アブー・カーミル Abū Kāmil 生没年:830ころ-930ころ
- 改訂新版 世界大百科事典
- 〈エジプトの計算家〉と呼ばれ,カイロで活躍した代数学者。彼が著した現存の代数学書は,フワーリズミーの研究を受けつぎながらも,より高度な問題…
アブーアリーシュ Abū Arīsh
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- サウジアラビア南西部,アシール地方南部の町。ティハーマ平野にあるジーザーンの東北東 32kmに位置する。雑穀栽培,牧畜を行い,付近に岩塩を産する…
ムサイリマ Musaylima
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]633イスラム勃興前後にアラブ社会に出現したいわゆる「偽預言者」の一人。預言者ムハンマドの成功に刺激されて,この時代のアラブ社会には…
アブ‐イール(Abu Qir)
- デジタル大辞泉
- ⇒アブキール
シャイバーニー朝 (シャイバーニーちょう) Shaybānī
- 改訂新版 世界大百科事典
- 16世紀に,ウズベク族が西トルキスタンを中心に建設した国家。1500-99年。ジュチの第5子シバンShiban(シャイバン)を始祖とするためにこの名で呼ば…
アブラハム アブード Ibrahim Abdoud
- 20世紀西洋人名事典
- 1900 - スーダンの軍人。 元・スーダン大統領,元・軍最高評議会議長。 1958年軍最高評議会議長となり第二次大戦中エチオピア、リビア戦線で活躍す…
アブー‐ミーナー(Abu Mena)
- デジタル大辞泉
- ⇒アブメナ
イブン・ジャミー いぶんじゃみー Ibn Jamī'
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 生没年不詳。12世紀後半に活躍した医師。エジプト出身。アイユーブ朝第1代君主サラディンに仕えた。種々の医学書を書いたが、主著は医学概論書の『霊…
ギオルギ[5世] Giorgi Ⅴ 生没年:?-1346
- 改訂新版 世界大百科事典
- グルジア中世のバグラト朝の王。在位1314-46年。ロシア風にゲオルギー5世ともいい,〈光輝王〉と呼ばれた。イル・ハーン国支配下の東グルジア王位に…
シャイバーニー・ハーン Muḥammad Shaybānī Khān 生没年:1451-1510
- 改訂新版 世界大百科事典
- シャイバーニー朝の創始者。シル・ダリヤ中流域を根拠地として,祖父アブー・アルハイル・ハーンの没後四散していたウズベク族の再結集に成功(1496…
カーイム・マカーム Qā'im Maqām 生没年:1779-1835
- 改訂新版 世界大百科事典
- カージャール朝の政治家,文学者。本名ミールザー・アブー・アルカーシムMīrzā Abū al-Qāsim。アゼルバイジャン総督アッバース・ミールザーに仕え,…
サナーイー Sanā'ī 生没年:?-1150?
- 改訂新版 世界大百科事典
- イランの詩人。アッタール,ルーミーとともにペルシア語で著述した三大スーフィー詩人の一人に数えられる。ガズナ朝の宮廷詩人としてなりわいを立て…
ワッサーフ Wassāf
- 改訂新版 世界大百科事典
- イラン14世紀の宮廷詩人,歴史家。ペルシア語ではバッサーフVassāfとよばれる。生没年不詳。モンゴル帝国第4代ハーン,モンケの死(1258)からイル・…
バナーカティー Banākatī, Fakhr al-Dīn Abū Sulaymān Dāwūd
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]1329/1330イラン,イル・ハン国の詩人,歴史家。 1301/2年にガーザーン・ハン (合賛汗)から Malik al-shu`arā' (詩人の王) の称号を与えら…
ジュハー Juḥā
- 改訂新版 世界大百科事典
- イスラム時代初期のアラブの頓智にたけた人物。8世紀初頭に生きたヌーフ・アブー・アルグスンNūḥ Abū al-Ghuṣnだとする説が最も有力。機智,狡猾さ,…
シャットルアラブ川 シャットルアラブがわ Shatt al-`Arab
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- イラク南東部,バスラ県を流れる川。シャットはアラビア語で「流れ」を意味する。バスラの北西約 65kmのクルナで,チグリス川とユーフラテス川が合流…
ムカンナーの乱 (ムカンナーのらん)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 〈ムカンナーal-Muqanna`(覆面者)〉とあだ名されたハーシム・ブン・ハキームHāshim b.Ḥakīm(?-783)がマー・ワラー・アンナフルで起こした反乱(7…
イスラム
- 百科事典マイペディア
- ムハンマド(マホメット)によって創唱された宗教。正しくは〈イスラーム〉だが,〈イスラム教〉と慣用され,〈マホメット教〉〈回回(フイフイ)教〉…
シッパル Sippar
- 改訂新版 世界大百科事典
- バビロニア北部,アッカド地方の都市。現遺跡名アブー・ハッバAbū Habba。1881-82年H.ラッサムにより発掘され,収集品は大英博物館に送られた。94年…
ケナー Qena
- 改訂新版 世界大百科事典
- エジプトの同名州の州都で人口15万5382(1996)。アラビア語でキナーQinā。上エジプトのナイル右岸にあり,古代にはシャブトShabtと呼ばれた。紅海と…
あぶーむはんまどあぶどあっらーふ【アブー・ムハンマド・アブド・アッラーフ】
- 改訂新版 世界大百科事典
ラシードゥッディーン Rashīd al-Dīn
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 1249/50~1318イル・ハン国の政治家,歴史家。ハマダーン出身。アバガの典医となり,のちガザン,オルジェイトゥ両ハンの宰相。史上初のユーラシア…
ハージュー Khwājū, Kamāl al-Dīn Maḥmūd
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1281. ケルマーン[没]1352ペルシアの詩人。各地の地方王朝を遍歴し,最後にシーラーズのアブー・イスハーク王に仕えた。作品には頌詩,抒情詩を…
サッファーフ al-Saffāḥ 生没年:723ころ-754
- 改訂新版 世界大百科事典
- アッバース朝の初代カリフ。在位750-754年。通称アブー・アルアッバースAbū al-`Abbās。ムハンマドの叔父アッバースの子孫。打倒ウマイヤ朝のアッバ…
ガブリエル モノー Gabriel Monod
- 20世紀西洋人名事典
- 1844 - 1912 フランスの歴史家。 元・高等師範学校教授。 ル・アブール生まれ。 パリ大学卒業後、高等師範学校の助手、教授となる。1876年「ルビュ…
サンヌーア Sannū` 生没年:1839-1912
- 改訂新版 世界大百科事典
- エジプト人劇作家,ジャーナリスト。筆名アブー・ナッダーラAbū Naḍḍāra。James Sanuaの名でも知られる。アレクサンドリアのユダヤ教徒の家庭に生ま…
ムアーウィヤ1世 ムアーウィヤいっせい Mu`āwiya I ibn Abī Sufyān
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]602頃.メッカ[没]680. ダマスカスウマイヤ朝初代のカリフ (在位 661~680) 。メッカのクライシ族ウマイヤ家出身。父は預言者ムハンマドの宿敵ア…
アウハディー Auḥadī, Auḥad al-Dīn
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1271頃.マラーゲ[没]1338ペルシアの神秘主義詩人。ケルマーンの神秘主義者アブー・ハーミド・アウハド・ウッディーンに師事し,雅号アウハディー…
イフワーン・アッ・サファー いふわーんあっさふぁー Ikhwān al-safā
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 「誠実な兄弟」の意で、10世紀後半に南イラクのバスラを中心に活動した知識人グループ。この名称は、中世ペルシア語の原本をもとにしてイブヌル・ム…
アブー・ウバイド・アルカーシム Abū `Ubayd al-Qāsim 生没年:770-837?
- 改訂新版 世界大百科事典
- アラブの辞書学者,法学者。ギリシア人奴隷を母として,ヘラートに生まれ,のちバスラで学び,イブン・ターヒル(798-844?)に仕え,トルコのタルス…
シロヒ Sirohi
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- インド北西部,ラージャスターン州南西部の町。シロヒ県の行政庁所在地。ジョドプルの南約 150km,アラーバリ山脈の支脈をなす丘陵上に位置。 15世紀…
アクバル会典 (アクバルかいてん) Ā`īni-Akbarī
- 改訂新版 世界大百科事典
- ムガル帝国,アクバル時代の法令集等をまとめたもの。もともとは,《アクバル・ナーマAkbar-Nāmah(アクバル一代記)》の第3巻目としてまとめられた…
アブール・フサイン・ビン・マトゥルーフ
- 367日誕生日大事典
- 生年月日:1196年7月7日エジプトのアラブ系詩人1251年没
清水崑 しみずこん
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1912.9.22. 長崎[没]1974.3.27. 東京漫画家。長崎市立商業学校卒業後,19歳で家出して上京,街頭似顔絵などで生計を立てる。 1933年「新漫画派集…
カナンガ Kananga
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 旧称ルルアブール Luluabourg。コンゴ民主共和国中南部の都市。カサイオクシデンタル州の州都。キンシャサ東南東約 800km,カサイ川支流のルルア川…
二均差 (にきんさ) variation
- 改訂新版 世界大百科事典
- 月の黄経に現れる太陽による周期摂動の主要項の一つ。太陽の引力のためその角速度が加速されたり減速されたりすることによる。二均差は出差に次いで…
カリフ khalīfa[アラビア],caliph[英]
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 「代理人」を意味するアラビア語ハリーファの訛り。632年にムハンマドが没し,アブー・バクルがイスラーム共同体の指導者に選ばれたとき,この称号を…
エチオピア教会 (エチオピアきょうかい)
- 改訂新版 世界大百科事典
- エチオピア共和国のキリスト教会。教義の上からは単性論派に属する。4世紀前半エチオピアにキリスト教を伝えたフルメンティオスFroumentiosは,のち…
アブール・ファズル Abū al-Faẓl 生没年:1551-1602
- 改訂新版 世界大百科事典
- アクバル時代の思想家,歴史家。代々学者の家系のシャイフ,ムバーラクの子として生まれ,父,兄とともにアクバルに仕え,アクバル支配を支えるイデ…
あぶーあるはさんありーぶんなーふぃー【アブー・アルハサン・アリー・ブン・ナーフィー】
- 改訂新版 世界大百科事典
アブー・ザイド・アッシーラーフィー Abū Zayd al-Sīrāfī
- 改訂新版 世界大百科事典
- 10世紀前半に活躍したアラブの航海記編集家。生没年不詳。ペルシア湾東岸の港町シーラーフに生まれる。東方への熱烈なしかも学究的な興味のゆえに,…
ジャラーイル朝 ジャラーイルちょう Jalāyirids; Jalāyiriyān (Āl-i Jalāyir)
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- イラクおよびアゼルバイジャンを支配したモンゴル系王朝 (1336~1432) 。イル・ハン,アブー・サイード (不賽因)に仕えたジャラーイル族のハサン・ブ…
ムータシム al-Mu`tasim
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]794[没]842アッバース朝第8代のカリフ (在位 833~842) 。第5代カリフ,ハールーン・アッラシードの息子で,第7代カリフ,マームーンの弟。 4000…
アクバル Akbar 生没年:1542-1605
- 改訂新版 世界大百科事典
- ムガル帝国第3代皇帝。在位1556-1605年。父皇帝フマーユーンが玉座を追われ,インド西部を逃亡中に生まれた。フマーユーンが再び玉座にもどってまも…
シャルジャ al-Sharja
- 改訂新版 世界大百科事典
- アラビア半島東部,ペルシア湾に面するアラブ首長国連邦の構成国。シャールジャ,シャーリカとも表記する。同名の港が中心都市。面積2600km2,人口49…
カリフ
- 百科事典マイペディア
- 初期イスラムの最高指導者の称号。アラビア語で正しくはハリーファkhalifa。本来は〈代理者〉〈継承者〉を意味し,632年ムハンマドの没後アブー・バ…
シャフラスターニー しゃふらすたーにー al-Shahrastānī (1076―1153)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イスラム教アシュアリー派の神学者。イランのホラサーンに生まれ、アブー・カーシム・アンサーリー(?―1118)から神学を学んだ。イスラム世界を広く…
ジュワイニー al-Juwainī, Abū al-Ma`ālī
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1028. ブシュクニカーン[没]1085イランのイスラム教スンニー・アシュアリー派の神学者。イマームル・ハラマイン (二聖都の導師) という称号で一…
マンスール(Abū Ja‘far al-Manūr) まんすーる Abū Ja‘far al-Manūr (713ころ―775)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アッバース朝第2代カリフ(在位754~775)。異母弟の初代カリフ、サッファーフの4年間の治世の後を受けたアッバース朝体制の実質上の建設者。精力的…
I. クラチコフスキー Ignatii Yulianovich Krachkovskii
- 20世紀西洋人名事典
- 1883.3.16 - 1951.1.24 リトアニアのアラビア学者。 元・レニングラード大学教授。 ビリニュス生まれ。 アラビア学者で大学卒業後1908から’10年エ…