実験式 じっけんしき empirical formula
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 実験事実から帰納され、経験的に成立することが認められた諸量の関係を示す式。経験式ともいう。 化学では、化合物の元素分析によって得られた元素…
有機半導体 (ゆうきはんどうたい) organic semiconductor
- 改訂新版 世界大百科事典
- 本来電気的に絶縁体である有機化合物固体中で,π電子の移動および電荷移動に基づいて半導体的電気特性を示す物質。炭素原子を主体として構成する有機…
しゅく‐じゅうごう〔‐ヂユウガフ〕【縮重合】
- デジタル大辞泉
- 縮合を繰り返して高分子化合物を生成する反応。縮合重合。重縮合。
アゾ基
- 栄養・生化学辞典
- -N=N-で表される原子団で,芳香族の化合物は色素が多い.
酸化剤【さんかざい】
- 百科事典マイペディア
- 他の物質を酸化して,自らは還元される物質。空気,酸素,オゾンなどのほか,酸素を放ちやすい化合物(過酸化水素,酸化銀,二酸化マンガン,硝酸,…
だっすい‐ざい【脱水剤】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 化合物の化学組成の中から、化学的に水分子をうばい去るための薬剤。一般には有機化合物中に結合している水素原子と酸素原子とを水分子と…
じゅうごう‐たい(ヂュウガフ‥)【重合体】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 有機化合物の分子が重合して生成する化合物。重合反応の基本になる分子を単量体といい、これが何分子重合するかによって二量体・三量体・…
補酵素
- 栄養・生化学辞典
- 助酵素ともいう.酵素反応に必須の比較的低分子の化合物.
ごいん‐かん〔ゴヰンクワン〕【五員環】
- デジタル大辞泉
- 化合物中、結合する5原子が環状になっている構造。
ひかり‐いせいか〔‐イセイクワ〕【光異性化】
- デジタル大辞泉
- 光化学反応によって、ある化合物を異性化すること。
咔唑 kǎzuò
- 中日辞典 第3版
- [名]<化学>(有機化合物の一種)カルバゾール.
りゅう‐か〔リウクワ〕【硫化】
- デジタル大辞泉
- [名](スル)1 硫黄いおうと化合すること。また、硫黄との化合物であること。2 ⇒加硫かりゅう[類語]酸化・塩化・炭化・中和・還元
フェナントロリン
- 百科事典マイペディア
- フェナントレンの2個の炭素原子を窒素原子で置換した化合物。3種類の異性体がある。o‐フェナントロリンは白色の結晶で,融点117℃,沸点300℃以上。…
シュレンク管 シュレンクカン Schlenk's tube
- 化学辞典 第2版
- 空気に対して敏感な化合物.とくに多くの有機金属化合物を取り扱うために,W. Schlenkによって考案された反応および保存用のガラス製容器.すべての…
透析膜 トウセキマク dialysis membrane
- 化学辞典 第2版
- セルロース膜のように,低分子化合物は通すがタンパク質などの高分子は通さず,低分子化合物を選択的に除去できる半透膜.たとえば,セルロースチュ…
ヒノキチオール(hinokitiol)
- デジタル大辞泉
- 抗菌性のある有機化合物。天然ではタイワンヒノキやヒバなどからとれる。
葉面散布 ようめんさんぷ foliage spray
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 葉面施肥ともいう。植物養分を溶液状態で葉面に散布して吸収させる施肥方法。従来,炭素を除くすべての植物養分は土壌から吸収されるという通説に対…
ハメットの通則【Hammett's rule】
- 法則の辞典
- 反応速度とエネルギーの関係を有機化合物とその反応性とに関連づけて得られた経験則.1935年にハメット(L. P. Hammett)が提案したものである.芳香…
chetóne
- 伊和中辞典 2版
- [名](男)〘化〙ケトン(オキソ化合物).
蒎烯 pàixī
- 中日辞典 第3版
- [名]<化学>(有機化合物の一種)ピネン.
開環重合 かいかんじゅうごう ring opening polymerization
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 有機単量体の開環と重合の両反応を組み合わせていっしょに行い、環状の単量体から鎖状の重合体(高分子化合物)を得る反応をいう。付加重合の一形式…
えん【塩】
- デジタル大辞泉
- 酸と塩基との中和反応によって生じる化合物で、酸の陰性成分と塩基の陽性成分とからなるものをいう。塩化ナトリウム・硫酸カルシウムなど。酸の水素…
アセチレン-アレン転位 アセチレンアレンテンイ acetylene-allene rearrangement
- 化学辞典 第2版
- アセチレン化合物は,強塩基と加熱すると,次のように異性化して平衡状態になる.各化合物の生成比は,塩基の種類や置換基X,Yの性質によって変化す…
二価フェノール ニカフェノール dihydric phenol
- 化学辞典 第2版
- ベンゼン核に直接結合したヒドロキシ基2個をもつ化合物の総称.単環化合物では,カテコール,レソルシノール,ヒドロキノンがある.これらの誘導体は…
スルフィド スルフィド sulfide
- 化学辞典 第2版
- チオエーテルともいう.RSR′の一般式で表される化合物の総称.エーテルの酸素原子を硫黄原子で置き換えた化合物である.一般に不快臭をもち,水に不…
構造式 コウゾウシキ constitutional formula, structural formula
- 化学辞典 第2版
- 化合物の分子中における原子または原子団の結合関係を表す図式.とくに有機化合物では一般に構成原子数が多く,かつ異性体をもつことが多いので,そ…
同化 どうか assimilation
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 生物学用語。生物体が自己に必要な物質を体内で合成する働きをいう。一般に生体の構成物質は複雑なものなので,同化の反応は,簡単な素材物質から複…
雷酸水銀 らいさんすいぎん mercury fulminate
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 起爆薬として用いられる化合物。1価 Hg2(ONC)2 と2価 Hg(ONC)2 とがあり,一般には2価の化合物をさし,雷汞 (らいこう) ともいう。ともに爆発しやす…
クリストファー インゴルド Christopher Kelk Ingold
- 20世紀西洋人名事典
- 1893.10.28 - 1970.12.8 英国の化学者。 ロンドン生まれ。 インペリアル・カレッジの講師を経て、リーズ大学、ロンドン大学の教授を歴任。有機化合…
アルドン酸
- 栄養・生化学辞典
- アルドースのアルデヒド基がカルボキシル基に酸化された形の化合物の総称.
ポリオール
- 栄養・生化学辞典
- 多価アルコールともいう.複数のアルコール性ヒドロキシル基をもつ化合物.
カロテノイド
- 栄養・生化学辞典
- 黄色ないしは赤色の色素でテトラテルペン化合物.β-カロテンはその一つ.
スルホン酸
- 栄養・生化学辞典
- スルホ基(-SO3H) が炭素原子に結合した有機化合物.タウリンなど.
silicóne
- 伊和中辞典 2版
- [名](男)〘化〙シリコン(ケイ素化合物).
キラルクロマトグラフィー
- 栄養・生化学辞典
- キラル化合物を分離するクロマトグラフィー.
ルイス-ラングミュアの原子価理論 ルイスラングミュアノゲンシカリロン Lewis-Langmuir theory of valence
- 化学辞典 第2版
- 化学結合を説明するために,1910年代に提出された理論.希ガスの最外殻電子数が(ns)2 (np)6であることから,G.N. Lewis(ルイス)は安定な化合物では原…
比放射能
- 栄養・生化学辞典
- ラジオアイソトープやその標識化合物などの単位重量あたりの放射活性.
重量分析 ジュウリョウブンセキ gravimetric analysis
- 化学辞典 第2版
- 目的成分をほかの成分から分離し,組成一定のひょう量化合物にしたのち重量を求め,その化合物の化学量論比から目的成分を定量する定量分析.沈殿法…
双極子
- 栄養・生化学辞典
- 分子内で正電荷の中心と負電荷の中心が一致していないため分極している化合物.
hom・o・logue /hóuməlɔ̀ːɡ | hɔ́məlɔ̀ɡ/
- プログレッシブ英和中辞典(第5版)
- [名]1 相応するもの;《生物》相同器官.2 《化学》(有機化合物の)同族体.
塩酸ピリドキシン
- 栄養・生化学辞典
- (構造式⇒ビタミンB6).ビタミンB6活性をもつ化合物の一つ.
ケトン
- 百科事典マイペディア
- 一般式R−CO−R′をもつ有機化合物の総称。アセトンCH3COCH3,ベンゾフェノンC6H5COC6H5などがその例。アルデヒドとともにカルボニル化合物としての一般…
生成熱【せいせいねつ】
- 百科事典マイペディア
- ある化合物1モルを,その成分元素の単体からつくるときに発生する熱量をその化合物の生成熱という。たとえば Na(固体)+1/2 Cl2(気体)→NaCl(…
ピロール
- 百科事典マイペディア
- 窒素1原子をもつ5員環芳香族複素環化合物C4H5N。特異臭のある無色の液体。沸点130℃。水に難溶,エタノールに易溶。濃塩酸などを作用させると直ちに…
ニトロ‐か(‥クヮ)【ニトロ化】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 有機化合物にニトロ基を導入する化学反応をいう。炭化水素の炭素にニトロ基を結合させニトロ化合物をつくるC‐ニトロ化、アルコールの酸…
セバコイン セバコイン sebacoin
- 化学辞典 第2版
- 2-hydroxycyclodecanone.C10H18O2(170.25).セバシン酸ジメチルやジエチルなどに,ナトリウムを作用させた縮合反応により得られる十員環化合物.融…
スルホン スルホン sulfone
- 化学辞典 第2版
- 一般式RSO2R(Rはアルキル基またはアリール基)で表される化合物の総称.対応するスルフィドの酸化により得られる.きわめて安定な結晶性のよい固体で…
ジルコニル ジルコニル zirconyl
- 化学辞典 第2版
- 組成式で見掛け上ZrO2+をもつ化合物の慣用名.たとえば,塩化ジルコニルZrOCl2(二塩化酸化ジルコニウム(Ⅳ))はその一例であるが,Zrの四核錯イオンを…
ラジカル反応 らじかるはんのう radical reaction
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 化学反応の過程でラジカル(遊離基)が関与する反応をいう。フリーラジカル反応あるいは遊離基反応ともいう。各種の化合物の反応には大別してイオン…
グリニャール試薬 グリニャールシヤク Grignard reagent
- 化学辞典 第2版
- 一般式RMgX(Rはアルキルまたはアリール基,XはCl,Br,I)をもつ有機マグネシウム化合物.1900年にF.A.V. Grignard(グリニャール)によってはじめて報…