コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

モーメント モーメントmoment

翻訳|moment

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

モーメント
moment

積率ともいう。ある資料の度数分布表が,階級値 x1x2,…,xn ,度数 f1f2,…,fn で,資料の総数は Nf1f2+…+fn であったとする。このとき
を原点のまわりの1次,2次,…次のモーメントといい,
を,平均値 のまわりの1次,2次,…次のモーメントという。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

モーメント【moment】

能率ともいう。図のように軽い棒の両端に重さがW1,W2の物体をつるし,中間で支えてつりあわせるには,l1W1l2W2となる点を支えることが必要である。このとき重力W1が棒を左へまわそうとする働きと,W2が棒を右へまわそうとする働きがつりあうからと考えられる。このことは,力Fが物体を回転させようとする働きが,力の大きさFだけでなく,支点と力の作用線(力が働いている点をとおり力の方向にひいた直線)の間の距離にも比例することを示す。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

大辞林 第三版の解説

モーメント【moment】

〔「モメント」とも〕
非常に短い時間。瞬間。
きっかけ。要因。契機。
ある点または軸のまわりに運動を引き起こす能力。また、定点に関するある量の効果を示すために、定点からその量までの距離をその量に掛けたもの。力の回転の効果は力のモーメント、運動量の効果は運動量のモーメント(角運動量)などで表す。能率。

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

モーメント
もーめんと
moment

能率、力のモーメント、またはトルクともいい、ある点または軸の周りに運動を引き起こす能力のことである。てこの原理でよく知られているように、力のモーメントは、力の大きさだけでなく、支点からの距離にも依存する。正確には、回転中心から力の作用点へ引いた位置ベクトルrと力Fとのベクトル積r×Fで与えられる。一般に、力に限らず物理量Xに対して、Xのモーメントをr×Xで定義することもある。より一般的には、ある点からの距離に応じて、たとえば、距離の1乗または2乗などの重みをつけた量を、その点の周りのモーメントとよぶことがある。広がりのある固い物体(物理学では剛体という)の回転運動の記述に現れる慣性モーメントなどはその例である。[阿部恭久]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

世界大百科事典内のモーメントの言及

【積率】より

…モーメントともいう。統計学で度数分布や確率分布の散布の大きさを測り,分布を特徴づけるのに役だつ。…

※「モーメント」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

不義理

[名・形動]1 義理を欠くこと。また、そのさま。「多忙でつい不義理になる」2 人から借りた金や物を返さないでいること。「茶屋への―と無心の請求」〈逍遥・当世書生気質〉...

続きを読む

コトバンク for iPhone

モーメントの関連情報