こつさいぼう【骨細胞】
- 改訂新版 世界大百科事典
しさいぼう【師細胞】
- 改訂新版 世界大百科事典
基底細胞 きていさいぼう basement cell
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 上皮組織の最内部の層で,その下の結合組織の細胞層に接している上皮細胞をいう。上皮と結合組織層の間の基底膜上に,密接して並ぶ。
プラズマ細胞 (プラズマさいぼう)
- 改訂新版 世界大百科事典
- →形質細胞
iPS細胞
- 知恵蔵mini
- 京都大学教授の山中伸弥(iPS細胞研究所所長=2010年現在)によって命名された人工多能性幹細胞。いわゆる万能細胞の一種で、再生医療や新しい薬の開発…
襟細胞 えりさいぼう choanocyte; collar cell
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 海綿動物の胃腔の全面,鞭毛室の壁に並ぶ細胞。細胞体の上端に1本の鞭毛があり,鞭毛の基部に円筒状の襟がある。鞭毛の運動によって水流を起し,水流…
刺細胞 しさいぼう cnidoblast
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 刺胞動物(クラゲやイソギンチャク類など)がもつ刺胞を内蔵する細胞。中膠(間充ゲル)内に陥入した外胚葉の一部が変化してできたもので,刺胞動物…
細胞学 さいぼうがく cytology
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 生命の基本構造と基本事象を細胞に求めて,細胞を研究する生物学の一分野。すなわち細胞の形態,構造,機能を成長,分化,生殖,遺伝,進化,生態と…
細胞壁 さいぼうへき cell wall
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 植物細胞の最外側に生じた壁。炭水化物を主成分とする後形質である。植物細胞の形を決定し,骨格的な役割をもつ。植物細胞でも変形菌類の変形体,鞭…
細胞膜 さいぼうまく cell membrane
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 原形質膜あるいは形質膜 plasma membraneともいう。細胞表面を囲む薄い膜で,厚さは8~10nm (80~100Å) 。電子顕微鏡では暗・明・暗の3層構造として…
いしつさいぼう【異質細胞】
- 改訂新版 世界大百科事典
色素細胞
- 毛髪用語集
- 頭髪の色を決めるメラニンをつくり出している細胞。毛乳頭のまわりにある。年齢を重ねていくとメラサイトの機能が弱まり、白髪になると考えらている。
泡沫細胞
- 栄養・生化学辞典
- 黄色腫細胞ともいう.高脂血症患者にみられる黄色腫を構成する細胞.
嗅細胞
- 栄養・生化学辞典
- 鼻粘膜丘にある神経細胞で,嗅覚を司る.
細胞分裂
- 栄養・生化学辞典
- 細胞が分裂して増殖すること.
細胞膜
- 栄養・生化学辞典
- 原形質膜ともいう.細胞と細胞外とを仕切る膜,すなわち細胞全体を包む膜.脂質の二重層でできており,その構造は,S. J. SingerとG. L. Nicolson…
杯細胞
- 栄養・生化学辞典
- ムチンを分泌する粘液分泌細胞で,上部が分泌顆粒でふくらみ平たくなっており,下部に核などが圧縮された様子であることから命名されている.
神経細胞
- 栄養・生化学辞典
- 中枢神経系の灰白質,神経核,神経節などに存在する細胞で,樹状突起,軸策突起を出しているものが多い.
体細胞
- 栄養・生化学辞典
- 生殖細胞の対語.生殖細胞以外の体の細胞.
細胞銀行【さいぼうぎんこう】
- 百科事典マイペディア
- セル・バンクとも。ヒトをはじめとする動植物,微生物の各種細胞を収集・培養・保存し,必要とする研究者などに提供する機関。植物の種子を扱う場合…
細胞工学【さいぼうこうがく】
- 百科事典マイペディア
- 細胞培養や細胞融合,細胞への遺伝子導入などの技術を使い,細胞の性質を変えることによって新しい細胞を生み出したり,細胞に有用物質を生産させた…
食細胞【しょくさいぼう】
- 百科事典マイペディア
- 貪食細胞とも。動物体内にあって食作用をもつ遊走細胞の総称。E.メチニコフがヒトデ幼生の間充織で発見し命名した(1884年)。組織間隙(かんげき)を…
細胞サイクル さいぼうさいくる cell cycle
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 細胞が1回の分裂を経てから次の分裂までにおこる現象をまとめた呼び方で、細胞周期ともいう。かつては分裂期(M期)と間期とに区分し、分裂期をさら…
細胞説 さいぼうせつ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- すべての生物の基本的要素が細胞であるとする考え方。細胞はR・フックによってすでに1665年に発見されていたが、細胞が植物にも動物にも共通しており…
T細胞 てぃーさいぼう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 免疫機序(メカニズム)に関与するリンパ球の一種であるが、T細胞とB細胞という形で説明するほうが適当である。なぜなら、免疫機構において重要な役…
篩細胞 しさいぼう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- →篩部
細胞周期 さいぼうしゅうき cell cycle
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 分裂を終えた細胞が次に細胞分裂するまでの1周期。分裂周期とも呼ばれる。細胞周期は便宜上4つの期間に分けられており,細胞分裂が起こる分裂期 (M期…
生殖細胞 せいしょくさいぼう reproductive cell; germ cell
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 卵,精子,花粉など生殖のために分化した細胞。生殖細胞は減数分裂により染色体数が半減してできるが,そのとき,相同染色体同士が対合している過程…
B細胞 ビーさいぼう B cell
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 体液性免疫の中心となるリンパ球の一種で,抗体産生細胞へと分化する細胞のこと。B細胞は鳥類ではファブリキウス嚢 (のう) で成熟することが知られる…
ES細胞 イーエスサイボウ embryonic stem cell
- 化学辞典 第2版
- 胚性幹細胞ともいう.受精卵の発生初期(胚盤胞期)段階から取り出した細胞で,将来,体のどの部分にもなりえる能力を備えた細胞.未分化状態のまま実…
大食細胞 タイショクサイボウ macrophage
- 化学辞典 第2版
- [同義異語]マクロファージ
iPS細胞 アイ・ピー・エスさいぼう
- 日中辞典 第3版
- 人工多能性干细胞réngōng duōnéngxìng gànxìbāo,诱导多能干细…
肥満細胞 ひまんさいぼう mast cell
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 脊椎動物の血管周辺や,特に結合組織中にみられる大型の球形または多角形の自由細胞。原形質中に粗大な顆粒をもつが,これは水溶性でヘパリンと関係…
ヒーラ細胞 ヒーラさいぼう HeLa cells
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ヘラ細胞ともいう。最も古くから知られた株細胞 (→組織培養 ) の一つ。 1951年にアメリカのジョンズ・ホプキンズ大学病院で G. O.ギーらによって,子…
遊離細胞 ゆうりさいぼう free cell
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 生物体の組織をつくる組織細胞 tissue cellに対する語。単細胞生物や藻類・菌類の遊走子,高等植物の胞子・花粉,動物の精子・白血球・卵などのよう…
保護細胞 ほごさいぼう
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
さいぼう‐えき(サイバウ‥)【細胞液】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 細胞内の空胞(液胞)を満たす液体。ふつう植物にみられ、塩類・糖・アルカロイド・タンニン・色素・蛋白質などを含む。
さいぼう‐かく(サイバウ‥)【細胞核】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =かく(核)①
さいぼう‐かんげき(サイバウ‥)【細胞間隙】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 生物の組織において細胞と細胞の間にできるすき間。葉の海綿状組織や水生植物の葉柄などにみられる。動物体の細胞間隙は細胞間物質によっ…
キラー‐さいぼう(‥サイバウ)【キラー細胞】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( キラーは[英語] killer ) 体内に入ってきた他の細胞を異物とみなして攻撃する細胞。ウイルス感染細胞などに反応するキラーT細胞や、腫…
きん‐さいぼう(‥サイバウ)【筋細胞】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 動物の体内にあって能動的に収縮する細胞の総称。特に筋組織を構成するものは細長い繊維状をしているので筋繊維という。筋肉細胞。
グリア‐さいぼう(‥サイバウ)【グリア細胞】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( グリアは[英語] glia ) 脳と脊髄の中にあって、神経細胞を支持している細胞。この細胞自体は、興奮伝導を行なわない。〔頭脳(1958)〕
かん‐さいぼう(‥サイバウ)【間細胞】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 動物体の組織をつくっている組織細胞にまじって存在し、それぞれ特有の働きをする細胞の総称。精巣にあって雄性ホルモンを分泌するとされ…
ティー‐さいぼう(‥サイバウ)【T細胞】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( Tは[英語] thymus で、胸腺の意 ) 骨髄で生成されたリンパ球が胸腺に移送されて成熟したもの。B細胞とともに免疫反応に重要な働きを…
しきそ‐さいぼう(‥サイバウ)【色素細胞】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 動物の体色のもととなる色素を含む細胞。多くは大形で、樹枝状の突起をもつ。含まれる色素によって黒色素胞、黄色素胞、グアニン細胞など…
しょく‐さいぼう(‥サイバウ)【食細胞】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 動物の体内にあって食作用を営む細胞の総称。高等動物では病原菌や異物をとりこんで病気を防ぐ働きをする白血球や大食細胞に代表される。…
ヒーラ‐さいぼう(‥サイバウ)【ヒーラ細胞】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [英語] HeLa cell の訳語 ) 一九五一年ヒトの子宮頸癌の組織から分離され、培養され続けている株細胞。ヒーラは細胞を提供した患者の名…
のう‐さいぼう(ナウサイバウ)【脳細胞】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「のうさいほう」とも ) 脳にある神経細胞・グリア細胞などの総称。神経の調節機能を直接いとなんでいる細胞、および、それらに栄養を…
細胞膜 (さいぼうまく) cell membrane cytoplasmic membrane
- 改訂新版 世界大百科事典
- 原形質膜または形質膜plasma membraneともいう。細胞の生きている原形質の最も外側に形づくられた厚さ8~10nmの境界膜である。原形質の物質環境を保…
細胞融合 (さいぼうゆうごう) cell fusion
- 改訂新版 世界大百科事典
- 隣接する2個以上の細胞において,接する部分の細胞膜が消失し,多核化した細胞の生ずることをいう。生じた多核細胞は,シンシチウムsyncytiumと呼ば…