咆哮（読み）ホウコウ

デジタル大辞泉

ほう‐こう〔ハウカウ〕【^×咆^×哮】

［名］(スル)猛獣などが、ほえたけること。また、その声。「虎とらが咆哮する」
[類語]鳴く・嘶く・吠える・囀る・集く・遠吠えする・時をつくる・喉を鳴らす・吠え立てる・唸る・哮たける・嘯うそぶく・鳴き頻る・鳴き立てる・歌う・地鳴き・笹鳴き・蝉時雨・虫時雨・叫び声・絶叫・怒号・遠吠え・叫び・叫喚・喚き声・喚声・怒鳴り声・罵声・怒声

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

ほう‐こう ハウカウ【咆哮】

〘名〙 ほえさけぶこと。獣などがほえたけること。咆号。比喩的に、勢いの激しい水音や風の音にもいう。

※黄葉夕陽邨舎詩‐後編（1823）一・大猪川歌「大猪之水源何処、滾_レ沙漂_レ石咆哮去」

※続々金色夜叉（1899‐1902）〈尾崎紅葉〉一「水之が為に皷怒し、咆哮し、噴薄激盪して奔馬の乱れ競ふが如し」 〔抱朴子‐清鑒〕

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【咆哮】ほうこう（はうかう）

たけりほえる。清・黄景仁〔捕虎行〕詩　山人、虎を捕ふること、狗を捕ふるが(ごと)し　虎、弓を踏みて怒り(ま)た走る　咆哮すること百、に仆(たふ)る　笑つて出でて之れをす、只だ手

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出典　平凡社「普及版 字通」