あっさり(読み)アッサリ

デジタル大辞泉 「あっさり」の意味・読み・例文・類語

あっさり

[副](スル)
人の性質事物状態などがしつこくないさま。複雑でないさま。さっぱり。「あっさり(と)した味つけ」「あっさり(と)している人」
時間手間をかけずに物事が行われるさま。簡単に。「あっさり(と)犯行を認めた」
[類語](1淡泊さっぱりからっとさばさば簡単気さく明朗陽気明るい朗らか瀟洒しょうしゃ清楚楚楚垢抜け灰汁あく抜け洗練こざっぱりすっきりさらり洒落る小洒落た垢抜けるさばけるスマートシック/(2ちょろいたやすい簡単容易簡略簡易手っ取り早いやすいらく手軽手軽い造作ない訳ないくみやす易易いい易易やすやす軽い・軽く・悠悠難無く苦もなく生易しいイージー朝飯前楽勝お茶の子お茶の子さいさい河童かっぱたなごころを返す労せずして赤子の手をひねるお手の物事も無げむざむざ軽軽かるがる無造作手も無く見す見すまんまと平易軽易安易物ともせずすんなりすいすい首尾良くちょいちょいちょちょいのちょい

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精選版 日本国語大辞典 「あっさり」の意味・読み・例文・類語

あっさり

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴っても用いる )
  2. 人や物事の状態、性質が、複雑でなく、淡泊平明であるさま。しつこくないさま。あっさら。
    1. [初出の実例]「ヨイ ヒトノ シタシムワ assarito(アッサリト) シテ、ナサケガ フカウ」(出典:天草版金句集(1593))
  3. 手数のかからないさま。簡単に。手軽に。
    1. [初出の実例]「Assarito(アッサリト)〈訳〉軽く、速かに」(出典:日葡辞書(1603‐04))
    2. 「胴の上縁(うはべり)は離山路(はなれやまみち)で簡単(アッサリ)囲まれ」(出典:武蔵野(1887)〈山田美妙〉上)

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