だい‐じょう(‥ヂャウ)【大定】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏の三徳の一つ。仏の禅定(ぜんじょう)で、仏の心が澄明であること。[初出の実例]「十力無畏の相は起居するにあり、大定智の相は意気にあ…
たい‐しょうぐん(‥シャウグン)【大将軍】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「だいしょうぐん」「だいじょうぐん」とも )① 全軍の指揮官。総大将。〔漢書‐蕭向伝〕② 令制で、三軍を統率する指揮官。三千人以上の…
だい‐しょうこ(‥シャウコ)【大鉦鼓】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「たいしょうこ」とも ) 雅楽の打楽器の一つ。管弦に用いる釣鉦鼓より大きく、舞楽に用いる。径四〇センチメートルほどで火焔をつけた…
だいず‐ゆ(ダイヅ‥)【大豆油】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 大豆からとれる油。圧搾法や溶剤抽出法でとり出す。半乾性油または乾性油で、食用のほか、硬化油、ボイル油に用いられる。だいずあぶら。
たい‐せい【大青】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 アブラナ科の二年草。中国原産で、日本へは享保年間(一七一六‐三六)に渡来し、栽培された。高さ六〇~九〇センチメートル。根葉は大き…
たい‐せつ【大節】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 大きな節操。重い節義。大義。[初出の実例]「袋硯用二物吉一江秀才之許遣レ召可レ給。文道之大事人之大節也」(出典:明衡往来(11C中…
だい‐せんせい【大先生】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 すぐれた先生。その道の権威者。他人をひやかす時に用いることもある。[初出の実例]「生花では大先生(ダイセンセイ)だの」(出典:滑稽本…
たい‐そう(‥サウ)【大棗】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 干したナツメの実。薬用にする。② 大きなナツメ。[初出の実例]「淑景舎の御おととの三の君、あやまりたることはなけれど、大さうにぞ似…
たい‐そう【大簇・太簇】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 中国音楽十二律の第三律。日本十二律の平調(ひょうじょう)に相当する。〔礼記‐月令〕② 陰暦一月の異称。たいぞく。[初出の実例]「委細略…
だいちょう‐じ(ダイチャウ‥)【大長寺】
- 精選版 日本国語大辞典
- 大阪市都島区東野田町にあった浄土宗の寺。網島の東端にあり、小春、治兵衛が心中した所として有名。
だい‐てんぐ【大天狗】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 大きな天狗。また、位の高い天狗。[初出の実例]「愛宕、高雄の大天狗(ダイテング)などが」(出典:金刀比羅本保元(1220頃か)下)② 非常…
たいとう‐もの(タイタウ‥)【大唐物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 昔、中国から移入・輸入された品物をいった語。転じて、外国物産一般をもいう。とうぶつ。〔ロドリゲス日本大文典(1604‐08)〕
だい‐とうあ【大東亜】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 アジアの東部「東亜」を誇張していう語。[初出の実例]「旅」(出典:旅‐昭和一八年(1943)終刊号・)
たい‐な【大儺】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「儺」は疫鬼を追い払うこと )① 大々的に疫鬼を追い払うこと。[初出の実例]「天下諸国疫疾、百姓多死、始作二土牛一大儺」(出典:続日…
だい‐なん【大灘】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 はるかな沖合。外洋。
だい‐にほん【大日本】
- 精選版 日本国語大辞典
- =だいにっぽんこく(大日本国)
だい‐ばんじゃく【大磐石・大盤石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 非常に大きな岩。[初出の実例]「大海の水を忉利天にけあげて、大磐石をなげてをめきたるとき」(出典:九冊本宝物集(1179頃)八)[その他…
だい‐びゃくえ【大白衣】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 「だいびゃくえほう(大白衣法)」の略。[ 2 ] 「だいびゃくえかんのん(大白衣観音)」の略。[初出の実例]「葉衣白衣同異如何。述…
たい‐びょう(‥ベウ)【大廟】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 君主の祖先の霊をまつったみたまや。宗廟。[初出の実例]「勅、近江崇福寺者、天智天皇之創建也。〈略〉况乎本願天皇、朕之遠祖大廟…
だい‐ぶぶん【大部分】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 半分以上の部分。大きな部分。ほとんど全部。大部。[初出の実例]「我国全艦隊の大部分(ダイブブン)は此軍港に集合して」(出典:別…
たい‐へい【大幣】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 践祚大嘗祭にあたり、伊勢神宮以下一定の神社に奉る幣帛。大奉幣。おおみてぐら。[初出の実例]「在二山背国乙訓郡一火雷神。毎レ旱祈レ…
たい‐へん【大編・大篇】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 詩歌・文章の、編章の長く雄大なもの。大作。雄編。〔易林本節用集(1597)〕[初出の実例]「尾崎兄は地租改正の議に関し大篇を結撰するの…
だい‐ほうえ(‥ホフヱ)【大法会】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 大規模な法会。大会(だいえ)。[初出の実例]「次の巻に、女だいきゃうの有様、大ほうゑのことはあめりき」(出典:宇津保物語(970‐999頃)…
だい‐ほうし(‥ホフシ)【大法師】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 法師のうち、特にすぐれた者を尊んでいう称。[初出の実例]「故沙門狛の大法師福亮。恵雲〈略〉恵隣を以ては、而十の師とす」(出典:日本…
だい‐ぼん【大犯】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「ぼん」は「犯」の呉音。「たいぼん」とも ) 中世において、特に重大と考えられた犯罪。殺人、放火、盗みが代表的なもので、大犯三箇…
だい‐まなこ【大眼】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 一二月と二月の八日に家々を訪れるという一つ目の怪物。東日本の各地でいう。
だい‐まんだら【大曼荼羅】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。① 四種曼荼羅の一つ。五大から成る仏菩薩の姿を、五大の色(地=黄色、水=白色、火=赤色、風=黒色、空=青色)で極彩色にえがいた曼…
たい‐む【大霧】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 深く立ちこめた霧。濃霧。[初出の実例]「大霧四塞し咫尺を弁ぜざる事凡一月に及ぶと云ふ」(出典:西洋聞見録(1869‐71)〈村田文夫〉後)[…
たい‐ゆう(‥イウ)【大猷】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「猷」は、はかりごと、道の意 ) 大きな道。大きなはかりごと。[初出の実例]「彝倫抄之為レ作也叨以二世俗之俚語一、膚説二綱常之大猷…
だい‐りょう(‥リャウ)【大両】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 令制で、重さの単位。小両三両を大両一両とする。小両はいわゆる両で、二四銖を小一両とする。一文目(三・七五グラム)は唐の開元通宝一…
たい‐ろく【大祿】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 たくさんの祿高。多くの知行。多額の俸祿。高祿。[初出の実例]「大祿(たいロク)を与へ、高官を授け給ひしかば」(出典:太平記(14C後…
大念仏 (通称) だいねんぶつ
- 歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典
- 歌舞伎・浄瑠璃の外題。元の外題けいせい壬生大念仏初演元禄15.1(京・古今座)
大望月 (別題) おおもちずき
- 歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典
- 歌舞伎・浄瑠璃の外題。元の外題望月初演明治15.6(東京・新富座)
ヤコブ(大)
- 小学館 和伊中辞典 2版
- 〘聖書〙Gia̱como il Maggiore(男)(十二使徒の1人,ゼベダイの息子)
だいかいてん 大回転
- 小学館 和伊中辞典 2版
- (アルペン競技の)ṣlalom(男)[無変]gigante
だいじょうだん 大上段
- 小学館 和伊中辞典 2版
- ¶刀を大上段に構える|tenere la spada alzata sulla pro̱pria testa ¶彼は「君に批評が書けるのか」と大上段に構えて言った.|“Sai scri…
だいじょうみゃく 大静脈
- 小学館 和伊中辞典 2版
- 〘解〙vena(女) cava
だいしんさい 大震災
- 小学館 和伊中辞典 2版
- ¶関東大震災|Grande Terremoto del Kanto (◆1 settembre 1923)
だいぶぶん 大部分
- 小学館 和伊中辞典 2版
- la maggio̱r parte(女),gran parte(女) ¶仕事は大部分できあがった.|La maggio̱r parte del lavoro è concluṣa. ¶大部分の学生が旅…
だいほうえ 大法会
- 小学館 和伊中辞典 2版
- ¶大法会を営む|celebrare un grande rito commemorativo buddista
大警視 だいけいし
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 旧東京警視庁および警視局におかれた官職。 1874年1月 15日旧東京警視庁創設とともに,警視長のもとで,小警視,警部,巡査を総摂し,警視長長期不在…
大斎 たいさい jejunium; fast
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- キリスト教用語。特にカトリックにおいて小斎に対していわれる。小斎が肉食を断つのに対して大斎は完全な断食をいう。ただし現在では緩和されて1日1…
大進化 だいしんか macroevolution
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 生物進化の過程で,種や属内の変化にとどまらず,科や目のような分類学上でも大きな群の特徴が変化するような進化をさす。属,種の変化による小進化…
大総統 だいそうとう da-zong-tong; ta-tsung-t`ung
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 中国,辛亥革命後,中華民国に設けられた元首の名称。大総統は,袁世凱時代を除いて議院内閣制のもとに制定され,それほど強大な権限をもつものでは…
大渡河 だいとが
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
大拍子 だいびょうし
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 日本の楽器の一種。神楽の囃子に用いられ,かん高い音色をもつ膜鳴楽器。細長い黒塗りの胴の両面に直径約 25cmの鉄の輪に張った皮を当て,赤い調緒 (…
大谷川 だいやがわ
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 栃木県の中西部を東流する鬼怒川の支流。全長 29.9km。中禅寺湖に発するが,中禅寺湖から華厳滝までは大尻川,滝から下流を大谷川という。急流をなし…
カトー(大) Marcus Porcius Cato Censorius
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 前234〜前149共和政ローマ期の政治家・文人第2回ポエニ戦争(ハンニバル戦争)に参加。のちコンスル・監察官などを歴任。ローマの質実剛健な伝統的…
ピット(大) William Pitt
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 1708〜78イギリスの政治家1735年下院議員となり,56年に入閣。反ウォルポール陣営の闘士として頭角を現す。その間,七年戦争でフランスに対抗し,新…
大宛 だいえん
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 中央アジアの南東部,シル川上流のフェルガナ(Fergana)地方を漢代の中国人が呼んだ名称前漢の武帝のとき張騫 (ちようけん) によって知られ,李広利…