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カルシウムシアナミド カルシウムシアナミドcalcium cyanamide

5件 の用語解説(カルシウムシアナミドの意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

カルシウム‐シアナミド(calcium cyanamide)

石灰窒素主成分。無色の結晶。水に溶け、徐々に分解してアンモニアを発生する。化学式CaCN2

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百科事典マイペディアの解説

カルシウムシアナミド

化学式はCaCN2。比重2.29,融点約1300℃。水に溶ける無色の結晶。水溶液は徐々に分解してアンモニアを発生する。重要な窒素肥料石灰窒素の主成分。工業的にはカーバイド粉を窒素気流中950〜1200℃に熱して得られる。
→関連項目カーバイド空中窒素固定

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世界大百科事典 第2版の解説

カルシウムシアナミド【calcium cyanamide】

化学式CaCN2。シアナミドNH2-CNのカルシウム塩とみなすこともできる物質で,工業的にはカルシウムカーバイドCaC2を電気炉中で窒素を通じながら1000℃付近に熱して製造される。 CaC2+N2―→CaCN2+Cこの反応の生成物は炭素(黒鉛)が混合しているので灰黒色を呈し,石灰窒素と呼ばれる。これから冷水でカルシウムシアナミドを抽出することができる。カルシウムイオンCa2+とシアナミドイオン[N=C=N]から成る無色六方晶系の固体で,融点約1300℃,比重2.29。

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大辞林 第三版の解説

カルシウムシアナミド【calcium cyanamide】

石灰窒素の主成分で、純粋なものは無色の結晶。化学式 CaCN2 除草剤、化学工業原料として用いられる。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カルシウムシアナミド
かるしうむしあなみど
calcium cyanamide

石灰窒素の主成分。炭酸カルシウムまたは酸化カルシウムに、600~850℃でアンモニア一酸化炭素とを反応させると得られる。工業的には、細粒ないし粉末状の炭化カルシウムを、窒素気流中で約1000℃で加熱する方法がとられる。
  CaC2+N2―→CaCN2+C
この場合は黒鉛状の微粉末炭素を副生するので、生成物は黒色を呈する。この混合物を石灰窒素という。純粋なものは無色の固体。水に溶け徐々に加水分解されてアンモニアと炭酸カルシウムとになる。
  CaCN2+3H2O―→2NH3+CaCO3
加熱によりこの分解は促進される。強アルカリ水溶液と反応して尿素を生成し、高温では炭素と作用してシアン化カルシウムを生ずる。石灰窒素は殺菌・殺虫作用をもつ塩基性の肥料である。また、各種化学薬品、医薬、農薬などの製造原料としても利用される。[鳥居泰男]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内のカルシウムシアナミドの言及

【シアナミド】より

…カルボジイミドHN=C=NHと互変異性をなす。カルシウムシアナミドCaNCNを水と反応させ二酸化炭素を通じるとシアナミド水溶液が得られる。これを硫酸で中和して濃縮すると,無色の針状結晶として析出する。…

※「カルシウムシアナミド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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