よも‐やま【四▽方山】
- デジタル大辞泉
- 1 《「よもやも(四方八方)」の音変化か》世間。また、世間のさまざまなこと。「四方山の話をする」2 四方にある山。周囲の山々。「―の茂きを見れ…
武井 守成 タケイ モリシゲ
- 20世紀日本人名事典
- 大正・昭和期のギタリスト 生年明治23(1890)年10月11日 没年昭和24(1949)年12月14日 出身地鳥取県 学歴〔年〕東京外国語学校イタリア語科〔大正2…
さん‐しょう(‥シャウ)【三省】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙① 令制で、太政官に置かれた八省のうち、式部省・民部省・兵部省をいう。また、中務省・式部省・兵部省をさす場合もある。[初出の実…
秀才 (しゅうさい)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 日本古代の律令制下に式部省が行った官人登用試験の一つ。博学高才として大学などから貢挙されたものに,大きな論題二つを課し,上上~下下の9等に評…
まんな‐ぶみ【真名書・真字書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 漢字で書かれた書物。[初出の実例]「なでふ女がまんなぶみは読む。むかしは経よむをだに人は制しきと」(出典:紫式部日記(1010頃か)消…
だいに‐の‐さんみ〔‐サンヰ〕【大弐三位】
- デジタル大辞泉
- 平安中期の女流歌人。藤原宣孝の娘で、母は紫式部。名は賢子。大宰大弐だざいのだいに高階成章たかしなのなりあきらの妻。家集に「大弐三位集」があ…
とう‐ちょくふ【謄勅符】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 勅の施行方法の一つ。勅命を伝え施行する太政官符。[初出の実例]「太政官去年十月廿一日下二式部省一謄勅符」(出典:類聚三代格‐四・大同…
つれづれ‐が・る【徒然がる】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 ( 「がる」は接尾語 ) 所在ない気持を様子に表わす。[初出の実例]「花さかざりけりなど、もろともなる人のつれつれかりけ…
よしや【縦や】 よし
- 精選版 日本国語大辞典
- どうにもほかに仕方がない。えいままよ。どうにともなれ。[初出の実例]「よしやよし今は恨みじ磯に出でて漕ぎはなれ行く海人の小舟を」(出典:和泉式…
政府委員【せいふいいん】
- 百科事典マイペディア
- 国会で国務大臣を補佐するため衆・参両院の議長の承認を得て内閣が任命する行政部職員(各省庁の局長クラス以上)。議院の本会議,委員会に出席して…
岸沢式佐 (きしざわしきさ)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 常磐津節三味線方岸沢派家元。初世常磐津文字太夫の三味線方は初世佐々木市蔵であったが,1768年(明和5)市蔵没後後継者争いが起こり,佐々木派は文…
つつみちゅうなごんものがたり【堤中納言物語】
- デジタル大辞泉
- 平安後期の短編物語集。天喜3年(1055)女房小式部作の「逢坂越えぬ権中納言」以外は、作者・成立年代未詳。「花桜折る少将」「虫めづる姫君」「よし…
天下り あまくだり descent from heaven
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 中央省庁の高級官僚が退官後,民間企業や特殊法人,地方自治体などの役員・幹部職に再就職すること。キャリア組の同期から次官を一人出すと他の同期…
しん‐し【進止】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「しんじ」とも )① 進むことと止まること。進めたり止めたりすること。また、軍勢を動かすこと。[初出の実例]「客の乗載するとき、或は…
みみ【耳】 の 間((ま))
- 精選版 日本国語大辞典
- 物音の聞こえない間。耳の休んでいる間。耳のいとま。[初出の実例]「花みればこのめも春に成にけり耳のまもなし鶯のこゑ」(出典:和泉式部続集(11…
ほの‐し・る【仄知】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙 ほのかに知る。それとなく知る。[初出の実例]「おのづからとりどりにほのしりつつ」(出典:紫式部日記(1010頃か)消息文)
このえ‐づかさ〔コノヱ‐〕【▽近▽衛▽府】
- デジタル大辞泉
- 1 「このえふ」に同じ。「―にてこの君の出で給へるに」〈枕・一二〉2 近衛府の官人。「―、いとつきづきしき姿して、御輿みこしのことども行ふ」〈…
きょう‐がみ(キャウ‥)【経紙】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 写経の用紙。追善のため故人にゆかりのある紙を用いることがある。きょうし。[初出の実例]「御ふみどものあるをやりて経紙にすかすとて」…
とうぶん‐りょう(‥レウ)【灯分料】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =とうぶんとう(灯分稲)[初出の実例]「謹以二弘仁六年十月十五日一、墾田一町、永奉二燈分料一」(出典:性霊集‐六(835頃)為式部笠丞…
とも‐ね【共寝】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 一組の男女が同じ床にいっしょに寝ること。同衾。[初出の実例]「うちはらふともねならねばをしどりのうはげの霜もけさはさながら」(出典…
こい‐よめ(こひ‥)【恋嫁】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 嫁に迎えた息子の恋人。また、しゅうとや息子が大切にしている嫁。[初出の実例]「忰(せがれ)保昌が恋(コ)ひ嫁(ヨメ)の和泉式部」(出典:…
かど‐ゆえ(‥ゆゑ)【才故】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 才覚と趣味的なたしなみ。[初出の実例]「心おもく、かどゆへも、よしも、うしろやすさも、みな具することはかたし」(出典:紫式部日記(1…
しらね【白根・白嶺】
- 精選版 日本国語大辞典
- 石川・岐阜両県境にある白山(はくさん)の異称。[初出の実例]「春なれどしらねのみ雪いやつもりとくべきほどのいつとなき哉」(出典:紫式部集(1012‐1…
め【目】=移((うつ))る[=移((うつ))ろう]
- 精選版 日本国語大辞典
- 他の物事に心がひかれる。視線が移る。[初出の実例]「めうつりつつ、劣り勝り、けざやかにも見えわかず」(出典:紫式部日記(1010頃か)寛弘五年一一…
あま‐ひめぎみ【尼姫君】
- 精選版 日本国語大辞典
- 「浜松中納言物語」に出てくる女性。左大将の大君。式部卿宮との縁談が決まった後、主人公の中納言と契りを結び女児を産む。中納言の渡唐中、尼とな…
めいわ‐じけん【明和事件】
- デジタル大辞泉
- 明和3年(1766)江戸幕府が尊王論者の山県大弐やまがただいに・藤井右門らを謀反の疑いで捕らえ、翌年処刑した事件。関連して竹内式部も八丈島に遠島…
岡安村おかやすむら
- 日本歴史地名大系
- 福井県:大飯郡大飯町岡安村[現]大飯町岡安広岡(ひろおか)村の西にあり、佐分利(さぶり)川を南に三方は山に囲まれる。「若狭郡県志」に「岡安…
あま‐しだり【雨滴】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「あましたり」とも ) 雨のしずく。雨だれ。あましただり。〔十巻本和名抄(934頃)〕[初出の実例]「五月許雨も降りやみて月のさしでた…
かえり〔かへり〕【返り/▽反り】
- デジタル大辞泉
- [名]1 ひっくりかえること。2 返り点。3 手紙に対する返事。また、返歌。かえし。「御―も聞こえさせねば」〈和泉式部日記〉[接尾]助数詞。数…
史生 ししょう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 「しじょう」ともいう。令制(りょうせい)の各官庁四等官の下で文書を書写・整備したり、文書に上官の署判を受けたりすることに従事した下級の書記。…
通二丁目とおりにちようめ
- 日本歴史地名大系
- 東京都:中央区旧日本橋区地区通二丁目[現]中央区日本橋二丁目通一丁目の南に続く東海道沿いの両側町。西は呉服(ごふく)町・元大工(もとだいく…
清少納言 せいしょうなごん
- 旺文社日本史事典 三訂版
- 生没年不詳平安中期の女流随筆家・歌人歌人清原元輔 (もとすけ) の娘。紫式部と並び称せられた才女で,一条天皇の中宮定子に仕えた。著書に『枕草子…
たわぶれ‐わざ(たはぶれ‥)【戯事】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =たわぶれごと(戯事)[初出の実例]「はかなかりしたはぶれわざを、いとほしうことごとしうこそ」(出典:紫式部日記(1010頃か)寛弘五…
もて‐つけ【もて付】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 とりつくろうこと。ふるまい。みだしなみ。[初出の実例]「もてつけ、おのづから知り好む所となりぬれば」(出典:紫式部日記(1010頃か)…
い‐わた・す(ゐ‥)【居渡】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 他動詞 サ行四段活用 〙 居並ばせる。ずらりと並べてすわらせる。[初出の実例]「女房二重三重づつゐわたされたり」(出典:紫式部日記(1010頃か)…
とり‐さ・く【取放】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙 とりのぞく。とりはらう。[初出の実例]「格子のもととりさけよとせめ給へど」(出典:紫式部日記(1010頃か)寛弘五年一…
きき‐わた・す【聞き渡す】
- デジタル大辞泉
- [動サ四]1 あたり一帯の声・音を聞く。「伴僧の声々、遠く近く―・されたるほど」〈紫式部日記〉2 ずっと聞きつづける。「鐘の声も―・さまほしく…
晩鐘〔小説〕
- デジタル大辞泉プラス
- 佐藤愛子の長編小説。2014年刊。元夫、田畑麦彦(作中では「畑中辰彦」)と著者自身(同「藤田杉」)をモデルとする作品。2015年、第25回紫式部文学…
たい‐しん【大進】
- デジタル大辞泉
- 《「だいじん」「だいしん」とも》律令制で、中宮職ちゅうぐうしき・皇太后宮職・東宮坊・京職・修理職しゅりしき・大膳職などの判官じょうのうち、…
まち‐にん【町人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 町に住んでいる人。まちじん。まちゅうど。ちょうにん。[初出の実例]「鞘なき守刀を添へて捨てけるを、まちにん拾ひ養育して、比叡の山へ…
しゅう(シフ)【集】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 多くのものを集めたもの。特に、詩、歌、文章などをあつめた書物。[初出の実例]「俊蔭のぬしの父式部大輔のしふ、草に書けり」(出典:宇…
事務次官 じむじかん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 各省、および国務大臣を長とする庁(金融庁)にそれぞれ1名ずつ置かれる一般職。機関の長である大臣を助け、省庁の事務を調整し、各部局および機関の…
いざよいばし〔いざよひばし〕【十六夜橋】
- デジタル大辞泉
- 石牟礼道子の小説。不知火しらぬいの海辺に住む男とそれを取り巻く3代の女達を描く。平成4年(1992)刊行。平成5年(1993)、第3回紫式部文学賞受賞。
長坂寺村ちようはんじむら
- 日本歴史地名大系
- 兵庫県:明石市長坂寺村[現]明石市魚住町長坂寺(うおずみちようちようはんじ)・魚住町錦(うおずみちようにしき)が丘(おか)一―四丁目瀬戸川と…
いい‐おお・す(いひおほす)【言負】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 他動詞 サ行下二段活用 〙 特定の世評や罪科を、その人の負うべきものとして言う。[初出の実例]「人の奥なき名をいひおほすべきならず」(出典:紫…
おもい‐おく・る(おもひ‥)【思送】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙 思いやる。心に思う。[初出の実例]「おのがじし、家路と急ぐも、何ばかりの里人ぞはと思ひおくらる」(出典:紫式部日記(…
かき‐ちら・す【書散】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 他動詞 サ行五(四) 〙 筆にまかせて無造作に書く。また、あちらこちらに書きしるす。[初出の実例]「真名かきちらして侍るほども」(出典:紫式部…
もの‐もどき【物抵牾】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 何かにつけてさからい非難すること。万事に不平を言うこと。[初出の実例]「物もどきうちし、我はと思へる人の前にては、うるさければ」(…
さんぜそうにしきぶんしょう〔サンゼサウにしきブンシヤウ〕【三世相錦繍文章】
- デジタル大辞泉
- 歌舞伎狂言。常磐津ときわず。3世桜田治助作。4世岸沢古式部・6世岸沢式佐作曲。安政4年(1857)江戸中村座初演。全6幕の世話狂言を常磐津で通した大…
こう‐しょく【公職】
- デジタル大辞泉
- 公務員・議員など、公的性格をもつ職の総称。「公職に就く」[補説]公職選挙法では、「衆議院議員、参議院議員並びに地方公共団体の議会の議員及び長…