気象災害 (きしょうさいがい)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 大雨,強風,干ばつなどの異常な気象現象が原因となって生ずる災害をいうが,原因となる異常気象現象の種類や空間的・時間的規模およびそれによって…
気象光学【きしょうこうがく】
- 百科事典マイペディア
- 大気の光学特性および大気中に浮遊する微小水滴,細塵(さいじん)などによって起こる光学的現象を取り扱う物理気象学の一部門。大気中における光の屈…
気象制御 きしょうせいぎょ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 人工的に気象を制御すること。防風林をつくって風当たりを防いだり、夜間に煙をたいて早朝の霜を防ぐことなどは古くから行われてきた小規模の気象制…
気象災害 きしょうさいがい meteorological disaster
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 気象が直接の原因で発生,あるいは拡大する災害。たとえば,豪雨による浸水害のように気象が直接の原因となる災害や,気候不順のため農作物の作柄悪…
イェフゲーニイ フョードロフ Evgeniy Konstantinovich Fyodorov
- 20世紀西洋人名事典
- 1910.4.10 - 1981.12.30 ソ連の地球物理学者,科学行政家。 元・地球物理学研究所研究室長,元・水理気象局長官。 大学卒業後、博士号を取得し、水理…
気象レーダ きしょうレーダ meteorological radar
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- アンテナを回転させながら電波(マイクロ波。波長 5~10cm)を発射し,半径数百kmの広範囲内に存在する雨や雪を観測するもの。発射した電波が戻って…
サットン Graham Sutton 生没年:1903-77
- 改訂新版 世界大百科事典
- イギリスの気象学者。乱流研究にすぐれた業績を残した。毒ガスの拡散に関する研究で1955年ナイトの称号を得た。イギリス気象学会の会長をはじめ,大…
航空気象 (こうくうきしょう) aviation meteorology
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 航空気象観測 飛行方式 航空気象予報 超音速機と今後の気象サービス航空機の運航の安全,快適,効率にかかわる気象。航空機に働く…
探空 tànkōng
- 中日辞典 第3版
- [名]<気象>(ラジオゾンデや気球などによる)探測.~气球/気象観測気球.
ショー(Sir William Napier Shaw) しょー Sir William Napier Shaw (1854―1945)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イギリスの物理学者、気象学者。バーミンガムに生まれる。ケンブリッジ大学で物理学者マクスウェルの教えを受けた。1887年同大学の講師となる。1897…
藤田哲也 ふじたてつや
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1920.10.23. 福岡,曽根[没]1998.11.19. アメリカ合衆国,イリノイ,シカゴ日系アメリカ人の気象学者。家屋や樹木などの被害状況をもとに竜巻の…
isobare /izɔbaːr/
- プログレッシブ 仏和辞典 第2版
- [形] 〖気象〗 等(気)圧の.courbes [lignes] isobares|等圧線.━[女] 〖気象〗 等圧線.
メソ気象学
- 知恵蔵
- 天気図、雲分布、レーダー観測などを基に広い地域の大気の状態を解析して、その構造や変化を研究する気象学の部門。3000〜5000kmの水平スケール(総観…
特異日
- 知恵蔵
- 統計的にみて、ある特定の気象状態が現れやすい日。気象学的な原因は明らかでない。11月3日の文化の日の晴天など。
きしょうぎょうむ‐ほう〔キシヤウゲフムハフ〕【気象業務法】
- デジタル大辞泉
- 気象・地象・水象の観測、予報および警報、発表などの気象業務に関する基本的制度を規定した法律。昭和27年(1952)制定。
ちゅうい‐ほう【注意報】
- デジタル大辞泉
- 風雨・乾燥・なだれ・津波・高潮たかしおなどにより被害が出るおそれがあることを注意する予報。気象管署が出す。→気象注意報
スプルング すぷるんぐ Adolf Sprung (1848―1909)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ドイツの気象学者。ペルレベルグ付近のクライノフに生まれる。若いころは薬剤師を志したが、1872~1876年ライプツィヒ大学で物理と化学を学び、教授…
異常気象 いじょうきしょう
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 世界気象機関 WMOの取り決めでは,日々年々変動する気象要素の 30年間の平均値(平年値)を求め,この値を平年の気候と定義し,この値から著しく変化…
クルト ウェゲナー Kurt Wegener
- 20世紀西洋人名事典
- 1878.4.3 - 1964.2.28 ドイツの気象学者,地球物理学者。 元・グラーツ大学教授。 地球物理学者のアルフレッド・ウェゲナーは弟である。サモア気象…
工業気象 こうぎょうきしょう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 工業の生産と気象との関係を対象とする分野をいう。工業生産には、程度の差はあっても、あらゆる工程に気象が影響する。近来工程が機械化され、しか…
メソ気象学 メソきしょうがく meso-meteorology
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 数kmから 2000km四方の範囲内で起こる現象を対象とする気象学。雷雨,集中豪雨,竜巻などが対象に含まれ,局地的な気象予報には欠かせない。これに対…
ぎょぎょう‐きしょう〔ギヨゲフキシヤウ〕【漁業気象】
- デジタル大辞泉
- 操業中の漁船が必要とする気象観測および気象通報。主要地点の海水温や気圧・前線の動向などをラジオを通じて知らせる。
きしょう‐きねんび(キシャウ‥)【気象記念日】
- 精選版 日本国語大辞典
- 六月一日。明治八年(一八七五)六月一日、東京気象台が設立され、毎日三回の気象観測が開始されたことを記念する日。
ロスビー
- 百科事典マイペディア
- 米国の気象学者,海洋学者。スウェーデン出身。1926年渡米。1932年―1941年マサチューセッツ工科大学教授,米国気象局副局長,ウッズホール海洋研究所…
ロスビー Carl-Gustaf Arvid Rossby 生没年:1898-1957
- 改訂新版 世界大百科事典
- アメリカの気象学者,海洋学者。建築技師を父とし,ストックホルムで生まれる。ストックホルム大学を卒業後,V.F.K.ビヤークネスに招かれ,1919年,…
ロスビー Rossby, Carl-Gustaf Arvid
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1898.12.28. ストックホルム[没]1957.8.19. ストックホルムスウェーデン生まれのアメリカ合衆国の気象学者,海洋学者。近代気象学の父と呼ばれる…
総観気象学
- 知恵蔵
- 天気図、雲分布、レーダー観測などを基に広い地域の大気の状態を解析して、その構造や変化を研究する気象学の部門。3000〜5000kmの水平スケール(総観…
íso・bàr
- プログレッシブ英和中辞典(第5版)
- [名]1 《気象》等圧線.2 《物理学・化学》同重核.ìsobáric[形]《気象》等圧(線)の;《物理学・化学》同重核の.
高層大気【こうそうたいき】
- 百科事典マイペディア
- 地上約1kmより上の大気。気象観測や総観気象学で使われる用語。対流圏の上の大気圏を高層大気ということもある。→大気成層/超高層大気
中村精男 (なかむらきよお) 生没年:1855-1930(安政2-昭和5)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 気象学者。長門国(現,山口県)に生まれた。少年の頃松下村塾に学ぶ。1879年東京大学物理学科卒業,内務省地理局測量課に入る。86-89年ドイツに留学…
堀口由巳 (ほりぐち-よしみ)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- 1885-1959 大正-昭和時代の気象学者。明治18年9月15日生まれ。津測候所,神戸測候所の所長をへて,昭和14年神戸海洋気象台台長兼大阪管区気象台台長…
こうそう‐きしょうかんそく(カウソウキシャウクヮンソク)【高層気象観測】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 高層の大気中の気象状態を観測すること。たこや気球、飛行機などが用いられてきたが、一九二八年のラジオゾンデや、レーウィンの発明など…
テスラン・ド・ボール
- 百科事典マイペディア
- フランスの気象学者。パリ生れ。1896年パリ郊外のトラップに私費で高層気象観測所を設立。1899年気球による高層観測から帰納して,成層圏を発見。天…
藤原咲平 ふじわらさくへい
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1884.10.29. 長野,諏訪[没]1950.9.22. 東京気象学者。1909年東京帝国大学物理学科卒業。中央気象台に入り,1941~47年同気象台台長。その間,19…
異常気象【いじょうきしょう】
- 百科事典マイペディア
- 一般的には,その地点,その季節に,平常的に現れる気象とは異なった現象や状態を異常気象というが,実際には広くさまざまの意味に用いられている。…
きしょう‐こうがく〔キシヤウクワウガク〕【気象光学】
- デジタル大辞泉
- 光学現象を研究する気象学の一分科。暈かさ・虹・薄明など、大気中の光の散乱・屈折などを対象とする。
気象衛星
- 知恵蔵
- 気象観測用の人工衛星。1960年に打ち上げられた米国のタイロス1号が最初。静止気象衛星にはひまわりと米国の2つのGOES(ゴーズ)、ロシアのGOMS、欧州…
こうそう‐きしょう(カウソウキシャウ)【高層気象】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 地表付近の大気より高層にある大気中の現象をいう。ふつう一〇キロメートルから一〇〇キロメートルぐらいまでの高さが取り扱われ、それ以…
きしょう‐こうがく(キシャウクヮウガク)【気象光学】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 気象学の一分科。大気中の光学的現象を研究する学問。大気中の屈折による現象、浮遊物による現象、薄明現象、光の散乱現象や、人間の主観…
山岳気象 さんがくきしょう mountain meteorology
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 海抜高度(→標高)を主因子とし,これと地形とが組み合わされてつくられる局地気象。山岳が気象に及ぼす影響は,その気圧配置,気流の状態を平地とは…
kishṓ-gákusha, きしょうがくしゃ, 気象学者
- 現代日葡辞典
- O meteorologista.
山本義一 (やまもと-ぎいち)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- 1909-1980 昭和時代の気象学者。明治42年7月4日生まれ。中央気象台勤務,中央航空研究所研究官をへて,昭和21年東北帝大教授となる。50-53年宮城教育…
グレーシャー James Glaisher 生没年:1809-1903
- 改訂新版 世界大百科事典
- イギリスの気象学者,天文学者。ほとんど独学で学んだといわれ,1833年天文学者G.B.エアリーの目にとまり,ケンブリッジ天文台に入り研究をはじめた…
ハン(Julius Ferdinand von Hann) はん Julius Ferdinand von Hann (1839―1921)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- オーストリアの気象学者、気候学者。ウィーン大学で物理学と地理学を学ぶ。ウィーン気象台長イェリネックCarl Jelinek(1822―1876)の助手として『オ…
H. リール Herbert Riehl
- 20世紀西洋人名事典
- 1915.3.30 - 米国の気象学者。 コロラド大学教授,ベルリン自由大学気象学教授。 ドイツ生まれ。 1933年渡米し、’39年帰化する。ニューヨーク大学や…
たんそく‐ききゅう〔‐キキウ〕【探測気球】
- デジタル大辞泉
- 高層気象の観測に用いる気球。自記気象器械やラジオゾンデをつるして空中にあげ、一定の高度に達すると気球が破れ、器械が落下する。
航空気象 こうくうきしょう aviation weather
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 航空機の安全性,定時性,経済性を確保することに関係のある気象。気象学のいろいろな分野を利用して取り扱われる。上層の風と気温は経済的な航路や…
気象衛星【きしょうえいせい】
- 百科事典マイペディア
- 気象観測用の人工衛星。雲の分布(雲画像の観測,中継),地球放射,アルベド,海上のブイや船舶などで観測された気象データの中継,宇宙空間からの…
気象情報【きしょうじょうほう】
- 百科事典マイペディア
- 台風や発達した低気圧,大雪,大雨,低温などの重要な気象現象の状態を述べ,注意し警戒すべき点を広く伝えるために気象官署から発表されるもの。む…
きしょう‐ようそ〔キシヤウエウソ〕【気象要素】
- デジタル大辞泉
- ある場所のある時刻での天気の特性を表す要素。気温・気圧・風向・風速・湿度・雲量・雲形・降水量など。