デジタル大辞泉
「すっきり」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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すっきり
- 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
- ① 物事のすべてにわたっていて、少しも残るところのないさまを表わす語。すっかり。
- [初出の実例]「さても上手のかけるかけ物 すっきりと眼のほしのちり薬」(出典:俳諧・伊勢山田俳諧集(1650)長抜書)
- 「なふすっきりわしが聞ました。みな嶋八さまのがお道理じゃ」(出典:浄瑠璃・冥途の飛脚(1711頃)中)
- ② 言動、気持、態度に滞るものがなく、快いさまを表わす語。未練がなく、きっぱりしたさま。また、ものが見た目にさっぱりとしたさまを表わす語。さっぱりと。きちんと。
- [初出の実例]「清平はよいすっきりとした者を用也」(出典:寛永刊本蒙求抄(1529頃)二)
- 「すっきりした曇のない晴々しい顔が」(出典:玄武朱雀(1898)〈泉鏡花〉九)
- ③ ( 下に打消を伴って ) その事すべてにわたって否定するさまを表わす語。とんと。さっぱり。
- [初出の実例]「夜となく昼となく無食素腹で祈れども、すっきりばったり験もなし」(出典:歌謡・松の葉(1703)四・丹前清玄)
- 「何がありがたくて礼をいふのか、すっきりがてんがいぎましないと」(出典:咄本・蝶夫婦(1777)座敷上留理)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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