「化合物」の検索結果

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潮解 ちょうかい deliquescence

日本大百科全書(ニッポニカ)
飽和溶液と平衡にある蒸気圧が、同温の大気の飽和水蒸気圧よりも小さい場合には、水蒸気は固体物質に吸収されてやがて不飽和溶液となる。この現象を…

ピナコール ぴなこーる pinacol

日本大百科全書(ニッポニカ)
RR'C(OH)C(OH)R"Rという一般式で表される二価アルコールの総称である。また、それらを代表して一般式のすべての置換基がメチル基であるテトラメチル…

酸化スズ さんかすず tin oxide

日本大百科全書(ニッポニカ)
スズと酸素の化合物。次の2種の化合物がよく知られている。ほかに三酸化二スズSn2O3や、さらに酸素の含有量の多いSn3O4なども報告されている。(1)酸…

希ガス元素 きがすげんそ noble gases

日本大百科全書(ニッポニカ)
周期表第18族に属する6種の元素、ヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプトン、キセノン、ラドンの総称。希ガス元素の学術用語としての正式名称は、日本…

発生期状態【はっせいきじょうたい】

百科事典マイペディア
ある元素の原子がある化合物から遊離した瞬間に化学的にきわめて活性が強くて反応性に富む状態になることがある。このときの状態を発生期状態という…

分子コロイド【ぶんしコロイド】

百科事典マイペディア
単一の分子が媒質中に分散したコロイド。分子が大きく,それ自体でコロイド粒子としての大きさをもつ場合にみられる。タンパク質,デンプン,寒天,…

じ【次】

デジタル大辞泉
[名]1 つぎのもの。つぎ。「次年度」2 化学で、酸素酸などの一つの系統の化合物中、酸化の程度が標準的なものより低いことを表す語。「亜」より…

ゲイ‐リュサック(Joseph Louis Gay-Lussac)

デジタル大辞泉
[1778~1850]フランスの物理学者・化学者。「気体熱膨張に関する法則」「気体容積に関する法則」を確立。硫酸製法の改良でゲイ=リュサックの塔と…

けっしょう‐ど〔ケツシヤウ‐〕【結晶度】

デジタル大辞泉
1 火成岩中の結晶とガラスの割合。結晶作用の完全・不完全の程度を表し、ガラス質・半晶質・完晶質に区分。2 結晶部分と非結晶部分からなる高分子…

ピー‐シー‐ビー【PCB】[polychlorinated biphenyl]

デジタル大辞泉
《polychlorinated biphenyl》二つのフェニル基が結合したビフェニルに塩素が多く付加している化合物の総称。化学的に安定で、絶縁油・熱媒体・可塑…

一致熔融

岩石学辞典
化合物の融解の際に,元の固相と同じ化学組成の液相を生じる現象.特定の圧力で,固体物質が全く同じ化学組成の物質になる温度をいう[Edgar : 1974,…

界面活性剤

栄養・生化学辞典
 界面活性物質ともいう.一つの分子内に親水性領域と疎水性領域をもつ比較的低分子の化合物で,溶媒に少量溶かすことにより表面張力を著しく変化さ…

いろ‐ガラス【色硝子】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( ガラスは[オランダ語] glas ) 着色したガラス。有色金属イオンによる着色と、金属または化合物のコロイドによる着色とがある。着色ガラ…

青酸

小学館 和西辞典
⸨化学⸩ (シアン化水素) ácido m. cianhídrico青酸化合物compuesto m. de cianuro青酸カリcianuro m. ⌈de potasio [pot…

ルチン

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( [英語] rutin ) フラボノイド(黄色色素化合物)の一種。分子式 C27H30O16 ソバ、タバコの葉、三色スミレの花、イチジクなどに含まれ、…

ニトリル nitrile

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
シアン基をもつ有機化合物の総称。一般式は R・C≡N で表わされる (Rはアルキル基またはアリール基) 。臭化アルキルとシアン化カリウムから合成される…

改質ガソリン かいしつガソリン reformed gasoline

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ナフサ (低オクタン価の直留油) を接触改質法,熱改質法などで処理してできるガソリン。オクタン価 (→ノッキング ) が高く,ナフサより炭素原子が少…

芳香族性 ホウコウゾクセイ aromaticity

化学辞典 第2版
環構造をもつ芳香族化合物に特有な性質.(1)熱化学的に安定で,対応する脂肪族化合物に比べて燃焼熱,水素化熱が小さい.(2)付加反応よりもむしろ置…

有効原子番号 ゆうこうげんしばんごう effective atomic number

日本大百科全書(ニッポニカ)
化合物中で、一つの原子に注目したとき、その原子に所属する電子の数を、その原子の有効原子番号という。たとえばメタンCH4中では、Cはもともとの電…

ロバート グラッブス Robert H. Grubbs

現代外国人名録2016
職業・肩書化学者 カリフォルニア工科大学教授国籍米国生年月日1942年2月27日出生地ケンタッキー州カルバートシティ専門有機合成におけるメタセシス…

さん【酸】[漢字項目]

デジタル大辞泉
[音]サン(呉)(漢) [訓]すい す[学習漢字]5年1 すっぱい。「酸敗・酸味/甘酸」2 つらい。いたましい。「酸鼻/辛酸」3 酸性反応する…

ビタミンよう‐ぶっしつ〔‐ヤウ‐〕【ビタミン様物質】

デジタル大辞泉
ビタミンに似た生理作用をもつ有機化合物。微量で体内の代謝に重要な役割を担うが、ビタミンとは違って体内で生合成できるため、栄養素として必ずし…

塊状重合【かいじょうじゅうごう】

百科事典マイペディア
高分子化合物をつくるための付加重合反応において,単量体に少量の触媒を加え,必要に応じ加熱して重合させる方法。高純度のものが得られ,重合速度…

古賀憲司 (こが-けんじ)

デジタル版 日本人名大辞典+Plus
1938-2004 昭和後期-平成時代の有機化学者。昭和13年2月11日生まれ。51年東大教授となり,平成6年薬学部長。L-アミノ酸の不斉転写に基づく光学活性…

エチレンジアミン‐しさくさん【エチレンジアミン四酢酸】

デジタル大辞泉
《ethylenediaminetetraacetic acid》アミノポリカルボン酸の一。無色の結晶性粉末で、水に溶ける。2ナトリウム塩などはほとんどの金属イオンとキレ…

ボルツマンの比【Boltzmann's ratio】

法則の辞典
化合物やイオンなどの化学種が,あまり離れていない二つのエネルギー状態(n1,n2)の間を遷移している場合を考えると,これらのエネルギー状態にお…

呉須 ごす

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
焼物の染付に用いる,コバルト化合物を含む鉱物の名。また呉須焼の略称。名称の由来は不明。原石は黒ずんだ青緑色。粉末にし,水に溶いて磁器に文様…

ニトロベンゼン nitrobenzene

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ベンゼンのニトロ化によって生じ,C6H5NO2 で表わされる化合物。無色の液体。沸点 210~211℃。アニリンを合成するときの原料として重要である。有機…

エポキシ‐じゅし【エポキシ樹脂】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( エポキシは[英語] epoxy ) 一分子内に二個以上のエポキシ基をもつ高分子化合物、およびそのエポキシ基の開環反応により生成される合成…

信越半導体

日本の企業がわかる事典2014-2015
正式社名「信越半導体株式会社」。英文社名「Shin-Etsu Handotai Co., Ltd.」。非鉄金属工業。昭和42年(1967)設立。本社は東京都千代田区大手町。信…

酐 gān [漢字表級]2 [総画数]10

中日辞典 第3版
[名]“酸酐suāngān”(<化学>無水化合物)の略称.[下接]碳tàn酐,亚硫yàli�…

【雌黄】しこう(くわう)

普及版 字通
硫黄と砒素との化合物。また、加筆訂正すること。〔顔氏家訓、勉学〕書を定すること、亦た何ぞ容易ならん。揚雄・劉向よりして、方(はじ)めて此のに(…

高分子 (こうぶんし) high molecular compound

改訂新版 世界大百科事典
目次 構造  固体の構造 物理的性質  熱的性質  力学的性質  溶液の性質 化学的性質 高分子の合成  共重合  立体規則性高分子  高…

防腐木材 (ぼうふもくざい)

改訂新版 世界大百科事典
木材防腐剤で処理した木材。木材の腐りにくさは,処理薬剤の種類,量だけでなく,処理方法でも変わる。したがって,防腐木材を正しく規定するには,…

ジアゾニウム塩 (ジアゾニウムえん) diazonium salt

改訂新版 世界大百科事典
R-N⁺≡NX⁻(X⁻は1価の陰イオン)の構造をもつ化合物をいう。Rが脂肪族の基の場合は安定に存在せず,したがって通常芳香族ジアゾ化合物ArN2⁺X⁻をさす…

トリアゾール とりあぞーる triazole

日本大百科全書(ニッポニカ)
環内に窒素原子3個をもつ5員環芳香族化合物の総称。1,2,3-トリアゾールと1,2,4-トリアゾールの2種類の環異性体がある。環異性体とは、同じ分子式をも…

アルカリ土類金属 あるかりどるいきんぞく alkaline earth metals

日本大百科全書(ニッポニカ)
周期表第2族のうちカルシウム、ストロンチウム、バリウム、ラジウムの4元素の総称。これにベリリウム、マグネシウムを加えた6元素をいうこともある。…

混融試験【こんゆうしけん】

百科事典マイペディア
2種の物質が同一かどうかを検知する方法の一つ。検知しようとする2種の物質がもしも異なるならば,たとえ融点が同じでも両者を混ぜたものの融点は…

ペグインターフェロン(peginterferon)

デジタル大辞泉
C型肝炎の治療薬。肝炎ウイルスの増殖を抑制するインターフェロンにポリエチレングリコール(PEG)という高分子化合物を結合させた製剤の総称。イン…

レッペ‐はんのう〔‐ハンオウ〕【レッペ反応】

デジタル大辞泉
アセチレンを特殊装置や触媒などを使って高圧下で反応させ、種々の有用な化合物を合成する一連の反応。合成樹脂・合成ゴム・合成繊維などの原料製造…

ヒギエア(Hygiea)

デジタル大辞泉
小惑星の一。1849年に発見。名称はギリシャ神話の医神アスクレピオスの娘で健康の女神ヒュギエイアに由来する。直径407キロメートルで小惑星帯の天体…

エレクトロメリー効果【electromeric effect】

法則の辞典
有機電子論において反応に及ぼす置換基の影響の一つ.二重結合など π 電子系を含む化合物の場合,同じく π 電子系や孤立電子対を含む置換基があると…

脱水作用

岩石学辞典
鉱物組成から水が取り去られる作用.脱水には,物質に混合,付着している水分が除かれる作用,化合物の成分元素である水素と酸素を水の形で除かれる…

オキシ酸 おきしさん Oxysäure ドイツ語

日本大百科全書(ニッポニカ)
同一分子内にヒドロキシ基-OHとカルボキシ基(カルボキシル基)-COOHとをもっている化合物の総称。オキシカルボン酸、ヒドロキシカルボン酸ともいう…

ポリエステル polyester

改訂新版 世界大百科事典
分子内に-CO-O-結合をもつ高分子化合物の総称。熱硬化性の不飽和ポリエステル樹脂やアルキド樹脂,ポリエチレンテレフタレートに代表される熱可塑…

フェライト

知恵蔵
酸化第二鉄とMO(Mは、鉄、マンガン、コバルト、ニッケル、亜鉛など)が1対1でスピネル型の結晶を組み、磁性を備える化合物の総称。永久磁石として使わ…

ヒダントイン hydantoin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
α-アミノ酸にシアン酸を作用させるか,尿素の濃厚溶液と長時間加熱したとき生じるヒダントイン酸を塩酸または硫酸と熱すると得られる化合物の総称。…

パネット法 パネットほう Paneth technique

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
放射性同位元素を指示薬として,化学変化を追跡する方法。イギリスの化学者 F.パネットが開発した。指示薬として用いた放射性同位元素の放射能を測定…

反強磁性体 はんきょうじせいたい antiferromagnetic substance

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
磁性体のうち,結晶内の隣合った磁性原子の磁気モーメントが反平行に並んで互いに打消し合い,外部に強い磁気的性質を示さない物質をいう。 MnO,Cr2…

エチル基 エチルき ethyl group

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
エタンから水素原子1個を除いた原子団 CH3CH2- 。遊離状態では存在しない。水酸基,カルボキシル基がもっているような反応性に乏しいので,化学的に…

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