化学式量【かがくしきりょう】
- 百科事典マイペディア
- 単に式量とも。一つの化合物を化学式で示したときのその成分原子の原子量の和をいう。塩化ナトリウムNaClのような,単独の分子の存在を認め難いもの…
カテコールアミン catecholamine
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- カテコール (1,2-ジオキシベンゼン) の側鎖にアミノ基が結合した形の化合物の総称。ドーパミン,アドレナリン (エピネフリン) ,ノルアドレナリンな…
かく‐さん【核酸】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 単純蛋白質と結合して核蛋白質の生成にあたる高分子有機化合物の一群。燐酸、塩基、糖の三成分から成り、生物の健康維持、増殖、遺伝など…
カルシウム‐シアナミド
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [英語] calcium cyanamide ) 石灰窒素の主成分。化学式 CaCN2 無色、六方晶系固体。鋼の焼き入れ、窒素化合物の製造原料などに用いられ…
ちっそ‐たいしゃ【窒素代謝】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 餌(え)に含まれるアミノ酸などの窒素化合物や組織蛋白質が動物の体内で分解され、アンモニアなどの尿中の窒素として排泄されるまでの過程…
こう‐しょう(クヮウシャウ)【鉱床】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 有用な元素や化合物をふくむ鉱物が、濃集している地殻の部分。成因的には、火成鉱床、堆積鉱床、変成鉱床などに、産状からは、鉱脈、層状…
収斂薬【しゅうれんやく】
- 百科事典マイペディア
- 皮膚または粘膜組織の含窒化合物と結合沈殿して被膜を形成し,局所の保護や体液の滲出(しんしゅつ)を抑制する薬剤。主として創面,潰瘍(かいよう)面…
微量化学 びりょうかがく microchemistry
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 一般に微量物質を扱う化学をいう。 H.クールマンによって 0.001mgまで秤量できる微量てんびんが完成され,さらに F.プリーゲルによって2~5mgの有機…
バートン反応 バートンハンノウ Barton reaction
- 化学辞典 第2版
- 亜硝酸エステルに紫外線を照射すると,ニトロシル基NOがδ位炭素に分子内転位し,ニトロソ化合物となる反応.D.H.R. Barton(バートン)が見いだした.…
二重温度交換法 ニジュウオンドコウカンホウ dual temperature exchange process
- 化学辞典 第2版
- 同位体分離に用いられる化学的方法の一種で,低温と高温における気相の化合物と液相の化合物の同位体分布の相違を利用する方法.H.C. Urey(ユーリー)…
せい‐ぶん【成分】
- デジタル大辞泉
- 1 化合物や混合物などを構成している元素や純物質。2 文法で、一つの文を構成している部分。主語・述語・修飾語などの総称。3 数学で、一つのベク…
むかいやま‐アルドールはんのう〔むかひやま‐ハンオウ〕【向山アルドール反応】
- デジタル大辞泉
- ルイス酸の触媒によって活性化したカルボニル化合物のアルドール反応。昭和48年(1973)に向山光昭が発明。重要な有機合成反応の一として知られ、現…
ふっか‐リチウム〔フツクワ‐〕【×弗化リチウム】
- デジタル大辞泉
- リチウムと弗素の化合物。無色透明の固体。等軸晶系。水に難溶。弗化水素酸、および水酸化リチウム水溶液に溶ける。紫外線や赤外線を透過するため、…
イオノフォア(ionophore)
- デジタル大辞泉
- 細胞などの生体膜に作用し、特定のイオンを選択的に透過させるはたらきをもつ、脂溶性の低分子化合物の総称。生体に対して毒物となるため、抗生物質…
アンドロステンジオン
- 栄養・生化学辞典
- C19H26O2 (mw286.41). テストステロン生合成の直接の前駆体で,この化合物自身テストステロンの1/5〜1/10の活性をもつ.エストロンの前駆体で…
セレン酸
- 栄養・生化学辞典
- H2SeO4 (mw144.97).H2SeO4.セレンの最も酸化状態の高い化合物の一つで,同族の硫黄の場合の硫酸に相当する.セレン源としては利用率は低いが利用…
かがく‐そせい〔クワガク‐〕【化学組成】
- デジタル大辞泉
- ある物質を構成する元素や化合物などの化学成分が、それぞれどれくらいの比率で含まれているかを示したもの。組成式で表したり、各化学成分の質量、…
ぎんきょう‐はんのう〔ギンキヤウハンオウ〕【銀鏡反応】
- デジタル大辞泉
- ぶどう糖などの還元性のある有機化合物に硝酸銀アンモニア溶液を加えて温めると、銀イオンが環元されて析出し、ガラスに付着する反応。還元性物質の…
ポリマー
- デジタル大辞泉プラス
- タツノコプロ制作のテレビアニメ『破裏拳ポリマー』のキャラクター。鎧武士(よろいたけし)が高分子重化合物“ポリマー粒子”で作られた変身用ヘルメッ…
えんきせい‐えん【塩基性塩】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 酸と塩基との中和反応によって生じる化合物のうち、塩基の水酸基、または酸素原子を含む塩をいう。水酸基を含むものをヒドロオキシ塩、酸…
ビニリデン基 びにりでんき vinylidene group
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- エチレンCH2=CH2から誘導される二価の不飽和原子団CH2=C=またはCH2=をいう。たとえば塩化ビニリデンCH2=CCl2はビニリデン基をもつ有機化合物で…
ペンタ ペンタ penta
- 化学辞典 第2版
- ギリシア語に由来する数詞5を表す接頭語.たとえば,ペンタンは C5 の炭化水素を表し,また,1分子内に同じ置換基が5個ある化合物の命名に用いられる…
アンタゴニスト アンタゴニスト antagonist
- 化学辞典 第2版
- 遮断薬,ブロッカーともよばれる.受容体に結合し,その作用を阻害する化合物.アゴニストの作用を遮断するという意味のアンチ+アゴニストにもとづ…
シジウィック Sidgwick, Nevil Vincent
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1873.5.8. オックスフォード[没]1952.3.15. オックスフォードイギリスの化学者。オックスフォード大学教授 (1935) 。ロイヤル・ソサエティ副会長…
サバチエ Sabatier, Paul
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1854.11.5. カルカソンヌ[没]1941.8.16. ビシーフランスの有機化学者。ツールーズ大学教授 (1884~1930) 。 1897年,還元ニッケルを触媒としてベ…
むきかごうぶつのこうぞうろん【《無機化合物の構造論》】
- 改訂新版 世界大百科事典
ひべんぜのいどほうこうかごうぶつ【非ベンゼノイド芳香族化合物】
- 改訂新版 世界大百科事典
III-V族化合物半導体 さんごぞくかごうぶつはんどうたい III-Vcompound semiconductor
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 周期表の 13族に属する元素であるホウ素B,アルミニウム Al,ガリウム Ga,インジウム Inと 15族に属する元素である窒素N,リンP,ヒ素 As,アンチモ…
根岸英一 ねぎしえいいち
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1935.7.14. 満州,新京[没]2021.6.6. アメリカ合衆国,インディアナ,インディアナポリス有機合成化学者。複雑な有機化合物を簡単かつ効率的に合…
船底塗料 (せんていとりょう) ship bottom paint
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 鋼船船底塗料 木造船船底塗料鋼船では船底の腐食を防ぎ,生物の付着を防止して,船の推進抵抗の増大を抑制するために,また木船では生物…
水素化物 スイソカブツ hydride
- 化学辞典 第2版
- 水素の二元化合物で,水素が陰性成分となるものをいう.広義には,H2S,NH3など水素が陽性成分となる場合も含め,水素とほかの元素との化合物すべて…
インゴルド
- 百科事典マイペディア
- 英国の有機化学者。1924年リーズ大学教授,1930年ロンドン大学教授。芳香族化合物の構造について研究,R.ロビンソンらとともに有機電子論を提唱。
パラベン(paraben)
- デジタル大辞泉
- 食品・医薬品・化粧品の防腐剤として使用される有機化合物の総称。メチルパラベン・プロピルパラベンなど。正式名称は、パラオキシ安息香酸エステル。
きのうせい‐こうぶんし〔‐カウブンシ〕【機能性高分子】
- デジタル大辞泉
- 特定の機能をもつ高分子化合物の総称。特徴的な分子構造や特定の官能基をもち、イオン交換樹脂、人工血管をはじめ、工業や医療の分野で幅広く用いら…
-ite /-ait/
- プログレッシブ英和中辞典(第5版)
- [接尾]1 「場所・種族・指導者・主義・組織などに関係ある人」.2 「鉱石・化石」.3 「爆薬・化合物」.4 「薬品・商品」.5 「体の部分」.
ジヒドロカルコン
- 栄養・生化学辞典
- 1,3-ジフェニル-1-プロパノンを骨格とする化合物で,天然のフラボノイド配糖体からジヒドロカルコン配糖体が得られ,これは強い甘味を有する.
炭酸
- 栄養・生化学辞典
- H2CO3 (mw62.03).二酸化炭素が水と結合した形の化合物で,きわめて弱い酸.体液の平衡に重要な役割を果たすなど,生体にとって重要な酸.
ペニシリン
- 栄養・生化学辞典
- グラム陰性菌の発育阻止作用がある抗生物質.ペニシリンGカリウム塩 (C16H17KN2O4S (mw372.49)) など諸種の化合物がある.
解重合 (かいじゅうごう) depolymerization
- 改訂新版 世界大百科事典
- 重合反応の逆反応をいう。高分子化合物が生成する反応の一つである付加重合反応では,モノマー(単量体)である不飽和化合物の不飽和結合が開き,互…
配位結合 はいいけつごう coordinate bond
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 化学結合を表面的に、形式に従って分類したときの一形式。提供結合、半極性結合ともいう。一方の原子を中心として考え、その原子について方向性をも…
物 ぶつ
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
物 (もの)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 法律上の概念として,物とは広義では権利の客体をさすことばである。たとえば土地,建物,自動車,家具,電気製品等々の物を客体として所有権その他…
物 もの
- プログレッシブ ポルトガル語辞典(日本語・ポルトガル語の部)
- objeto;coisa;artigo人間は物ではない|O ser humano não é um objeto.何か食べる物はありますか|Tem alguma coisa para comer?身…
物
- ポケットプログレッシブ仏和・和仏辞典 第3版(和仏の部)
- chose [女], objet [男]公共の物を大事にする|traiter des objets publics avec soinお年寄りには優しくするものだ|Il est naturel d'être …
グリニャール試薬【グリニャールしやく】
- 百科事典マイペディア
- フランスの有機化学者グリニャールによって発見された有機金属化合物,ハロゲン化アルキルマグネシウムRMgX(Rはアルキル基などの有機原子団,XはCl…
クロラムフェニコール
- 百科事典マイペディア
- 抗生物質。放線菌の一種が産出,現在では工業的合成法もある。特にグラム陰性菌感染症に対し応用価値が期待された。商品名クロロマイセチン(クロマ…
サバティエ(Paul Sabatier)
- デジタル大辞泉
- [1854~1941]フランスの化学者。ニッケル触媒による有機化合物の接触還元を研究し、硬化油工業の基礎を築いた。1912年、ノーベル化学賞受賞。サバ…
サリチルさん‐メチル【サリチル酸メチル】
- デジタル大辞泉
- サリチル酸とメチルアルコールを硫酸触媒のもとで加熱して作る化合物。芳香性の無色の液体。菓子・チューインガムの調合剤・香料、鎮痛薬に利用。化…
マクロライド(macrolide)
- デジタル大辞泉
- 《「マクロリド」とも》12員環以上の大環状のラクトンを含む有機化合物の総称。強い抗菌作用を示すものが多く、抗生物質として利用される。→マクロラ…
キサントマチン(xanthommatine)
- デジタル大辞泉
- 色素化合物オモクロームの一種。多くの昆虫の体表、眼、翅はねなどに存在する。いわゆる赤トンボの鮮やかな発色はキサントマチンの還元反応によって…