アッバース朝(アッバースちょう) ‘Abbās
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 750~1258アラブの建設したイスラーム王朝。首都はサーマッラー遷都時代(836~892年)を除きバグダード。全カリフが,ムハンマドの叔父アッバースの子…
米国の税制改革
- 共同通信ニュース用語解説
- レーガン共和党政権が推進した1981年と86年の税制改正や、ブッシュ(子)共和党政権による2001年の大型減税が代表的。レーガン政権では所得税や法人税…
イスラーム帝国(イスラームていこく)
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- ウマイヤ朝(アラブ帝国)に対する革命運動によって成立したアッバース朝の支配体制。マワーリーが官僚や政府高官を占め,軍隊の非アラブ化が進むなど…
バグダッド(Baghdād)
- デジタル大辞泉
- イラク共和国の首都。チグリス川に臨む工業都市。皮革や絹・綿織物業、石油工業や商業が盛ん。762年にアッバース朝の首都となり、イスラム帝国の発展…
ウハイディルの宮殿 ウハイディルのきゅうでん Palace of Ukhaydir
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 778年にアッバース朝第2代カリフ,マンスールの甥イーサー・イブン・ムーサーがイラクのウハイディルに建てた大宮殿。アッバース朝時代のメソポタミ…
白衣大食 はくいタージー
- 旺文社世界史事典 三訂版
- ウマイヤ朝ムスリムの中国唐・宋時代の呼称。アッバース朝は黒衣大食ともいう。
サーマーン‐ちょう〔‐テウ〕【サーマーン朝】
- デジタル大辞泉
- 《Sāmān》875年にナスル1世がアッバース朝から独立して創始したイランの王朝。中央アジアとイラン東部を支配したが、カラハン朝の侵入によって999年…
アッバース朝 アッバースちょう ‘Abbās
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 750〜1258ウマイヤ朝を倒しイスラーム帝国を実現した王朝イベリア半島に成立した後 (こう) ウマイヤ朝(西カリフ国)に対し,東カリフ国ともいう。ア…
ザーブ川 ざーぶがわ Rūd-e Zāb
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イラン西部、アゼルバイジャン州南西部の川。全長約320キロメートル。クルディスターンの山脈に源を発し、ザーグロス山脈を横断してイラクに至り、テ…
サーマッラー
- 百科事典マイペディア
- イラク中部,ティグリス川左岸にある古都。836年―892年アッバース朝の首都が置かれた。シーア派イマームの墓廟などがあり,シーア派の聖地でもある。…
トゥグリル=ベク Tughril Beg
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 993ごろ〜1063セルジューク朝の創始者(在位1038〜63)セルジュークの孫。1038年ガズナ朝からニシャプールを奪い,ホラサーン全土を支配下に置いた。…
アブー・ハニーファ Abū Ḥanīfah
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]699頃. クーファ[没]767. バグダードイスラム四大法学派の一つ,ハナフィー学派の祖。クーファで法学者として活躍したが詳しい経歴は不明。アッ…
イブン・ファドラーン Ibn Fadlān
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 10世紀の旅行記の著者。経歴は不詳。 921年アッバース朝のカリフ,ムクタディルが,ボルガ河口のブルガール族の王のもとへ使節を派遣したとき随員と…
サラフシー al-Sarakhsī, Ạhmad ibn Ṭayyib
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]833[没]899ペルシア人の哲学者。キンディーに師事。アッバース朝のカリフ,ムウタミドの知遇を得て宮廷内で大きな勢力をもっていたが,哲学,天…
アブー・ハーシム Abū Hāshim
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 8世紀初頭,ウマイヤ朝下,シーア派の分派であるカイサーン派のイマーム。父は同派の始祖のムハンマド・イブヌル・ハナフィーヤ。伝説によれば,ウマ…
カリフ かりふ caliph
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イスラム教の預言者ムハンマド(マホメット)没後の、イスラム社会の最高指導者をいう、イスラム政治学での用語。アラビア語ではハリーファkhalīfa(…
ラッカ(Raqqa)
- デジタル大辞泉
- シリア北部の都市。ユーフラテス川中流域に位置する。紀元前3世紀のセレウコス朝時代の古代都市に起源し、東ローマ帝国、ウマイヤ朝、アッバース朝の…
a・ba・sí, [a.ƀa.sí]
- 小学館 西和中辞典 第2版
- [形] [複~es]〖史〗 アッバース王朝(750-1258)の.━[男] [女] アッバース王家の人;アッバース王朝の住民.
バルマク家 (バルマクけ)
- 改訂新版 世界大百科事典
- アッバース朝初期のカリフたちに仕えて権勢をふるったイラン系の宰相家一門。バルマクBarmak家はもとはバルフ近郊のナウバハール仏教寺院の管主を代…
米政権の税制改革
- 共同通信ニュース用語解説
- トランプ米政権が目標とする年3%以上の安定的な経済成長に向けた政策。企業の海外移転防止を目的とする法人税率引き下げと、中間層の生活支援のため…
イスラム帝国 いすらむていこく Islām
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イスラム教徒が西アジアを中心に建設した大帝国。中世ヨーロッパではサラセン帝国とよんだ。632年預言者ムハンマド(マホメット)の死の翌日、メディ…
イスハーク・アルマウシリー Isḥāq b.Ibrāhīm al-Mauṣilī 生没年:767-850
- 改訂新版 世界大百科事典
- アッバース朝の音楽家,音楽学者。カリフ,ハールーン・アッラシードに寵愛されたペルシア出の宮廷音楽家イブラーヒーム・アルマウシリーの息子。音…
アブル・アッバース Abū al-Abbās, al-Saffāh
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]724頃[没]754. アンバールアッバース朝第1代のカリフ (在位 749~754) 。アッバース家の革命運動の支持者に推され,749年 11月 28日イラクのクー…
サービト・イブン・クッラ Thābit ibn Qurra
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]836頃.シリア[没]901. バグダードイスラムの数学者,医学者,哲学者。9世紀のイスラム文化の興隆に大きな貢献をした。バグダードで数学,哲学を…
スルタン sulṭān
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 権威を意味するアラビア語。 11世紀以後,イスラム王朝の君主の称号となる。ガズニー朝のマフムード (在位 998~1030) が初めて称号として用いた。セ…
カリフ caliph
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 政治上と宗教上の権力を合わせ持つイスラームの支配者の称号ムハンマド(マホメット)の代理者・後継者の意で,アラビア語のハリーファ(khalīfa)に…
アッバース‐いっせい【アッバース一世】
- 精選版 日本国語大辞典
- ( Abbās I )[ 異表記 ] アッバス ペルシアのサファビー朝の第五代皇帝(在一五八七‐一六二九)。サファビー朝の最盛期をもたらした。アッバース大帝…
トゥールーン朝 トゥールーンちょう Ṭūlūn
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- エジプトでアッバース朝から独立した最初の王朝 (868~905) 。エジプトおよびシリアを支配。首都はフスタート。建設者はアフマド・イブン・トゥール…
クーファ(Kūfa)
- デジタル大辞泉
- イラク中部、カルバラー州の都市。バグダッドの南約170キロメートル、ユーフラテス川沿いに位置する。イスラム教第2代正統カリフ、ウマルにより建設…
バーバク Bābak; Pāpak
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]? アルダビール[没]838. サーマッラーイラン北西部のアゼルバイジャンに起ったマズダキズム系のホッラミー派の反乱の指導者。父はクテシフォン…
米政権の税制改革案
- 共同通信ニュース用語解説
- 年3%以上の安定的な経済成長に向けた政策の柱で、ムニューシン財務長官らが4月下旬に概要を発表した。企業の海外移転を防ぐため、主要国で最高水準…
サッファール朝 サッファールちょう Ṣaffār
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 867〜903アッバース朝のカリフから東部イランの統治を委任されたイラン人の王朝始祖は通称サッファールと呼ばれるヤークーブ=ブン=ライス。短命な…
マリク malik[アラビア]
- 改訂新版 世界大百科事典
- 〈支配者〉〈王〉を意味する語。コーランでは神あるいは異民族の王の呼称として用いられ,カリフも自らマリクを称することはなかった。しかしアッバ…
アブドゥル・ラフマーン1世 アブドゥル・ラフマーンいっせい `Abd al-Rahmān I
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]731. ダマスカス[没]788.9. コルドバイベリア半島の後ウマイヤ朝の創始者 (在位 756~788) 。ウマイヤ朝第 10代カリフ,ヒシャームの孫。ウマイ…
フラグ Hulagu
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 1218〜65イル−ハン国の始祖(在位1258〜65)チンギス=ハンの孫。兄モンケ=ハン(憲宗)の命で西征し,1258年にアッバース朝の首都バグダード,つい…
バグダード Baghdād
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- イラク共和国の首都。ティグリス川にまたがり,アッバース朝第2代カリフのマンスールが,ティグリス川西岸に円城都市「平安の都」を築いたのがその起…
タラス川の戦い たらすがわのたたかい
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 751年、唐軍とアッバース朝軍との間に行われた戦い。タラスalasは、『唐書』では「怛羅斯」とあり、アラビア語ではタラーズarāzと表記される川の名で…
サイイド sayyid
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 元来は「奴隷の主人」を意味するアラビア語。複数は sāda。初期イスラム時代には,アリー家に属する者がサイイドまたはシャリーフと呼ばれたが,アッ…
マーワルディー al-Māwardī 生没年:974-1058
- 改訂新版 世界大百科事典
- シャーフィイー派の法学者,政治思想家。ペルシアのマーワルド出身。各地のカーディー(裁判官)を務めた後,バグダードに住み,アッバース朝カリフ…
アッバース‐ちょう〔‐テウ〕【アッバース朝】
- デジタル大辞泉
- 《〈アラビア〉‘Abbās》ウマイヤ朝に続くスンニー派イスラム王朝。750年、ムハンマドの伯父アッバースの子孫アブー=アッバースがウマイヤ朝を倒し、…
トゥルーン朝 とぅるーんちょう ūlūn
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アッバース朝よりエジプトに派遣されたトルコ系軍人アフマド・イブン・トゥルーンが、868年に創始した王朝(868~905)。エジプト、シリアを支配した…
アブドゥル‐ラフマーン‐いっせい【アブドゥルラフマーン一世】
- 精選版 日本国語大辞典
- ( Abd al Rahmān I ) 後ウマイヤ朝の創始者(在位七五六‐七八八)。前ウマイヤ朝がアッバース朝に滅ぼされたため、スペインにのがれ、コルドバを首都…
アブー・ヌワース Abū Nuwās 生没年:747から762-810から813
- 改訂新版 世界大百科事典
- アッバース朝期最大の詩人。アフワーズで生まれ,バスラで育つ。薬剤師を生業としていたが詩才が認められ,クーファ,バグダード,さらに遊牧民の間…
アブドゥル・ラフマーン(2世) あぶどぅるらふまーん ‘Abd al-Ramān Ⅱ (792―852)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 後(こう)ウマイヤ朝第4代アミール(君主)(在位822~852)。その治世中、国家は強大であり繁栄した。バグダードのアッバース朝文化を積極的に移入し…
カラーム Kalām
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 基本的には「言葉」という意味のアラビア語である。しかし,アッバース朝初期にムータジラ派の神学が出現するに及んで,この言葉が「思弁神学」を意…
ザンジの乱 ザンジのらん Zanj
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 下イラクで 869~883年に起った,黒人灌漑労働者 (ザンジ) を中心とする反乱。指導者はライ出身で,預言者と称したアリー・イブン・ムハンマド。 869…
ブワイフ朝(ブワイフちょう) Buwayh
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 932~1062イラン系の軍閥政権。カスピ海の西南デイラム山地に興り,イランの各要地を分領した。その一派は946年,アッバース朝の乱れに乗じてバグダ…
ムーサー・アルカージム Mūsā al-Kāẓim
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]799イスラム教シーア派の代表的分派十二イマーム派の認める第7代イマーム (教主) 。 765年第6代イマーム,ジャーファル・アッサーディクの…
アッバース朝 あっばーすちょう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 750年から1258年まで続いた初期イスラムの王朝。ただ成立当初、西はマグリブ(マグレブ)から東はマーワラー・アンナフルまであった広大な版図は、し…
ジャーヒズ
- 百科事典マイペディア
- アラブの文学者。バスラの人。解放黒人奴隷の子孫といわれ,アッバース朝の保護を受け,イスラム神学,文学,歴史,科学の諸分野に多くの業績を残し…