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レッペ反応 レッペはんのう Reppe reaction

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

レッペ反応
レッペはんのう
Reppe reaction

1930~40年に W.レッペによって開発された高圧アセチレンを使用する一連の合成反応。いずれも工業的にきわめて重要で,次の反応が含まれる。 (1) アセチレンにアルコールアミンなどを付加して,ビニルエーテル,ビニルアミンを合成する。

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デジタル大辞泉の解説

レッペ‐はんのう〔‐ハンオウ〕【レッペ反応】

アセチレンを特殊装置や触媒などを使って高圧下で反応させ、種々の有用な化合物を合成する一連の反応。合成樹脂合成ゴム合成繊維などの原料製造に重要。1930年代にドイツの化学者レッペ(Walter Julius Reppe[1892~1969])らが開発。

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百科事典マイペディアの解説

レッペ反応【レッペはんのう】

1930年ころからレッペらによって研究開発されたアセチレンを原料とする一連の合成反応。各種触媒を用い,加圧下でアセチレンに水,アルコール,フェノールアルデヒドケトン,アミン,一酸化炭素などを付加させたり,アセチレンを重合させて,ビニル化合物エチニル化合物,カルボニル化合物環状化合物などを合成する。

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世界大百科事典 第2版の解説

レッペはんのう【レッペ反応 Reppe reaction】

ドイツの工業化学者W.J.レッペが1928年以来開発してきたもので,金属カルボニル触媒下におけるオレフィン,アルキン,アルコールなどと一酸化炭素との反応でカルボン酸,アルデヒド,エステルハロゲン化アルキル酸塩化物など一連の有機化合物を合成するための反応の総称。レッペは,当時危険視されていたアセチレンの加圧下での反応をあえて試み,1930年,アルカリ性触媒の存在下で,加圧下にアセチレンとアルコールを150~200℃で熱すると一挙にビニルエーテルが得られることを見いだした。

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大辞林 第三版の解説

レッペはんのう【レッペ反応】

アセチレンと種々の化合物を、加圧下、種々の触媒の存在下で反応させ、さまざまな有機化合物を合成する一連の反応の総称。ドイツのレッペ(Walter Julius Reppe1892~1969)らによって開発され、第二次大戦後の化学工業に重要な位置を占めた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

レッペ反応
れっぺはんのう
Reppe reaction

アセチレンを原料として適当な触媒を用い、主として高圧下で反応を行って種々の有用な化合物を合成する反応で、ドイツのレッペらが1930年代から40年代にかけて発展させた。ビニル化、エチニル化、環化重合カルボニル化の四つに大別される。これらの反応は、第二次世界大戦後の化学工業に重要な貢献をした。[湯川泰秀・廣田 穰]

ビニル化

アセチレンとアルコールからアルカリ触媒によって加圧下にビニルエーテルを生成する反応。アミン類も同様にビニル化され、カルボン酸は亜鉛塩の存在下でビニルエステルを生ずる。[湯川泰秀・廣田 穰]

エチニル化

アセチレンとホルマリンからアセチレン銅によって高圧下にプロパルギルアルコールとブチンジオールを生成する反応。[湯川泰秀・廣田 穰]

環化重合

アセチレンからニッケル錯塩を触媒として加圧下にベンゼンおよびシクロオクタテトラエンを生成する反応。[湯川泰秀・廣田 穰]

カルボニル化

アセチレンとテトラカルボニルニッケル(0)からアクリル酸誘導体を生成する反応()。[湯川泰秀・廣田 穰]

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