ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヌカエビ」の意味・わかりやすい解説
ヌカエビ
Paratya improvisa
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節足動物門甲殻綱十脚(じっきゃく)目ヌマエビ科に属するエビ。ヌマエビの亜種とされる。体長3センチメートル。額角(がっかく)の上縁には7~20歯、下縁には1~4歯あるが、頭胸甲上には歯がない点がヌマエビと異なる。愛知県知多(ちた)半島と新潟県村上(むらかみ)市を結ぶ線より北の本州に分布する。河川、湖沼、灌漑(かんがい)用水などにすみ、泥底質で水草がある場所を好む。抱卵雌は7、8月に多い。卵は長径0.6ミリメートル、短径0.4ミリメートルくらい。千葉県の手賀(てが)沼や印旛(いんば)沼などでは10月から翌年の3月まで漁獲して干しえびにする。
[武田正倫]
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