ポリス
- 百科事典マイペディア
- 古代ギリシアの都市国家。polisは本来外敵が侵入した際に避難し防御するための丘(アクロポリス)を意味した。前8世紀ころ集住(シュノイキスモス)…
アクロポリス美術館 あくろぽりすびじゅつかん Acropolis Museum
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ギリシアの代表的美術館の一つ。アテネのアクロポリスの南東隅に、遺跡の景観を損なわぬように低く建てられている。創建は1878年で、第二次世界大戦…
プロピライア(Propylaia/Προπύλαια)
- デジタル大辞泉
- ギリシャの首都アテネ、アクロポリスの入口にある建物。「前門」を意味し、パルテノン神殿がある聖域への入口に位置する。紀元前5世紀に建築家ムネシ…
アテナ
- 百科事典マイペディア
- ギリシア神話の代表的女神。アテネとも。ローマのミネルウァに当たる。知恵,戦争,学芸,工芸をつかさどる処女神。アテナイ(アテネ)の守護神で,…
クリティオスとネシオテス Kritios kai Nēsiōtēs
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ギリシアの2人の彫刻家。前 477年共同して第2の『僭主殺害者ハルモディオスとアリストゲイトン』の青銅群像を制作。そのローマ時代の大理石の模刻が…
アクロポリス(〈ギリシャ〉akropolis)
- デジタル大辞泉
- 《高い町の意》古代ギリシャの都市国家の中心部となる丘。守護神の神殿が設けられ、緊急の際には避難所や要塞ともなった。特にアテネのものが有名。
アテナ・ニケ神殿 アテナ・ニケしんでん Athena Nike
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ギリシア,アテネのアクロポリスに建つプロステュロス (全面前柱式) の小神殿。カリクラテスの作と伝えられ,イオニア式の柱頭をもつ。紀元前5世紀後…
アクロポリス Akropolis
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 古代ギリシアのポリスの中心となる城山ギリシア語で「高所」「頂上」などの意。ポリスの神を祭る神殿が設けられ,神事・軍事などに関するポリスの重…
アテネ(Athina/〈ラテン〉Athenae)
- デジタル大辞泉
- ギリシャ共和国の首都。アッティカ半島の西側にある。前8世紀ごろ都市国家を形成、古代ギリシャ文化の中心地。パルテノン神殿などの古代遺跡が残るア…
アクロポリス akropolis
- 改訂新版 世界大百科事典
- 古代ギリシア都市(ポリス)の中核の丘。自然の丘を防壁で固め,その中に都市の守護神などの神殿を建ててある。非常時には最後の根拠地となるが,全…
アクロポリス akropolis
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- ギリシア語で「城山」の意。著名なアテネのアクロポリスは,平地内の孤立した丘で,ミケーネ時代には,ここに城砦を設けた王が周辺の住民を支配し,…
エウメネス2世 エウメネスにせい Eumenēs II
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]前160/前159ペルガモン王 (在位前 197~160/59) 。アッタロス1世の子。ローマと親交を結んでシリアと戦い,領土を拡大。学問芸術を保護して…
キュロン Kylōn
- 改訂新版 世界大百科事典
- アテナイの貴族。生没年不詳。前640年オリュンピア競技で2種目に優勝。隣国メガラの僭主テアゲネスの娘をめとり,岳父や仲間に支援されてアテナイの…
メガラ Megara
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- コリント地峡にのぞむ古代ギリシアの都市。サロニカ湾岸に良港を備え,またペロポネソスと中部ギリシアの連絡地点としても重要性をもった。初期の住…
エレクティオン Erekhtheion
- 旺文社世界史事典 三訂版
- ギリシア中部,アテネのアクロポリスの丘にある神殿前421〜前407年に建設されたイオニア式建築の代表作。アテナポリアス・ポセイドン・エレクテウス…
アンテノール Antēnōr
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 前6世紀末から前5世紀初めに活躍したギリシアの彫刻家。『僭主殺害者ハルモディオスとアリストゲイトン』の最初の青銅群像の作者として知られる。現…
キモン
- 百科事典マイペディア
- アテナイの政治家,軍人。ミルティアデスの子。デロス同盟結成時にアリステイデスを助け,彼の死後,貴族派の指導者。前450年アテナイ・スパルタ間の…
パルテノン
- 精選版 日本国語大辞典
- ( Parthenon ) ギリシア、アテネのアクロポリスに建つ神殿。紀元前四四七年頃から前四三八年頃にかけて、彫刻家フェイディアスの指揮のもとに、イク…
ジンバブエ(遺跡) じんばぶえ Zimbabwe
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 南アフリカ、ジンバブエ国の南部にある石造建築群で著名な遺跡。1986年に世界遺産の文化遺産として登録されている(世界文化遺産)。高さ10メートル…
テミストクレス
- 百科事典マイペディア
- 古代アテナイの政治家,将軍。前483年政敵アリステイデスを陶片追放(オストラキスモス)にあわせ,ラウレイオン銀山の資金をもってペイライエウス港…
パルテノン Parthenon
- 旺文社世界史事典 三訂版
- ギリシア中部,アテネのアクロポリス上に建つアテナ女神の神殿ペリクレスの時代,デロス同盟の資金を財源とし,建築家イクティノスの設計と,フェイ…
キュロン Kylōn
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 前7世紀頃のギリシア,アテネの貴族。妻の父でメガラの僭主テアゲネスの援助により,アテネの僭主になろうと反乱を起し,アクロポリスを占領したが失…
アレオパゴス会議【アレオパゴスかいぎ】
- 百科事典マイペディア
- 古代アテナイでローマの元老院に相当する会議。名称は議場がアクロポリス西方のアレオパゴス(アレスの丘Areios pagos)にあったことに由来。アルコ…
フィロパポス‐の‐おか〔‐をか〕【フィロパポスの丘】
- デジタル大辞泉
- 《Filopappou/Φιλοπάππου》ギリシャの首都アテネにある丘の一つ。標高147メートル。アクロポリスの南西に位置し、2世紀頃にアテネの貢献した古代ロ…
エレクテイオン
- 百科事典マイペディア
- アテネのアクロポリスにある神殿。前5世紀末完成のイオニア式建築の代表作で,かつてはアテナの神像が安置されていた。敷地の地盤に3mに及ぶ高低差…
コパン
- 百科事典マイペディア
- ホンジュラス西部にあるマヤの都市遺跡。4世紀から9世紀に最も栄えたとみられる。中心部はピラミッドと神殿を含む〈アクロポリス〉と五つの広場か…
カリクラテス Kallikratēs
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ギリシア古典期の建築家。活躍期は前5世紀。ギリシア本土最大のドーリス式神殿パルテノンの造営にあたって,フェイディアスのもとに,イクティノスを…
アルカメネス Alkamenēs
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ギリシアの彫刻家。前5世紀後半にアテネで制作に従事した。フェイディアスの好敵手かつ弟子の一人。パルテノンの彫刻を制作したと伝えられる。代表作…
デロス‐どうめい【デロス同盟】
- 精選版 日本国語大辞典
- アテナイを盟主とする対ペルシア海上同盟。紀元前四七七年、ペルシア戦争後に結成。同盟諸市は艦隊または資金を提出、それをデロス島に保管した。前…
ペルガ(Perga)
- デジタル大辞泉
- 小アジアにあった古代都市。トルコ語名ペルゲ。現在のトルコ南西部の都市アンタリヤの東約15キロメートル、アクス川沿いに位置する。古代ローマ帝国…
ネクロポリス nekropolis
- 改訂新版 世界大百科事典
- 〈死者の街〉を意味するギリシア語。古典考古学では,多数の墓によって形成された古代の墓地を指す。ギリシア都市,ローマ都市,およびその文化の影…
ベルガマ(Bergama)
- デジタル大辞泉
- トルコ西部の都市。紀元前3世紀から前2世紀にかけて、ペルガモン王国の首都として栄え、アクロポリスのアテナ神殿、トラヤヌス神殿、劇場のほか、ア…
アゴラ agora
- 改訂新版 世界大百科事典
- 古代ギリシア都市の中心広場。本来は市民集会を意味する語だが,集会の場所そのものを指すようになる。アクロポリスが軍事的・精神的な中心であった…
コレー korē
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 「少女」を意味するギリシア語。美術史ではギリシア・アルカイック期の少女立像をさす。前 650~480年頃に数多くのコレーが制作された。同じアルカイ…
イロドアティコス‐おんがくどう〔‐オンガクダウ〕【イロドアティコス音楽堂】
- デジタル大辞泉
- 《Odeio Irodou Attikou/Ωδείο Ηρώδου Αττικού》ギリシャの首都アテネ、アクロポリスの丘の南西麓にある野外劇場。2世紀に古代アッティカのイロド=…
ディオニュソス‐げきじょう〔‐ゲキヂヤウ〕【ディオニュソス劇場】
- デジタル大辞泉
- 《Theatro tou Dionysou/Θέατρο του Διονύσου》ギリシャの首都アテネ、アクロポリスの丘の南麓にある野外劇場。紀元前6世紀に建造、紀元前4世紀に大…
アバイ Abai; Abae
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- フォキスの北東方に位置する古代ギリシアの都市。ラテン名アバエ。アポロンの神託で有名。前 480年ペルシア戦争のとき神殿は焼かれたが,神託は存続…
パルテノン Parthenon
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- アテネの守護神アテナ・パルテノスの神殿。今日もアクロポリスにそびえ立つ。ペルシア戦争のとき破壊された旧神殿の跡に建立された。前447年に起工,…
コリントス
- 百科事典マイペディア
- ギリシア南部,ペロポネソス半島北東端の地峡部,コリントス湾奥に位置する港市。工業および商業,特に干しブドウ取引の中心。前8世紀ごろから海陸…
アテナ・レムニア Athēna Lēmnia
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- フェイディアスによって作られた女神アテナの青銅立像。前 450年頃,レムノス島に移住したアテネ人がアクロポリスの丘に奉納した像であるため,この…
スーサ Susa
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- イラン西南部にある遺跡で,三つの遺丘からなる。1897年以来フランス調査隊により発掘されている。アクロポリスから先史時代の彩文土器やエラムの絵…
カリクラテス かりくらてす Kallikrates
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 生没年不詳。紀元前5世紀にアテネで活躍したギリシアの建築家。初め、アテネとピレウスを結ぶ城塁ならびにアクロポリスの城壁改修工事に携わった。ペ…
カリクラテス Kallikratēs
- 改訂新版 世界大百科事典
- 前5世紀のギリシアの建築家。生没年不詳。イクティノスとともにパルテノンの建築家として知られ,アクロポリス上のアテナ・ニケ神殿を設計。これはイ…
丘上都市 (きゅうじょうとし) hill town town of acropolis site
- 改訂新版 世界大百科事典
- 主として外敵の攻撃を防御するため,丘陵上に建設された都市で,ふつう2種類に分けられる。第1は〈アクロポリス位置の都市〉と呼ばれ,アテネのアク…
寺坂公雄 (てらさか-ただお)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- 1933- 昭和後期-平成時代の洋画家。昭和8年9月6日生まれ。昭和29年「画室の隅」が光風会展初入選。同年「室内」が日展初入選。昭和63-平成11年山梨…
クレシラス くれしらす Kresilas
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 生没年不詳。古代ギリシアの彫刻家。クレタ島のキュドニア出身で、紀元前5世紀中ごろにアテネで活躍した。代表作に『ペリクレス像』(ローマ時代模刻…
ニケ Nikē
- 改訂新版 世界大百科事典
- ギリシア神話で,〈勝利〉を擬人化した女神。ローマ神話ではウィクトリア。しばしば戦の女神アテナにつき従う。神殿では,アテナイ(アテネ)のアク…
イクティノス Iktinos
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ペリクレス時代 (前5世紀) にアテネで活躍したギリシアの建築家。アクロポリスのパルテノンの設計者として知られる。カリクラテスとともに設計したと…
カラマタ Kalamáta
- 改訂新版 世界大百科事典
- ギリシア南端,ペロポネソス半島南部の港町。公式名はカラメKalámai。人口4万3000(1981)。この町から積み出されるオリーブは特に質が良いので有名…
プラカ(Plaka/Πλακα)
- デジタル大辞泉
- ギリシャの首都アテネの中心部の一地区。アクロポリスの丘の北東部に広がる。19世紀頃の古い街並みが残されており、庶民的な食堂や食料品店のほか、…