むげん‐だい【無限大】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① ( 形動 ) 限りなく大きいこと。大きさが限りないこと。また、そのさま。[初出の実例]「自然の景象が無限大(ムゲンダイ)の感を養ひ来るに…
ふう‐だい【風大】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「大」は一切の物質に遍満する、それら物質の拠り所の意 ) 仏語。一般には地、水、火とともに説かれる四大の一つ。密教では五大、六大…
たん‐だい【胆大】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 胆が大きいこと。胆力が大きいこと。大胆。豪胆。〔朱子語類〕
たい‐り【大吏】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 地位の高い官吏。大官。高官。[初出の実例]「牛董(ニウトン)は貨幣局の大吏となりて」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉九)[そ…
たい‐ろう【大楼】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 大きな楼閣。〔日葡辞書(1603‐04)〕② 鎌倉時代、六波羅探題の獄舎をいう。〔長福寺文書‐永仁六年(1298)八月日・某申状〕
だい‐ろん【大論】
- 精選版 日本国語大辞典
- 「だいちどろん(大智度論)」の略。[初出の実例]「昔の忍辱仙人と云は今の尺迦如来也。大論に見たり」(出典:観智院本三宝絵(984)上)
だい‐あじゃり【大阿闍梨】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。密教で、灌頂(かんじょう)教授阿闍梨に対して授法の阿闍梨をいう。また、両部曼荼羅の諸尊を供養する法会の導師にもいう。だいあざ…
たい‐いん【大飲】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 大いに酒を飲むこと。酒を過ごすこと。[初出の実例]「大飲大食之窮者、若拝二将軍之顕要一者、永不レ可レ有二官職之興一」(出典:玉葉和…
たい‐えき【大疫】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 広い範囲、また、多くの人にひろがった流行病。[初出の実例]「天下大疫、死亡不レ少」(出典:類聚国史‐一七三・疾病・弘仁一四年(823)…
だい‐おうじょう(‥ワウジャウ)【大往生】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 臨終に際して苦痛や心の乱れがない、安らかな死。少しの苦しみもない往生。また、立派な死にかた。[初出の実例]「八十余にしてだいわうじ…
たい‐か(‥クヮ)【大禍】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 大きな災害。大きなわざわい。[初出の実例]「至二於当世一、上下悖戻、東西抗衡。而起二大禍一」(出典:碧山日録‐応仁二年(1468)一〇…
たい‐かい(‥クヮイ)【大塊】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 大きなかたまり。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕② 大地。地球。また、造物主。[初出の実例]「大塊何以験諸、青蘋乍動」(出典:菅家文草(…
だい‐かほう(‥クヮホウ)【大果報】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 大変な幸せ。きわめて巡り合わせのよいこと。[初出の実例]「かくのごとき大果報(タイクヮホウ)、種々の性相の義をば」(出典:妙一本仮名…
たい‐かん(‥クヮン)【大喚】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 大声で叫ぶこと。〔宋書‐孔琳之〕
だい‐きゅう(‥キフ)【大急】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 非常に急ぐこと。おおいそぎ。至急。〔戦国策‐韓策・襄王〕
たい‐きょ【大車】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「きょ」は「車」の漢音。「たいぎょ」とも ) =たいしゃ(大車)①〔文明本節用集(室町中)〕
だい‐きらい(‥きらひ)【大嫌】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 形容動詞ナリ活用 〙 非常にきらうさま。特に遊里の女がよく用いたことば。[初出の実例]「『またいな、大きらひ』『その大(タイ)きらひもちと直さ…
だい‐ぐうじ【大宮司】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「だいくうじ」とも )① 明治以前、伊勢・宇佐・熱田・鹿島・香取・阿蘇・香椎・宗像(むなかた)などの神宮・神社の長官。だいぐじ。[初…
たい‐げん【大弦・大絃】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 琴、琵琶などの太い弦(いと)。また、その音。[初出の実例]「大絃は嘈々として、急雨(むらさめ)のごとし」(出典:謡曲・経政(1488頃))[…
だい‐けんもつ【大監物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 令制で中務(なかつかさ)省の職員。監物のうちで上位のもの。大蔵省、内蔵寮などの倉の鍵を管理する責任者。従五位下相当で、定員二名。お…
たい‐こ【大湖】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 大きい湖水。[初出の実例]「水国追レ涼到、乗レ舟泛二大湖一」(出典:文華秀麗集(818)上・夏日臨泛大湖〈嵯峨天皇〉)「海泉川湖〈略〉…
たい‐こ【大賈】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 手広くあきなっている大きな商人。富裕な商人。豪商。[初出の実例]「富商大賈は其主の分斉ほどに船の大なるをもつぞ」(出典:史記抄(147…
たい‐こう(‥カウ)【大孝】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 非常に孝行であること。至孝。[初出の実例]「小孝用力、大孝不匱」(出典:三教指帰(797頃)下)[その他の文献]〔中庸〕
たい‐こう(‥クヮウ)【大皇】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 おおきみ。帝。皇帝。[初出の実例]「大皇歳久廃二良辰一、聖主初臨元已新」(出典:田氏家集(892頃)下・三月三日侍於雅院賜侍臣曲水之飲…
たい‐こう(‥カウ)【大熕】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 大砲。おおづつ。[初出の実例]「彼の最も後の戦に就て見るに、其時大熕を用ふる事猶未開けず、是故に其術甚だ不熟なり」(出典:日本風俗…
だい‐こうどう【大講堂】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙[ 一 ] ( :コウダウ ) 寺院にある大きな講堂。[初出の実例]「八間四面の大講堂〈略〉忽に煙となるこそかなしけれ」(出典:平家物語…
だいこく‐ねずみ【大黒鼠】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ヨーロッパ産ドブネズミの飼育変種。体長約二〇センチメートル。多くは全身白色で、虹彩は赤い。医学の実験用または愛玩用にされる。しろ…
だい‐ごんげん【大権現】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。仏菩薩が衆生を救うために、仮の姿をとって現われたものを尊んでいう。大権。[初出の実例]「帰命頂礼大権現、今日より我等を捨てず…
たい‐さく【大策】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 大きな策略。国家のためのはかりごと。〔布令字弁(1868‐72)〕[初出の実例]「必勝の大策(タイサク)相立候やう」(出典:近世紀聞(1875‐8…
だい‐しば【大司馬】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 中国古代の官名。周代、六官の一つで夏官の長。軍事や運輸をつかさどる。漢代には、大司徒・大司空と共に三公に列せられ、中央政府の最高…
だいしょう‐いり(ダイセウ‥)【大小入】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 歌舞伎の下座音楽の一つ。大鼓(おおつづみ)・小鼓(こつづみ)の音を入れるもの。[初出の実例]「大小入り三味線の鳴物をかり、花々敷(はな…
だい‐じょう【大判官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 令制の第三等官である判官の定員が複数の場合、その上位者の称。官司によって字が異なる。「職員令」によれば、大祐(神祇官)、大丞(省…
たいせつ‐ざん【大雪山】
- 精選版 日本国語大辞典
- ( 「だいせつざん」とも )[ 一 ] 北海道中央部、上川支庁にある火山群。中央部のカルデラ御鉢平(おはちだいら)を中心に、北海道最高峰の旭岳(二二九…
だい‐ぜんてい【大前提】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 論理学で、三段論法の二つの前提のうち大概念を含む方の前提。ふつう三段論法の最初に置かれる。→小前提。〔哲学字彙(1881)〕② 絶対の…
たい‐そ【大租】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 令制前に、各国に蓄積されていた田租。その管理徴収権は中央官司の税司主鎰にあり、国司にはなかったが、大宝元年(七〇一)大宝令の施行…
だい‐だげき【大打撃】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 大きな損害、損失。また、精神的な大きな痛手。[初出の実例]「少女の死は僕に取ての大打撃(ダイダゲキ)」(出典:牛肉と馬鈴薯(1901)〈…
だい‐ちゅう【大忠】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① ( 「たいちゅう」とも ) 大きくてこの上もない忠義。[初出の実例]「我身には大忠ありしかどもかかる歎きあり」(出典:日蓮遺文‐妙法比丘…
たい‐ちょう(‥チャウ)【大庁】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 大政所(おおまんどころ)の異称。[初出の実例]「其国にとどめさせ給へとて、大庁を下し給ひしによって、やがて都に登り給ひぬ」(出典:藩…
だい‐と【大都】
- 精選版 日本国語大辞典
- ( 「たいと」とも )[ 1 ] 〘 名詞 〙 大きな都。大都会。[初出の実例]「憶昔豪遊隘二大都一、老知畎畝是良図」(出典:六如庵詩鈔‐二編(1797)一・柏…
だいどう‐しん(ダイダウ‥)【大道心】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。無上菩提を求める心、またはその人。摩訶薩。[初出の実例]「穢土を厭ひ浄土を願はんと、深く思ひ入れ給ひける社、実の大道心と覚え…
だいどう‐なか(ダイダウ‥)【大道中】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 大通りの中。人目の多いみちなか。[初出の実例]「麦つくや大道中の大月夜」(出典:俳諧・八番日記‐文政四年(1821)五月)
だい‐どうし(‥ダウシ)【大導師】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 法会の主僧の上位。導師の上位の僧。大度師。[初出の実例]「座主御朝拝式 先大導師参儲御堂、堂達所司行事」(出典:醍醐寺雑事記‐一〇・…
だい‐ないき【大内記】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 令制で、中務省に属して詔勅をつくり、御所の記録のことをつかさどった大、中、少内記六人のうち、上位二名の職名。正六位上相当官。だい…
だい‐にっぽん【大日本】
- 精選版 日本国語大辞典
- =だいにっぽんこく(大日本国)[初出の実例]「いはんや大日本一番の大仏の御供養に」(出典:御伽草子・大仏供養物語(室町時代物語集所収)(室町末…
だい‐ねつ【大熱】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 病気などで非常に高くなった体温。高熱。[初出の実例]「大熱或は時令熱せば、石膏」(出典:全九集(1566頃)三)② 非常に厳しい暑さ。炎…
だいねんぶつ‐しゅう【大念仏宗】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 浄土宗の一宗。融通念仏宗の別称。日本十三宗の一つ。良忍(聖応大師)を宗祖とし、大念仏寺を総本山とする。大念仏派。大念仏。
だい‐はっかい(‥ハックヮイ)【大発会】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 取引市場で、新年最初の立会(たちあい)。初立会。⇔大納会。〔現代術語辞典(1931)〕
たい‐はん【大範】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 判断や行為のよりどころとなる大きな基準。[初出の実例]「万世 君臣の大範終に踰ゆ可らざるが故なり」(出典:新聞雑誌‐四〇号付録・明治…
だい‐びょうし(‥ビャウシ)【大拍子】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 里神楽に用いる太鼓の一種。② 歌舞伎の下座音楽で用いる、神楽の小鼓を大きくした形の楽器。また、それを用いた囃子(はやし)の称。ふつ…
だい‐へいげん【大平原】
- 精選版 日本国語大辞典
- アメリカ合衆国中部にひろがるグレートプレーンズ(Great Plains)の訳名。