さんど‐がさ【三度笠】
- 精選版 日本国語大辞典
- 三度笠〈人倫訓蒙図彙〉〘 名詞 〙 ( 「三度飛脚」がかぶる笠の意 ) 菅笠(すげがさ)の一種。顔が隠れるように深く作ったので大深(おおふか)ともいう…
さんどく‐ほう(‥ハフ)【三読法】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 国語教育の読解に際してとられる授業の定式。児童、生徒に教材を三度読ませる方法。通読・精読・味読、叙述・構成・主題、一次読み・二次…
さんと‐の‐ふ【三都賦】
- 精選版 日本国語大辞典
- 中国、晉の左思が一〇年を費やして構想した、蜀都賦、呉都賦、魏都賦をいう。この賦が完成して、人々が競って伝写したために洛陽の紙価が高くなった…
さんど‐まめ【三度豆】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 植物「いんげんまめ(隠元豆)」の異名。② 莢豌豆(さやえんどう)の異称。
苅萱三世相 かるかや さんぜそう
- 歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典
- 歌舞伎・浄瑠璃の外題。初演宝永3.春(江戸・市村座)
金三柏 こがねのみつがしわ
- 歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典
- 歌舞伎・浄瑠璃の外題。初演享保4.11(大坂・金子吉左衛門座)
十三回忌 (通称) じゅうさんかいき
- 歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典
- 歌舞伎・浄瑠璃の外題。元の外題夕霧十三回忌初演元禄3(大坂・荒木座)
三人半兵衛 さんにん はんべえ
- 歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典
- 歌舞伎・浄瑠璃の外題。初演明治36.9(大阪・弁天座)
三人獅子 さんにんじし
- 歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典
- 歌舞伎・浄瑠璃の外題。初演明治37.11(京都・明治座)
三千歳 (通称) みちとせ
- 歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典
- 歌舞伎・浄瑠璃の外題。元の外題天衣紛上野初花 など初演明治14.3(東京・新富座)
三世道成寺 さんぜ どうじょうじ
- 歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典
- 歌舞伎・浄瑠璃の外題。作者宮崎伝吉初演元禄14.7(江戸・森田座)
三代記 (通称) さんだいき
- 歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典
- 歌舞伎・浄瑠璃の外題。元の外題鎌倉三代記初演享保4.1(京・大和山座)
三椒太夫 (通称) さんしょうだゆう
- 歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典
- 歌舞伎・浄瑠璃の外題。元の外題由良湊千軒長者初演天明4.5(大坂・藤川座)
だいさん‐かくめい【第三革命】
- 精選版 日本国語大辞典
- 中国の第一革命(辛亥革命)・第二革命に続く革命運動。一九一五~一六年、袁世凱の帝政運動に反対して各地で挙兵。第二革命後、大総統に就任した袁…
だいさん‐せいりょく【第三勢力】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 対立する二大勢力の間にあって、中間的な立場をとる政治勢力。一九四七年、フランスのレオンブルムが組閣にあたり、社会党・人民共和派・…
だいさん‐セクター【第三セクター】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( セクターは[英語] sector ) 国・地方公共団体(第一セクター)と民間企業(第二セクター)の共同出資による事業体。多く、地域開発、都…
りょうさん‐ねん(リャウサン‥)【両三年】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 二、三年。二、三年の間。[初出の実例]「大略調二束帯一具一、両三年之間。節会公政之庭着用歟」(出典:江談抄(1111頃)二)
れいかん‐さんと【冷汗三斗】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 恐ろしかったり、はずかしかったりして、ひどくひやあせをかくこと。ひやあせが三斗も出るかと思うほどのはずかしい思いをすること。[初…
三夷教 さんいきょう
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 唐代に行われた3つの外来宗教祆 (けん) 教(ゾロアスター教)・景教(ネストリウス派キリスト教)・摩尼 (まに) (マニ)教をいう。
第三帝国 だいさんていこく
- 旺文社世界史事典 三訂版
- ⇨ ドイツ帝国
三段論法
- 四字熟語を知る辞典
- 二つの前提命題から一つの結論命題を導く論理的推理をいう。たとえば、「すべての人間は動物である」「A氏は人間である」「故にA氏は動物である」と…
三百代言
- 四字熟語を知る辞典
- 相手を巧みに言いくるめる弁舌。またそれを用いる者。また、弁護士をののしっていう語。 [使用例] しかし、手まわしよく鳴門市会から資料をとりよせ…
舌先三寸
- 四字熟語を知る辞典
- 心がこもらず、口先だけであること。また、そのことば。 [使用例] 罠わなにかけたつもりで、逆に罠にかかり、そのまま病死してしまった、哀れな絵葉…
冷水三斗
- 四字熟語を知る辞典
- 冷たい水を大量に浴びせかけられること。ひどい仕打ちを受けることをいう。 [使用例] 青天霹靂の肝癪玉を打つけられ冷水三斗の痛罵を浴びせられて[…
ごさんけ 御三家
- 小学館 和伊中辞典 2版
- 1 (徳川家の)i tre rami della fami̱glia dei Tokugawa(◆gli Owari尾張,i Kii紀伊,e i Mito水戸) 2 (有力な三者)i tre grandi(男)[複] …
さんこうしき 三項式
- 小学館 和伊中辞典 2版
- 〘数〙trino̱mio(男)[複-i]
御三卿 ごさんきょう
- 旺文社日本史事典 三訂版
- 江戸時代,徳川氏の一族で,田安・一橋・清水の3家をいう8代将軍徳川吉宗が子宗武・宗尹 (むねただ) に田安・一橋家を,9代将軍家重が子重好に清水…
三国協商 さんごくきょうしょう Triple Entente
- 旺文社日本史事典 三訂版
- 第一次世界大戦前および大戦中のイギリス・フランス・ロシアの対ドイツ外交軍事体制1891年露仏同盟,1904年英仏協商,'07年英露協商で成立。条文はな…
一刀三礼
- 四字熟語を知る辞典
- 仏像を彫刻するとき、信仰の心をこめて、ひと刻みするたびに三度礼拝すること。転じて、仏像を彫刻する態度が敬けい虔けんであること。 [使用例] 「…
さん【三】 の 糸((いと))
- 精選版 日本国語大辞典
- 三味線の第三の弦。最も細くて調子の最も高い音を出す糸。さん。〔糸竹初心集(1664)〕
さん【三】 の 懐紙((かいし))
- 精選版 日本国語大辞典
- 百韻の連歌・連句で、四枚続きの懐紙の三枚目の称。二つ折りにしてその表を三の表といい五一句目から六四句目までをしるし、裏を三の裏といい六五句…
さん【三】 の 切((き))り
- 精選版 日本国語大辞典
- ① ( 「三段目の切り」の略 ) 五段物の浄瑠璃で、三段目の終わりの場。見物を泣かせるところで、ほとんど例外なく悲劇的な場面であり、一曲中のやま場…
さんおん‐とう(‥タウ)【三温糖】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 車糖(くるまとう)の一つ。中白糖(赤砂糖)よりも純度が低く灰分の多い黄褐色の砂糖。煮物やつくだ煮などに用いる。
さんがい‐まつ【三蓋松・三階松】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 枝が三層に重なった松。[初出の実例]「久方の天つ乙女の肩車(かたくま)枝や腰掛枝の三がい松」(出典:浄瑠璃・傾城反魂香(1708頃)上)②…
さんかく‐の‐ほう(‥ハフ)【三欠法】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 連語 〙 恥、義理、事の三つを欠くこと。金をためる方法の意で、けちな者の所行をあざけっていう語。[初出の実例]「三かくの法 事をかく耻をかく…
さん‐くにち【三九日】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 九月の九の日、すなわち、九日、一九日、二九日の三か日をいう。茄子(なす)を食べて幸福を招く習俗があった。みくにち。
さん‐げだつもん【三解脱門】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。解脱を得て、涅槃(ねはん)に通入する三種の三昧。万有の空を観ずる空解脱、万有の差別相のないことを観ずる無相解脱、これらの解脱…
さんげん‐す【三弦子】
- 精選版 日本国語大辞典
- 三弦子〘 名詞 〙 ( 中国の弦楽器 san-hsientzu の日本式発音 ) 形は三味線に似て棹(さお)は長く、円形に近い胴に蛇皮(じゃび)を張ったもの。三筋の…
さんごう‐ざっし(サンガウ‥)【三号雑誌】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 創刊しても第三号ぐらいで休・廃刊するような雑誌の俗称。永続の見込みのない雑誌をあざけっていう語。[初出の実例]「所謂三号雑誌(さん…
さんごく‐じだい【三国時代】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 一 ] 中国で、後漢の滅亡後、魏・呉・蜀の三国が抗争した時代(二二〇‐二八〇)。大きく六朝時代の中に含められる。漢末の群雄の一人曹操が華北を…
さんこ‐の‐まつ【三鈷松】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 クロマツの園芸品種。葉が三本になったもの。[初出の実例]「又今日は三鈷(サンコ)の松(マツ)に伴ひて、慰め申さばやと」(出典:大観本謡…
さんじ‐かい【三事戒】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。身、口、意の三業をつつしむこと。または、それを戒めた戒。十善はその例。
さんじ‐さんぎょう(‥サンゲフ)【三次産業】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =だいさんじさんぎょう(第三次産業)
さんし‐しゅ【三尸酒】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 植物「ざくろ(石榴)」の異名。[初出の実例]「石榴を三尸酒と云て、三尸の虫此を得ては、則酔となり、又鏡をとぐにはなくては叶はざる物…
さんじ‐せいひん【三次製品】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 二次製品をさらに加工した製品。綿花の加工品である綿糸(一次製品)を加工してできる布帛(二次製品)を、さらに加工してできる、衣料品…
さんじ‐ちゅうりゃく【三字中略】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 連歌・俳諧で、賦物(ふしもの)の一つ。発句中に三音からできている名詞の中一音を除いても上と下の二音で他の物の名となるような語を詠み…
さんじ‐でん【三時殿】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 インドで一年を熱際時・雨際時・寒際時に分けた、その各時に適するように釈迦の父浄飯王が悉達太子、すなわち出家前の釈迦のために造った…
さんしゃ‐たくせん【三社託宣】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「託宣」は神が人に託して神意を告げ知らせること、神託の意 )① 伊勢神宮、石清水八幡宮、春日大社の三社の神託。〔運歩色葉(1548)〕…
さんじゃく‐ほう(‥ハフ)【三尺法】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① ( 古代中国で、三尺の竹簡に法律を書いたことからいう ) 明文化された法律。実定法。三尺。[初出の実例]「三尺法と云は、以二三尺竹簡一…
さんじゅう‐さつ(サンヂュウ‥)【三重殺】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 野球で、連続した一つのプレー中、三人の走者を続けてアウトにすること。トリプルプレー。〔モダン用語辞典(1930)〕