「アッバース朝の滅亡」の検索結果

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アッバース‐ちょう(‥テウ)【アッバース朝】

精選版 日本国語大辞典
( アッバースは[アラビア語] Abbās )[ 異表記 ] アッバス朝 西アジアおよび北アフリカを支配したイスラムの王朝。七五〇年マホメットの伯父アッバー…

カリフ khalīfa[アラビア],caliph[英]

山川 世界史小辞典 改訂新版
「代理人」を意味するアラビア語ハリーファの訛り。632年にムハンマドが没し,アブー・バクルがイスラーム共同体の指導者に選ばれたとき,この称号を…

ファーティマ朝 ファーティマちょう Fāṭimid

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
北アフリカとエジプトを支配したイスラム王朝 (909~1171) 。歴代カリフが預言者ムハンマドの娘ファーティマの子孫と称したことからこの名がある。 9…

イブラーヒーム・イブヌル・アグラブ Ibrāhīm ibn al-Aghlab

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]?[没]812北アフリカに興ったイスラム王朝の一つ,アグラブ朝 (800~909) の創始者 (在位 800~812) 。アッバース朝第5代カリフ,ハールーン・ア…

ワジール wazīr

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
イスラム国家の宰相,大臣を意味するアラビア語。ワジールの肩書は,アッバース朝のカリフ,アブル・アッバース (在位 750~754) のとき,アブー・サ…

ハールーン‐アッラシード(Hārūn al-Rashīd)

デジタル大辞泉
[766?~809]アッバース朝第5代のカリフ。在位786~809年。王朝の全盛期を代表する君主。領土を拡大し、学芸を奨励。「千夜一夜物語」に登場。

アッバース朝(アッバースちょう) ‘Abbās

山川 世界史小辞典 改訂新版
750~1258アラブの建設したイスラーム王朝。首都はサーマッラー遷都時代(836~892年)を除きバグダード。全カリフが,ムハンマドの叔父アッバースの子…

バグダッド(Baghdād)

デジタル大辞泉
イラク共和国の首都。チグリス川に臨む工業都市。皮革や絹・綿織物業、石油工業や商業が盛ん。762年にアッバース朝の首都となり、イスラム帝国の発展…

ウハイディルの宮殿 ウハイディルのきゅうでん Palace of Ukhaydir

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
778年にアッバース朝第2代カリフ,マンスールの甥イーサー・イブン・ムーサーがイラクのウハイディルに建てた大宮殿。アッバース朝時代のメソポタミ…

白衣大食 はくいタージー

旺文社世界史事典 三訂版
ウマイヤ朝ムスリムの中国唐・宋時代の呼称。アッバース朝は黒衣大食ともいう。

アッバース朝 アッバースちょう ‘Abbās

旺文社世界史事典 三訂版
750〜1258ウマイヤ朝を倒しイスラーム帝国を実現した王朝イベリア半島に成立した後 (こう) ウマイヤ朝(西カリフ国)に対し,東カリフ国ともいう。ア…

ザーブ川 ざーぶがわ Rūd-e Zāb

日本大百科全書(ニッポニカ)
イラン西部、アゼルバイジャン州南西部の川。全長約320キロメートル。クルディスターンの山脈に源を発し、ザーグロス山脈を横断してイラクに至り、テ…

サーマッラー

百科事典マイペディア
イラク中部,ティグリス川左岸にある古都。836年―892年アッバース朝の首都が置かれた。シーア派イマームの墓廟などがあり,シーア派の聖地でもある。…

トゥグリル=ベク Tughril Beg

旺文社世界史事典 三訂版
993ごろ〜1063セルジューク朝の創始者(在位1038〜63)セルジュークの孫。1038年ガズナ朝からニシャプールを奪い,ホラサーン全土を支配下に置いた。…

アブー・ハニーファ Abū Ḥanīfah

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]699頃. クーファ[没]767. バグダードイスラム四大法学派の一つ,ハナフィー学派の祖。クーファで法学者として活躍したが詳しい経歴は不明。アッ…

イブン・ファドラーン Ibn Fadlān

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
10世紀の旅行記の著者。経歴は不詳。 921年アッバース朝のカリフ,ムクタディルが,ボルガ河口のブルガール族の王のもとへ使節を派遣したとき随員と…

サラフシー al-Sarakhsī, Ạhmad ibn Ṭayyib

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]833[没]899ペルシア人の哲学者。キンディーに師事。アッバース朝のカリフ,ムウタミドの知遇を得て宮廷内で大きな勢力をもっていたが,哲学,天…

アブー・ハーシム Abū Hāshim

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
8世紀初頭,ウマイヤ朝下,シーア派の分派であるカイサーン派のイマーム。父は同派の始祖のムハンマド・イブヌル・ハナフィーヤ。伝説によれば,ウマ…

ラッカ(Raqqa)

デジタル大辞泉
シリア北部の都市。ユーフラテス川中流域に位置する。紀元前3世紀のセレウコス朝時代の古代都市に起源し、東ローマ帝国、ウマイヤ朝、アッバース朝の…

a・ba・sí, [a.ƀa.sí]

小学館 西和中辞典 第2版
[形] [複~es]〖史〗 アッバース王朝(750-1258)の.━[男] [女] アッバース王家の人;アッバース王朝の住民.

ウマイヤ‐ちょう(‥テウ)【ウマイヤ朝】

精選版 日本国語大辞典
( ウマイヤはUmayya ) イスラム王朝の一つ。前ウマイヤ朝(六六一‐七五〇)と後ウマイヤ朝(七五六‐一〇三一)がある。オンマヤ朝。ウマイア朝。[ 一…

イスハーク・アルマウシリー Isḥāq b.Ibrāhīm al-Mauṣilī 生没年:767-850

改訂新版 世界大百科事典
アッバース朝の音楽家,音楽学者。カリフ,ハールーン・アッラシードに寵愛されたペルシア出の宮廷音楽家イブラーヒーム・アルマウシリーの息子。音…

アブル・アッバース Abū al-Abbās, al-Saffāh

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]724頃[没]754. アンバールアッバース朝第1代のカリフ (在位 749~754) 。アッバース家の革命運動の支持者に推され,749年 11月 28日イラクのクー…

サービト・イブン・クッラ Thābit ibn Qurra

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]836頃.シリア[没]901. バグダードイスラムの数学者,医学者,哲学者。9世紀のイスラム文化の興隆に大きな貢献をした。バグダードで数学,哲学を…

スルタン sulṭān

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
権威を意味するアラビア語。 11世紀以後,イスラム王朝の君主の称号となる。ガズニー朝のマフムード (在位 998~1030) が初めて称号として用いた。セ…

カリフ caliph

旺文社世界史事典 三訂版
政治上と宗教上の権力を合わせ持つイスラームの支配者の称号ムハンマド(マホメット)の代理者・後継者の意で,アラビア語のハリーファ(khalīfa)に…

アッバース‐いっせい【アッバース一世】

精選版 日本国語大辞典
( Abbās I )[ 異表記 ] アッバス ペルシアのサファビー朝の第五代皇帝(在一五八七‐一六二九)。サファビー朝の最盛期をもたらした。アッバース大帝…

トゥールーン朝 トゥールーンちょう Ṭūlūn

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
エジプトでアッバース朝から独立した最初の王朝 (868~905) 。エジプトおよびシリアを支配。首都はフスタート。建設者はアフマド・イブン・トゥール…

クーファ(Kūfa)

デジタル大辞泉
イラク中部、カルバラー州の都市。バグダッドの南約170キロメートル、ユーフラテス川沿いに位置する。イスラム教第2代正統カリフ、ウマルにより建設…

バーバク Bābak; Pāpak

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]? アルダビール[没]838. サーマッラーイラン北西部のアゼルバイジャンに起ったマズダキズム系のホッラミー派の反乱の指導者。父はクテシフォン…

サッファール朝 サッファールちょう Ṣaffār

旺文社世界史事典 三訂版
867〜903アッバース朝のカリフから東部イランの統治を委任されたイラン人の王朝始祖は通称サッファールと呼ばれるヤークーブ=ブン=ライス。短命な…

マリク malik[アラビア]

改訂新版 世界大百科事典
〈支配者〉〈王〉を意味する語。コーランでは神あるいは異民族の王の呼称として用いられ,カリフも自らマリクを称することはなかった。しかしアッバ…

フラグ Hulagu

旺文社世界史事典 三訂版
1218〜65イル−ハン国の始祖(在位1258〜65)チンギス=ハンの孫。兄モンケ=ハン(憲宗)の命で西征し,1258年にアッバース朝の首都バグダード,つい…

ターヒル朝 たーひるちょう Tāhir

日本大百科全書(ニッポニカ)
最初のペルシア系イスラム王朝(821~873)。始祖ターヒルの祖父はアッバース革命に参加。ターヒルもアッバース朝のカリフ、マームーンに仕えて功績…

バグダード Baghdād

山川 世界史小辞典 改訂新版
イラク共和国の首都。ティグリス川にまたがり,アッバース朝第2代カリフのマンスールが,ティグリス川西岸に円城都市「平安の都」を築いたのがその起…

タラス川の戦い たらすがわのたたかい

日本大百科全書(ニッポニカ)
751年、唐軍とアッバース朝軍との間に行われた戦い。タラスalasは、『唐書』では「怛羅斯」とあり、アラビア語ではタラーズarāzと表記される川の名で…

サイイド sayyid

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
元来は「奴隷の主人」を意味するアラビア語。複数は sāda。初期イスラム時代には,アリー家に属する者がサイイドまたはシャリーフと呼ばれたが,アッ…

マーワルディー al-Māwardī 生没年:974-1058

改訂新版 世界大百科事典
シャーフィイー派の法学者,政治思想家。ペルシアのマーワルド出身。各地のカーディー(裁判官)を務めた後,バグダードに住み,アッバース朝カリフ…

アッバース‐ちょう〔‐テウ〕【アッバース朝】

デジタル大辞泉
《〈アラビア〉‘Abbās》ウマイヤ朝に続くスンニー派イスラム王朝。750年、ムハンマドの伯父アッバースの子孫アブー=アッバースがウマイヤ朝を倒し、…

トゥルーン朝 とぅるーんちょう ūlūn

日本大百科全書(ニッポニカ)
アッバース朝よりエジプトに派遣されたトルコ系軍人アフマド・イブン・トゥルーンが、868年に創始した王朝(868~905)。エジプト、シリアを支配した…

アブドゥル‐ラフマーン‐いっせい【アブドゥルラフマーン一世】

精選版 日本国語大辞典
( Abd al Rahmān I ) 後ウマイヤ朝の創始者(在位七五六‐七八八)。前ウマイヤ朝がアッバース朝に滅ぼされたため、スペインにのがれ、コルドバを首都…

アブー・ヌワース Abū Nuwās 生没年:747から762-810から813

改訂新版 世界大百科事典
アッバース朝期最大の詩人。アフワーズで生まれ,バスラで育つ。薬剤師を生業としていたが詩才が認められ,クーファ,バグダード,さらに遊牧民の間…

アブドゥル・ラフマーン(2世) あぶどぅるらふまーん ‘Abd al-Ramān Ⅱ (792―852)

日本大百科全書(ニッポニカ)
後(こう)ウマイヤ朝第4代アミール(君主)(在位822~852)。その治世中、国家は強大であり繁栄した。バグダードのアッバース朝文化を積極的に移入し…

カラーム Kalām

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
基本的には「言葉」という意味のアラビア語である。しかし,アッバース朝初期にムータジラ派の神学が出現するに及んで,この言葉が「思弁神学」を意…

ザンジの乱 ザンジのらん Zanj

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
下イラクで 869~883年に起った,黒人灌漑労働者 (ザンジ) を中心とする反乱。指導者はライ出身で,預言者と称したアリー・イブン・ムハンマド。 869…

ブワイフ朝(ブワイフちょう) Buwayh

山川 世界史小辞典 改訂新版
932~1062イラン系の軍閥政権。カスピ海の西南デイラム山地に興り,イランの各要地を分領した。その一派は946年,アッバース朝の乱れに乗じてバグダ…

ムーサー・アルカージム Mūsā al-Kāẓim

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]?[没]799イスラム教シーア派の代表的分派十二イマーム派の認める第7代イマーム (教主) 。 765年第6代イマーム,ジャーファル・アッサーディクの…

アッバース朝 あっばーすちょう

日本大百科全書(ニッポニカ)
750年から1258年まで続いた初期イスラムの王朝。ただ成立当初、西はマグリブ(マグレブ)から東はマーワラー・アンナフルまであった広大な版図は、し…

バルマク家 (バルマクけ)

改訂新版 世界大百科事典
アッバース朝初期のカリフたちに仕えて権勢をふるったイラン系の宰相家一門。バルマクBarmak家はもとはバルフ近郊のナウバハール仏教寺院の管主を代…

ジャーヒズ

百科事典マイペディア
アラブの文学者。バスラの人。解放黒人奴隷の子孫といわれ,アッバース朝の保護を受け,イスラム神学,文学,歴史,科学の諸分野に多くの業績を残し…

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