しん‐きょう(‥キャウ)【神饗】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 酒や食物などを神に供えてまつること。また、神が祭をうけること。[初出の実例]「十一日に、神祇官にして、神饗あり」(出典:源平盛衰記…
しん‐けん【神譴】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 神の譴責(けんせき)。神のとがめ。神罰。〔張耒‐自離富池凡三祷順済龍求便風皆獲応詩〕
しん‐さい【神采・神彩】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 すぐれた精神の外にあらわれたすがた。すぐれた風采。[初出の実例]「神采清秀仙標超二抜稠人広衆之中一」(出典:懶室漫稿(1413頃)五・…
しん‐し【神司】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 神に仕える人。かんぬし。かんづかさ。
しん‐し【神使】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「じんし」とも ) 神のつかい。ふつう、その神に縁故のある鳥獣や虫魚である場合が多い。八幡神の鳩、春日明神の鹿、日吉山王の猿、熊…
しん‐じ【神字】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =じんだいもじ(神代文字)[初出の実例]「本より神字もて書きたるも有れど、漢字もて記せるが多く彼れ此れと和漢紛らはしく人々次第に漢…
しん‐じゅう(‥ジウ)【神獣】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 霊妙な動物。また、吉兆として現われるという獣。麒麟(きりん)、龍など。[初出の実例]「祥瑞〈略〉九尾狐〈神獣也。其形赤色、或曰二白色…
しん‐じん【信神】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 神の霊力を信じ、その加護を願い求めること。神(かみ)信心。
しん‐ずい【神瑞】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 霊妙なよいしるし。〔斉書‐楽志〕
しん‐せい【神制】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 神の定めたおきて。神の裁断。[初出の実例]「かさねて我国に仇をなさじとちかひの手形、天てる神の御神制に任すべしと」(出典:浄瑠璃・…
しん‐のう(‥ワウ)【神王】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「しんおう」の連声。「じんのう」とも ) 仏語。仏教やその行者を守護する神。多く甲冑(かっちゅう)を着し、忿怒の相に描かれる。[初出…
しん‐ぴつ【神筆】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 きわめてすばらしい筆跡。また、天皇がみずから書いた筆跡。宸筆。[初出の実例]「天子哀傷下二神筆一、悠々功徳日月懸」(出典:凌雲集(8…
しん‐ぶつ【神物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 神妙不可思議な物。霊妙な物。しんもつ。[初出の実例]「夫(それ)人間は陰陽五行の神物(シンブツ)なり」(出典:町人嚢(1692)四)「件の数…
しん‐ぺい【神兵】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 神のつかわした兵。また、神の加護のある兵。[初出の実例]「是百勝之術、神兵之道也」(出典:経国集(827)二〇・紀真象対策文)「賊徒滅…
しん‐ほう【神鳳】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 中国で、神瑞とする鳳凰(ほうおう)。〔拾遺記‐周〕
しん‐ぽう(‥パフ)【神法】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 神ながらの道。神道の教法。[初出の実例]「仏道に於て仏法、儒道に於て儒法、神道に於て神法(シンパフ)とて、唐土天竺我が朝、三国通法…
しん‐ぼく【神僕】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① しもべである男神。[初出の実例]「天照坐皇太神宮天降坐之時、天児屋根命、天見通命、天村雲命等、彼為二輔佐之神僕一同時天降也」(出典…
じん‐みょう(‥ミャウ)【神名】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 神の名。しんめい。[初出の実例]「神名称命称尊 神名を某の命某の尊と称せり」(出典:随筆・安斎随筆(1783頃)一五)② 神社の名称。しん…
しん‐もって【神以】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 副詞 〙① ( 下に打消の語を伴う ) 神かけて。神に誓って。[初出の実例]「今でも此人の身の上大事の出来ば、神以(シンモッテ)我ひかじと心底に偽り…
さす‐がみ【指神】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 平安時代から日本に流行していた方角神である天一神(なかがみ・ながかみ)の俗称。この神のいる方角は、ふたがり(ふさがり)といって忌み…
けんぞく‐しん【眷属神】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 眷属は従者の意 ) 大きな神格に従属する小神格。摂社。末社。
こうか‐がみ【後架神】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 便所の神。後架の守護神。[初出の実例]「こうか神へぐはんをかける女郎のつかひなるべし」(出典:洒落本・青楼昼之世界錦之裏(1791))
その‐の‐かみ【園神】
- 精選版 日本国語大辞典
- ⇒そのかみ(園神)
いも‐がみ【疱瘡神】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 疱瘡(ほうそう)、天然痘をつかさどる神。この病いをまぬがれ、また、軽くするために祈る。ほうそうがみ。いものかみ。[初出の実例]「鏡見…
おおとし‐の‐かみ(おほとし‥)【大年神】
- 精選版 日本国語大辞典
- ( 「おお」はたたえことば。「とし」は穀物の意 ) 素戔嗚尊(すさのおのみこと)の子。穀物の守護神。穀神。[初出の実例]「又、大山津見の女名は神大市…
おくびょう‐がみ(オクビャウ‥)【臆病神】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 臆病な心を起こさせるという神。また、その神にとりつかれて臆病になること。[初出の実例]「毎度此兵どもに手痛く当りて、気を失ひ付たる…
たいよう‐しん(タイヤウ‥)【太陽神】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 太陽を神の象徴とし、信仰の対象としたもの。また、そのような神話の世界で、太陽をつかさどる神、太陽の化身としての神。バビロニアのマ…
なんど‐がみ【納戸神】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =なんど(納戸)の神[初出の実例]「納戸神とは、言うまでもなく〈略〉納戸に祭る神の意味だったが」(出典:母なるもの(1969)〈遠藤周…
か‐しん(クヮ‥)【花神】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 花をつかさどる神。また、花の精。[初出の実例]「紅裳離披として花神の魂を奪ひ」(出典:柳橋新誌(1874)〈成島柳北〉初)[その他の文献]…
か‐しん【河神】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 黄河の神。また、一般に川の神。河伯。[初出の実例]「昔者侍衛之士、轂鳴而請レ死、節義之子、穿レ地而自殉、雲鳥掩レ日、令尹以レ身祷レ…
がち‐じん(グヮチ‥)【月神】
- 精選版 日本国語大辞典
- ( 「がちじんてん(月神天)」の略 ) =がってんし(月天子)[初出の実例]「そののち、くにのうちにぬしなからんやとて、御子をまうけたまへり。日神…
まえ‐がみ(まへ‥)【前神】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 二神以上をまつった神社で、主神である神一座以外の神のこと。前。[初出の実例]「班二幣帛於諸神一〈略〉庸布一丈四尺〈前神除レ布〉」(…
ひもろぎ【神籬・胙・膰】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 古くは「ひもろき」 )① ( 神籬 ) 古代、神祭のとき、清浄の地を選んで、周囲に常磐木を植えて神座としたもの。後世、神社または臨時に…
やか‐つ‐かみ【宅神】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「つ」は「の」の意の古い格助詞 ) 家を守護する神。また、かまの神。やけのかみ。[初出の実例]「山がつの垣ねにいはふやかつかみ卯の…
ぶっ‐しん【物神】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 呪力や神秘性を持つと考えられて崇拝の対象となる物体。偶像。また、マルクスの用語として、物象化されたもの、すなわち貨幣のように、本…
みこ‐がみ【御子神】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 四国、中国でまつられる霊神。神職の死後一五年ぐらい経てまつるものともいう。
ろう‐しん(ラウ‥)【労神】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 精神を労すること。心をいためること。心配。
わごう‐じん(ワガフ‥)【和合神】
- 精選版 日本国語大辞典
- 中国の道教の一つである白蓮教でいう幸福の神。二人の立姿で、ともに蓬頭(ほうとう)で笑顔をうかべ、身に緑衣をつけ、一人は右手に棒、左手に鼓を持…
かいこがみ【蚕神】
- 改訂新版 世界大百科事典
からかみ【韓神】
- 改訂新版 世界大百科事典
財神 (ざいしん) cái shén
- 改訂新版 世界大百科事典
- 中国の財福をつかさどる神をいう。財神の正統的な神格と目される〈増福財神〉〈玄壇神〉〈五顕財神〉をはじめとして〈関帝〉〈比干〉など多種多様の…
太陽神 たいようしん sun god
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 太陽を神格化した神。ギリシア神話のヘリオス,インドのスーリヤ,メソポタミアのシャマシュなどが典型的な例。これらは宗教的にも神話的にも副次的…
神秀 じんしゅう Shen-xiu
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]大業1(606)?[没]神竜2(706).洛陽中国,隋末,唐初の僧。北宗禅の祖とされる。禅宗五祖弘忍のもとに 50歳で師事する以前に,6年の間,儒仏道三教…
神別 しんべつ
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 『新撰姓氏録』に用いられた,古代の氏族の分類の一つ。「記紀」などの神話に登場する天神地祇の子孫と称する氏族。連姓 (むらじのかばね) を賜わっ…
母神 ぼしん mother goddess
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 母性のもつ多産豊饒の力を人格化した神々。インド古来のシャクティ崇拝は,大母神による性的二元論の統一ともいうべき信仰で,永遠に生殖する女性エ…
げっしん【月神】
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ひゃくしん【百神】
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やはたのかみ【八幡神】
- 改訂新版 世界大百科事典
作神 さくがみ
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 農神,農作様ともいう。農事一般の保護神で,農民が祀る。旧2月5日餅をつく杵の音を聞いて降り,10月 15日杵の音に送られて帰る。
じんき【神亀】
- 日本の元号がわかる事典
- 日本の元号(年号)。奈良時代の724年から729年まで、聖武(しょうむ)天皇の代の元号。前元号は養老(ようろう)。次元号は天平(てんぴょう)。724年(養…