海千山千(読み)ウミセンヤマセン

デジタル大辞泉の解説

うみせん‐やません【海千山千】

《海に年、山に千年すんだ蛇(じゃ)は竜(りゅう)になるという言い伝えから》世間の経験を多く積み、物事の裏表を知り抜いていて悪賢いこと。また、そのような人。したたか者。海に千年山に千年海千河千。「海千山千の商売上手」

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大辞林 第三版の解説

うみせんやません【海千山千】

〔海に千年、山に千年住んだ蛇じやは竜になるということから〕
様々な経験を積み、世間の表裏を知り尽くしてずる賢いこと。また、そういう人。海に千年山に千年。海千河千。 「 -の女将おかみ

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精選版 日本国語大辞典の解説

うみせん‐やません【海千山千】

〘名〙 (海に千年山に千年住みついた蛇は龍になるという言い伝えから) 世の中の経験を十分に積み、ものごとの裏面にまで通じてずるがしこいこと。また、そういうしたたか者。海に千年山に千年。海千海千川千
※一と踊(1921)〈宇野浩二〉二「かういふと、彼女は、いかにも海千山千の剛の者らしく聞えるかもしれないが」

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世界大百科事典内の海千山千の言及

【海】より

…人間の出産と死亡の時刻が潮の満干と密接に関係しているといわれることや,チャンス到来を〈潮時〉といい,〈待てば海路の日和あり〉という言葉などは,帆船時代からの海の生活に由来するものであろう。〈海千山千〉というのも,海に千年,山に千年住んだ蛇は竜になるという伝承にもとづき,世の中の裏も表もわきまえた老獪(ろうかい)な人物を婉曲に指すのである。〈海のものとも,山のものともつかない〉など,海と山とが二項対立的,ないしは相互に融和したかたちで表現されることが多い。…

※「海千山千」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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