陋劣(読み)ロウレツ

デジタル大辞泉 「陋劣」の意味・読み・例文・類語

ろう‐れつ【×陋劣】

[名・形動]いやしく軽蔑すべきであること。また、そのさま。卑劣。
「―なる愚蠢おろか人物」〈逍遥小説神髄
[類語]一時しのぎその場逃れその場しのぎ当座逃れ当座しのぎ一時逃れ糊塗弥縫びほう弥縫策泥縄場当たり一夜漬け付け焼き刃苦し紛れ間に合わせ有り合わせけちみみっちいいじましいせせこましい狡辛こすからさもしい卑しいせこい低劣卑怯ひきょう狭量小量けつの穴が小さい悪い悪辣奸悪邪悪奸佞陰険性悪悪性俗悪凶悪極悪罪悪悪徳背徳悪行悪事悪逆巨悪諸悪暴悪卑劣狡猾こうかつよこしまさがない腹黒い腹汚い悪賢いずる賢い小賢しいずるいこすいこすっからいあくどいさかしいさかしら老獪人悪い人が悪い人悪口さがない悪たれ悪たれる意地悪い意地悪邪慳突っ慳貪けんけんつんけんとげとげしいつんつん素気無すげなそっけないつれないよそよそしいにべないけんもほろろ冷たい気がないぎすぎすぶっきらぼう貧乏臭い貧乏たらしい吝嗇りんしょくしみったれしわい渋いしょっぱい細かいけちけちけち臭い世知辛い安っぽい安手ちゃちみすぼらしいぼろい貧相貧弱むさくるしい所帯染みる

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精選版 日本国語大辞典 「陋劣」の意味・読み・例文・類語

ろう‐れつ【陋劣】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 精神が卑しくおとっていること。また、そのさま。下劣。卑劣。〔漢語便覧(1871)〕
    1. [初出の実例]「陋劣(ロウレツ)なる愚蠢(おろか)の人物」(出典:小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉下)
    2. [その他の文献]〔蘇軾‐次韻定慧欽長老見寄詩〕

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普及版 字通 「陋劣」の読み・字形・画数・意味

【陋劣】ろうれつ

いやしく、つまらぬ。宋・軾〔定慧欽の寄せらるるに次韻す、八首、四〕詩 根塵、各淨 心、兩(ふたつ)ながら奇 眞源、未だ純熟せず 氣、陋劣を餘す

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