)
- 改訂新版 世界大百科事典
- (1)中世 鎌倉幕府草創期に源頼朝が勢力下に入れた諸国に置いたもので,国衙在庁を指揮し,国内公領の収税事務を管掌した。1184年(元暦1)に上野…
国焼 (くにやき)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 字義は国産の焼物のことだが,現代の用語法では中国・朝鮮の陶磁に対する日本の焼物を指す場合と,とくに茶入において瀬戸焼以外の諸地方の茶入窯を…
しゅけん‐こく【主権国】
- デジタル大辞泉
- 1 主権を完全に行使できる国家。2 ある事件に対して、主権を行使しうる当事国。
こく‐せい【国姓】
- デジタル大辞泉
- 中国で、時の帝王の姓。漢の劉りゅう、唐の李りなど。
こ‐こく【×胡国】
- デジタル大辞泉
- 1 古代、中国北方の異民族の国。夷狄いてきの国。2 野蛮な国。
こっ‐かん〔コク‐〕【国漢】
- デジタル大辞泉
- 国文と漢文。国語と漢語。また、国文学と漢文学。
こっ‐き〔コク‐〕【国忌】
- デジタル大辞泉
- 皇祖・先帝・母后などの命日。政務を休み、仏事を行い、歌舞を慎んだ。こき。「二十九日、―なりければ御神楽かぐら止められ」〈盛衰記・四四〉
けん‐ごく【兼国】
- デジタル大辞泉
- 本来の官職のほかに、国司の官を兼任すること。
しし‐こく【獅子国】
- デジタル大辞泉
- スリランカの古称。
くに‐へ【国▽方/国辺】
- デジタル大辞泉
- 《「くにべ」とも》国の辺り。故郷の方。国。地方。「海原うなはらに霞たなびき鶴たづが音の悲しき夕は―し思ほゆ」〈万・四三九九〉
くに‐やき【国焼(き)】
- デジタル大辞泉
- 瀬戸・京都以外の窯で作られた陶磁器。特に茶入れについていう。
くに‐ゆずり〔‐ゆづり〕【国譲り】
- デジタル大辞泉
- 1 日本神話で、天照大神あまてらすおおみかみの神勅を奉じて、大国主命おおくにぬしのみことが国土を瓊瓊杵尊ににぎのみことに献上し、隠退したこと…
キバ‐ハンこく【キバハン国】
- デジタル大辞泉
- ⇒ヒバハン国
きゅう‐こく〔キウ‐〕【旧国】
- デジタル大辞泉
- 1 歴史の古い国。2 ふるさと。故国。
国[中国] くに[ちゅうごく]
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 中国では一般に諸侯の支配地を国と呼んだ。周代前半の諸侯は邑を支配の単位としていたから諸侯の住する首都の邑が国と呼ばれ (→邑制国家 ) ,国に住…
相模国 さがみのくに
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 現在の神奈川県の一部。東海道の一国。上国。『古事記』には相武国とある。相模は『正倉院文書』の古印に「相も」とあるので「摸」の字をあてるほう…
薩摩国 さつまのくに
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 現在の鹿児島県西半部の薩摩半島を中心に甑 (こしき) 島列島を含む旧国。西海道の一国。中国。もと熊襲 (くまそ) 国,日向 (ひむか) 国のなかにあり…
みんこく【民国】
- 改訂新版 世界大百科事典
ちょうせんこく【朝鮮国】
- 改訂新版 世界大百科事典
豊前国 ぶぜんのくに
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 現在の福岡県東部と大分県北部。西海道の一国。上国。『豊後国風土記』によれば,古くは「豊国 (とよのくに) 」と呼ばれ,景行天皇が菟名手 (うなで)…
武蔵国 むさしのくに
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 今日の東京都,埼玉県および神奈川県北東部。もと東山道に属していたが宝亀2(771)年から東海道の一国。大国。『旧事本紀』『高橋氏文』などによれ…
大和国 やまとのくに
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 現在の奈良県。畿内の一国。大国。「やまと」は『日本書紀』では「倭」「大倭」「日本」の文字も用いられ,『続日本紀』によると天平9 (737) 年から …
黄泉国 よみのくに
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 人の死後魂が行き,死者が生活するとされるところ。「よもつくに」ともいう。字義は「地下にある泉」で,横穴式古墳の構造からの連想,あるいは古代…
下野国 しもつけのくに
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 現在の栃木県。東山道の一国。上国。もと毛野国 (けぬのくに) が上毛野国 (かみつけぬのくに。のちの上野国) と下毛野国 (しもつけぬのくに。のちの…
肥前国 ひぜんのくに
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 現在の佐賀県と,壱岐国,対馬国を除く長崎県の旧国名。西海道の一国。上国。古くは「火国 (ひのくに) 」と称した。天武天皇の頃 (674~685) に肥前…
い‐こく【夷国】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 えびすの国。未開国。[初出の実例]「闘乱の乱将は花域(くゎゐき)より飛て、合戦の戦士は夷国より戦ふ」(出典:海道記(1223頃)池田より…
いっ‐こく【一国】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 一つの国。一か国。[初出の実例]「先引二東海道一国朝集使及郡司等一」(出典:延喜式(927)一九)[その他の文献]〔管子‐霸言〕② その国…
ありくに【有国・在国】
- 精選版 日本国語大辞典
- 平安中期の刀工。別名、助友。獅子(しし)とも称する。京都の人。三条宗近の門人。渡辺綱が羅生門で鬼の腕を切った刀の作者と伝えられる。寛仁三年(…
たいじん‐こく【大人国】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 巨人ばかりが住むという想像上の国。[初出の実例]「是こそ名におふ大人国ならんとは思へども」(出典:談義本・風流志道軒伝(1763)三)
せきど‐こく【赤土国】
- 精選版 日本国語大辞典
- 七世紀ころ、東南アジアにあった国。隋の煬帝(ようだい)が使者を派遣し「隋書」に記載があるが、その位置はタイ、スマトラ、マレー半島の中部または…
たんいつ‐こく【単一国】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =たんいつこっか(単一国家)〔現代大辞典(1922)〕
ちゃく‐こく【着国】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ⇒ちゃっこく(着国)
さんかん‐こく(サンクヮン‥)【三関国】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ⇒さんげんこく(三関国)
さん‐ごく【三国】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙① 三つの国家。「三国同盟」② ( 「国」は、日本の地方区分の一つの名 ) 三つの国。三か国。[初出の実例]「三国を雪ころはしでおっふ…
こく‐ち【国地】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① ある国の領土。一国内の地域。[初出の実例]「波爾杜瓦爾人は〈略〉亜細亜、亜弗利加、亜墨利加に所轄の国地甚だ多し」(出典:輿地誌略(…
こく‐ちょう(‥テウ)【国朝】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 自分の国の朝廷。転じて、わが国。本朝。本邦。[初出の実例]「国朝以レ仏化而治二天下一也。其来尚矣」(出典:懶室漫稿(1413頃)五・探…
こく‐へい【国幣】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 令制下、国司が、一定の神社に奉る幣帛(へいはく)。[初出の実例]「天神地祇惣三千一百卅二座〈略〉大四百九十二座〈略〉一百八十八座〈並…
こく‐べつ【国別】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 国ごとに分けること。くにわけ。
こく‐やく【国役】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =くにやく(国役)〔運歩色葉(1548)〕
こっ‐けい(コク‥)【国計】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 国の政策。国を治める上での大計。[初出の実例]「政治兵制国計は理事功程に譲り略す」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)[その…
こっ‐こう(コクカウ)【国香】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 国中で最もすぐれた香り。ならびなき香。[初出の実例]「国香知レ有レ異、凡樹見レ無レ同」(出典:田氏家集(892頃)上・惜桜花)[その他…
こう‐こく(カウ‥)【行国】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 北アジアの遊牧民の集団。中国、漢代の史書に見られる語。〔史記‐大宛伝〕
こう‐こく【侯国】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 侯という称号をもった者を君主としている国。[初出の実例]「王国并侯国に郊あるは」(出典:中華若木詩抄(1520頃)上)② ヨーロッパで、…
こくあ【国阿】
- 精選版 日本国語大辞典
- 時宗国阿派の祖。播磨国觜崎の人。書写山で出家して随心と称し、また真空と号する。後、託阿に師事して国阿と称し、諸国遊行の後、京都双林寺に住し…
こく‐おん【国音】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① その国、地方における特有の発音。くになまり。[初出の実例]「沉安頓吾は島津氏のことなりといへり。〈略〉三韓の人は音にごる故に、し…
こく‐おん【国恩】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 国また国王から受ける恩。その国に生まれ、国の保護を得て生をまっとうする恩恵。また、天子の恩沢。[初出の実例]「為レ報二国恩一不二敢…
こく‐が(‥グヮ)【国画】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 日本画のこと。[初出の実例]「遂初会は東京美術学校の国画教授、生徒及び校友の間に組織せられたる画会にして」(出典:時事新報‐明治三一…
こく‐しょう(‥シャウ)【国章】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 国家を代表する徽章(きしょう)。[初出の実例]「其国の国旗其他の国章を損壊、除去又は汚穢したる者」(出典:刑法(明治四〇年)(1907)…
こく‐せん【国宣】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 古文書の様式の一つ。国司あるいは知行国主の意をうけて出す奉書。鎌倉時代・南北朝時代に多く、書留めに「国宣所レ候也」「依国宣、執達…
こく‐そ【国礎】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 国の基礎。国のもとい。国基。[初出の実例]「此数の者皆人心を離散し国礎をして堅からざらしむる所の根蒂なり」(出典:明六雑誌‐一七号(…