翻訳|gyroscope
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
軸対称なこまを重心で摩擦なく支えた装置。回転儀ともいう。適当な外力を加えるとこま独特の意外なふるまいをするので,こまの力学的性質を示す実験具として用いられる。また実験具としてのジャイロスコープのほかに,機械類の中に組み込まれたきわめて精度の高いこまをジャイロスコープ(単にジャイロということも多い)と呼ぶことがあるが,この場合には回転儀とはいわない。
構造は,互いに垂直な軸のまわりに回転することのできる3個の金属環の内側に,金属製の回転子(または転輪)を支え,回転子の回転軸が空間の任意の方向をとりうるようにしてある。ジャイロスコープは,(1)モーメントが働かなければ回転軸は空間で一定方向を保つ,(2)回転軸に直角に力を加えると回転軸は力の方向と直角な方向にふれる,すなわち回転軸に直角にモーメントを働かせると回転子は回転軸とモーメントの軸の両方に直角な軸のまわりに歳差運動を起こす,(3)歳差運動の妨害に対しては反作用はないなどの性質をもっており,実用面ではジャイロコンパスなどの航海・航空計器やジャイロスタビライザーなどに利用されている。
→独楽(こま)
執筆者:小野 健一
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新
4/12 デジタル大辞泉プラスを更新
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
2/13 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新