デジタル大辞泉
「さばさば」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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さば‐さば
- [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
- ① 感覚的にさっぱりとして、気持のよいさまを表わす語。
- [初出の実例]「法眼の余風の凜々たるを聞けば今も胸襟がさばさばすずすずと成るぞ」(出典:足利本人天眼目抄(1471‐73)下)
- ② 動作・性格などのさっぱりしているさま、こだわりのないさまを表わす語。
- [初出の実例]「丹次郎があんまりさばさばとしたあいさつゆゑ」(出典:人情本・春色辰巳園(1833‐35)三)
- ③ 苦しいこと、いやなことなどがすんで、さっぱりとした気分になるさまを表わす語。気持の上で、拘泥することのないさまをいう。
- [初出の実例]「手前の様な土百姓に用はないのだ。漸(や)っとサバサバした」(出典:真景累ケ淵(1869頃)〈三遊亭円朝〉七〇)
- [ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 油気やしめりけがなく、さっぱりとかわいていて気持のよいさま。
- [初出の実例]「上にあがれば洗ひ晒せしさばさばの裕衣(ゆかた)を出して」(出典:にごりえ(1895)〈樋口一葉〉四)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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