デジタル大辞泉 「とっぽい」の意味・読み・例文・類語 とっぽ・い [形]1 生意気である。粋いきがっている。「新入生のくせに―・いやつだ」2 抜け目がない。ずるい。「当番の日に休むなんて―・いね」[類語](1)生意気・半可通・こざかしい・利いた風・小生意気・ちょこ才・しゃらくさい・小癪・こましゃくれる・鹿爪らしい・知ったか振り/(2)ずるい・こすい・こすっからい・あくどい・狡猾・ずる賢い・小賢しい・賢しい・賢しら・悪賢い・老獪・海千山千・抜け目が無い・要領がいい・卑劣・陋劣ろうれつ・邪よこしま・さがない・腹黒い・腹汚い・悪賢い 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「とっぽい」の意味・読み・例文・類語 とっぽ・い 〘 形容詞口語形活用 〙① 頓智があり利を見るに敏だ、抜け目がない、ずるいなどの意でいう、盗人・てきや仲間の隠語。② すばやい、大きい、生意気だなどの意でいう、不良仲間の隠語。[初出の実例]「下足番までが『ヘン、オレの下足の出しっ振りがトッポいから、斯う客が安心して詰めかけるのよ』とタコを上げる」(出典:夢声半代記(1929)〈徳川夢声〉月給十円時代余録)③ まがぬけている、にぶいなどの意でいう俗語。[初出の実例]「あのラリのヤチのトッポイと来てはお話にならねえな!」(出典:香具師奥義書(1929)〈和田信義〉香具師恋愛術・ラリコ) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例