デジタル大辞泉
「洒落る」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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しゃ・れる【洒落】
- 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙
- ① 服装・動作・言語などすべてが当世ふうで気がきく。あかぬけしたふるまいをする。もまれて洗練される。
- [初出の実例]「しゃれたる所は、雪のうちのもうそうのおもひ入あり」(出典:評判記・野郎虫(1660)竹中小太夫)
- 「しゃれるもあれバやぼなも有り」(出典:談義本・興談浮世袋(1770)一)
- ② 習熟する。その道のことによく通じる。
- [初出の実例]「太夫職になしみて此道にしゃれるほど」(出典:浮世草子・西鶴織留(1694)三)
- ③ なまいきなまねをする。きいたふうなことをする。
- [初出の実例]「小子のしゃれすぎ、こましゃくれたが」(出典:仁説問答師説(1688‐1710)宝永三年講)
- ④ 変わった物事を好んで、粋(いき)がる。
- [初出の実例]「女郎も衣
つきしゃれて、墨絵に源氏、紋所もちいさくならべて袖口も黒く」(出典:浮世草子・好色一代男(1682)六)
- ⑤ はなやかに着飾る。おめかしをする。おしゃれをする。
- [初出の実例]「冬牡丹のしゃれ過たる」(出典:俳諧・本朝文選(1706)三・譜類・百花譜〈許六〉)
- ⑥ 語呂合わせなどの滑稽な冗談を言う。秀句・地口(じぐち)を言う。
- [初出の実例]「哂落本の哂落を見て哂落る哂落は哂落た所が哂落にもならねば」(出典:洒落本・田舎芝居(1787)序)
- ⑦ 色気づく。
- [初出の実例]「夜も父母の真中に寝て、心はしゃれてありながら」(出典:浮世草子・魂胆色遊懐男(1712)一)
- ⑧ たわむれる。ふざける。
- [初出の実例]「ナニやかましいと〈略〉あんまりしゃれるなヨ」(出典:人情本・春色辰巳園(1833‐35)初)
- ⑨ 遊里で遊ぶ。遊興する。
- [初出の実例]「山へ往って洒落(シャレ)て来よう」(出典:歌舞伎・富岡恋山開(1798)三幕)
- ⑩ 情景などにふつうとはちょっと違った面白み、新しさなどが感じられる。得意になれるような見栄えのよいさまである。
- [初出の実例]「軒下から丸い手水桶を鉄の鎖で釣るしたのは洒落れて居るが」(出典:趣味の遺伝(1906)〈夏目漱石〉三)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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