「化合物」の検索結果

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基(化学) き radical

日本大百科全書(ニッポニカ)
化学反応において分解せずに、一方の化合物から他方へそのまま移動するような原子団や、化合物のある種の化学的性質の原因となる原子団に対する呼称…

複酸化物 ふくさんかぶつ double oxide

日本大百科全書(ニッポニカ)
2種の酸化物からなる高次化合物。すなわち一般式aAmOn・bBxOyで表される化合物。ただしこの形式で書ける化合物であっても、AおよびBの金属イオンの半…

異節環式化合物 いせつかんしきかごうぶつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

フラン(複素環式化合物) ふらん furan

日本大百科全書(ニッポニカ)
環内に酸素原子1個をもつ複素環式化合物の一つ。フルフランともいう。環状6π(パイ)電子系をもつので弱い芳香族性がある。松脂(まつやに)の乾留により…

せいたい‐ぶんし【生体分子】

デジタル大辞泉
生体に含まれ、生命現象で重要なはたらきをもつ高分子の有機化合物の総称。たんぱく質・脂質・核酸・ホルモン・糖・アミノ酸などを指す。生体物質。

ほうしゃせん‐じゅうごう〔ハウシヤセンヂユウガフ〕【放射線重合】

デジタル大辞泉
X線・γガンマ線・電子線などの放射線の照射によって引き起こされる重合反応。常温・常圧でも起こるので、各種の高分子化合物の製造に利用。

エチル‐か〔‐クワ〕【エチル化】

デジタル大辞泉
有機化合物の水素原子をエチル基で置換させること。アルキル化反応の一。エチルアルコールを脱水してエチルエーテルを得る反応などが知られる。

水素炎イオン化検出器

栄養・生化学辞典
 フレームイオン化検出器ともいう.空気-水素炎中で有機化合物を燃焼したとき,炭素原子数に比例して生じるイオン電流を利用して検出する機械.

Nアセチルノイラミン酸

栄養・生化学辞典
 C11H19NO9 (mw309.27).  NANAと略す.シアル酸の代表的な化合物.糖タンパク質の構成成分として動物界に広く分布.

ジュネーヴ命名法【Geneve nomenclature system】

法則の辞典
有機化合物の命名システムとして,1892年にヨーロッパ九か国の化学者代表が集まって定めたもの.後のIUPAC命名法システムの祖形となった.

アクリジン

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( [英語] acridine ) 弱塩基性有機化合物。化学式 C13H9N 無色針状結晶。染料、殺菌剤、医薬品などの原料。

アシニトロ アシニトロ acinitro

化学辞典 第2版
aci-ニトロとも書く.有機化合物の置換基の名称.Hはプロトンとして解離することができ,酸性を示す.ニトロ基-NO2の互変異性に相当する.

鈴木章 すずきあきら (1930― )

日本大百科全書(ニッポニカ)
化学者。昭和5年北海道に生まれる。1954年に北海道大学理学部卒業、1960年に北大で博士号を取得。1963年から1965年まで、アメリカ合衆国のパデュー大…

固溶体

岩石学辞典
二種類またはそれ以上の異なった物質が互いに均一に溶け合った結晶質の固相.二つ以上の元素または化合物が混合する場合に,一つの成分の原子や分子…

酸イミド さんイミド acid imide

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
フタルイミドのように1個の窒素原子に,二塩基酸の2個のアシル基が結合した環式化合物を特に酸イミドという。この NH の水素原子は無水溶媒中でカリ…

シッフ塩基 シッフえんき Schiff base

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
アゾメチンともいう。一般式 RR'C=NR'' で表わされる化合物で,アルデヒド RCHO またはケトン RCOR' と第一アミン R''NH2 を縮合させて得られる。

石灰処理

栄養・生化学辞典
 食品加工などで,石灰で処理することにより物性がよくなることがある.この処理.天然高分子化合物はカルシウムイオンと結合するものが多く,それ…

ますい‐やく【麻酔薬】

デジタル大辞泉
麻酔に用いる薬剤。全身麻酔では吸入麻酔に笑気・ハロタン・エーテル、静脈麻酔にバルビツール酸化合物、局所麻酔ではコカイン・プロカイン・リドカ…

ポリウレタン(polyurethane)

デジタル大辞泉
ウレタン結合-NHCOO-によって重合した高分子化合物の総称。合成ゴム・合成繊維などとして利用。また、発泡させて作るウレタンフォームはマットレスな…

ヌクレオチド(nucleotide)

デジタル大辞泉
ヌクレオシドの糖部分に燐酸りんさんが結合した化合物。核酸はこれが多数重合したポリヌクレオチドで、補酵素の構成成分にもなっている。アデニル酸…

カルボン‐さん【カルボン酸】

デジタル大辞泉
《carboxylic acid》カルボキシル基をもつ有機化合物の総称。代表的な有機酸で、脂肪酸・アミノ酸・ヒドロキシ酸・ケト酸などもこれに含まれる。カル…

脱ハロゲン化 ダツハロゲンカ dehalogenation

化学辞典 第2版
ハロゲン化合物中のハロゲン原子(Clなど)をほかの原子団(たとえば,OH)で置き換える反応.微生物中にこの反応を触媒する酵素(デハロゲナーゼ)が見つ…

ハロゲンか‐ぎん(‥クヮ‥)【ハロゲン化銀】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ハロゲンと銀との化合物。化学式では普通、AgX で表わされる。弗化銀、塩化銀、臭化銀、沃化銀がある。弗化銀を除けばいずれも感光性があ…

りゅうか‐だいにすいぎん(リウクヮ‥)【硫化第二水銀】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 硫黄と水銀の化合物。化学式 HgS 黒色のものと赤色のものとがある。天然には赤色結晶状の辰砂(しんしゃ)として産出。医薬・顔料として利…

琉璃 liúli

中日辞典 第3版
[名]アルミニウムとナトリウムの珪酸化合物を焼いて作ったうわぐすり.▶普通は緑色と黄金色の2種で,粘土の外部に塗って,かめ・たらい・瓦などを焼…

со́да

プログレッシブ ロシア語辞典(露和編)
[女1]〚化〛ソーダ,ナトリウム化合物питьева́я //со́да炭酸水素ナトリウム,重曹каусти́ческая //со́да水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)

プリン(化学)【プリン】

百科事典マイペディア
ピリミジン環とイミダゾール環の縮合環からなる複素環化合物C5H4N4。無色の結晶。融点216〜217℃。水,熱エタノールに易溶。プリン核をもつ化合物のう…

バイオアッセイ bioassay

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
生物検定。生物に作用のある化合物を生体に与えて,それに感応する生物の反応からその化合物の性質,効力,構成成分などを推定する方法。たとえば,…

水俣病

知恵蔵mini
メチル水銀化合物中毒による中枢神経疾患。化学工場が流した廃液中のメチル水銀化合物によって汚染された魚介類を、長期間、大量に摂取したことから…

硝化 ショウカ nitrification

化学辞典 第2版
アンモニアを酸化して亜硝酸塩,さらに硝酸塩に酸化する生物の行う反応をいう.この反応は,硝化細菌により土壌中で行われるが,アンモニアを亜硝酸…

クレメンセン還元 クレメンセンカンゲン Clemmensen reduction

化学辞典 第2版
カルボニル化合物に亜鉛アマルガムと過剰の塩酸を加えて煮沸し,カルボニル基をメチレン基に還元する方法.デンマークのE. Clemmensenによって発見さ…

アセチリド acetylide

改訂新版 世界大百科事典
アセチレンHC≡CHの水素原子が金属で置換された炭化物の総称。M2C2形(Mはアルカリ金属,銅(Ⅰ),銀,金(Ⅰ)など),M2C2形(Mはアルカリ土類金属,…

立体配置 りったいはいち configuration

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
構造式とは異なり,有機化合物の原子配列を立体的に表わした表示法をいう。 たとえばメタンは図(左)のように炭素原子を中心とする正四面体構造で表わ…

こうえねるぎーりんさんかごうぶつ【高エネルギーリン酸化合物】

改訂新版 世界大百科事典

II-VI族化合物半導体 にろくぞくかごうぶつはんどうたい II-VI compound semiconductor

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
12族元素 (亜鉛 Zn,カドミウム Cd,水銀 Hg) と 16族元素のうちの酸素O,硫黄S,セレン Se,テルル Teによる化合物半導体 (たとえば CdS,CdSeなど)…

プリン(複素環式化合物) ぷりん purine

日本大百科全書(ニッポニカ)
複素環式化合物の一つ。プリン自体は天然に存在しないが、その誘導体は広く動植物界に分布し、生化学上重要な物質である。1899年にドイツのEmil・H・…

リマプロストαシクロデキストリン化合物

病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版
製品名 《リマプロストアルファデクス製剤 オパルモン(小野薬品工業) プロレナール(大日本住友製薬) リマプロストアルファデクス(沢井製薬、シ…

倍数比例の法則【law of multiple proportions】

法則の辞典
二つの元素が化合して,二種以上の化合物をつくるとき,一方の元素の同一質量と反応する他の元素の質量は,常に簡単な整数比となる.ドルトン(J. Da…

ウレタン‐ゴム

デジタル大辞泉
《〈和〉Urethan〈ドイツ〉+gom〈オランダ〉》合成ゴムの一。分子内にウレタン結合-NHCOO-の構造をもつ高分子化合物。タイヤ・ベルト・パッキングな…

ピー‐ビー‐ビー【PBB】[polybrominated biphenyl]

デジタル大辞泉
《polybrominated biphenyl》ポリ臭化ビフェニル。ビフェニルの水素が臭素に置換した化合物の総称。プラスチックを燃えにくくするために添加される。

ぶんし‐にんしき【分子認識】

デジタル大辞泉
分子がある限られた化合物に対して親和性や選択性をもつこと。生化学分野で広く見られ、DNAとたんぱく質、抗原と抗体の間で分子認識が有効にはたらい…

カルニチン

栄養・生化学辞典
 C7H15NO3 (mw161.20).  ミトコンドリアで脂肪酸を酸化するために,脂肪酸をミトコンドリアへ運搬する化合物.栄養条件によって量が変化する.

ジエチレングリコール

栄養・生化学辞典
 C4H10O3 (mw106.12).HOCH2CH2OCH2CH2OH.ワインの品質改良に用いられて問題になった化合物.食品添加物には指定されていない.

窒素出納

栄養・生化学辞典
 生体への窒素の取り込みと排出の量的な状態.生体の窒素化合物はほとんどがタンパク質であるので,窒素出納を測定することによってタンパク質の増…

ヒドロキシ‐アルデヒド(hydroxy aldehyde)

デジタル大辞泉
一つの分子中に水酸基(-OH)とアルデヒド基(-CHO)の両方をもつ化合物の総称。アルコールとアルデヒドの性質を示す。オキシアルデヒド。アルデヒド…

トリクロロエチレン(trichloroethylene)

デジタル大辞泉
エチレンの水素原子3個を塩素原子で置き換えた化合物。芳香のある無色の液体。溶剤・ドライクリーニング・殺虫剤などに用いる。有毒。化学式C2HCl3 …

モル‐たいせき【モル体積】

デジタル大辞泉
物質1モルが標準状態(セ氏0度、1気圧)の下で占める体積。その物質のモル質量を密度で除した値に等しい。原子単体の場合は原子容、化合物の場合は分…

ゆうきえんそ‐ざい〔イウキエンソ‐〕【有機塩素剤】

デジタル大辞泉
塩素を含む有機化合物を主体とする農薬・殺虫剤。DDT・BHC・アルドリン・エンドリン・ディルドリンなど。効力が強いが、体内への蓄積性も高いため現…

ごうせい‐ゆうききんぞく〔ガフセイイウキキンゾク〕【合成有機金属】

デジタル大辞泉
金属を含まないが、金属に似た導電性を示す有機分子化合物。電荷移動錯体を形成し、電子の運動が特定の方向に制限される異方性を示すものが多い。金…

バイルシュタイン(Friedrich Konrad Beilstein)

デジタル大辞泉
[1838~1906]ロシアの化学者。有機化合物の叢書をなす「有機化学便覧」を最初に編集。ニトロトルエンの合成、ハロゲン検出法のバイルシュタイン法…

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