ばったり(読み)バッタリ

デジタル大辞泉 「ばったり」の意味・読み・例文・類語

ばったり

[副]
1 勢いよく倒れたり落ちたりするさま。ばたり。「疲れきってばったり(と)倒れる」
2 思いがけなく人に出会うさま。「旧友とばったり(と)顔を合わせる」
3 続いていた物事が急に途絶えるさま。「人通りがばったり(と)とぎれる」
[類語](1)どてん・どたん・どたり・どしん・すとん・ずどん・ずしん・ずしり・どすん・どさり・どしり・どかん・ばたり・どうと・すてん・ずでん・ずでんどう・ころり・ごろり・すってんころり・ばたり・ぱたり・ばたん・ぱたん/(3)はたり・ぱたり・ぱたっと・やにわに・ひょっこり・打ち付け・ぶっつけ・急・不意・出し抜け・いきなり・にわか・突然・急遽きゅうきょ・唐突・短兵急・忽然こつぜん・俄然・突如・ふと・突発的・発作的・反射的・ふいと・ふっと・つい・ついつい・ついと・つと・ひょっと・ひょい・はた・思わず・思わず知らず・思いがけず・はしなく・はしなくも・図らず・図らずも・時ならず・忽たちまち・卒然・藪やぶから棒・寝耳に水・青天の霹靂へきれき・すいと・がばと・がばっと・むっくと・むっくり・むくり・すっく・すっと・さっと・ぱっと・身軽・身軽い・軽軽・軽快・機敏・一瀉いっしゃ千里・急ピッチ・ひょいひょい・ぴょん・ぴょんぴょん・しゃきしゃき・てきぱき・つっと・あっと言う間・見る見る・あれよあれよ・とっさ・とっさに・すぐさま・即座・すかさず・抜き打ち・頓とみに・忽焉こつえん・勃然ぼつぜん・翻然・卒爾そつじ・一足飛び・彗星すいせいの如く・不意打ち・急転・急変・急展開・どきん・がらっと・まさか・ぬっと・意外・不測

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精選版 日本国語大辞典 「ばったり」の意味・読み・例文・類語

ばったり

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
  2. ① 物が急に落ちたり倒れたりするさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「此つなを引けばあがる、さげるとさがる。ばったり、ばったり、ばったり」(出典:狂言記・瓜盗人(1700))
  3. ② 戸や障子などを閉め切る音や、そのさまを表わす語。〔和英語林集成(初版)(1867)〕
  4. ③ 思いがけないところで、人と人とが偶然に出会うさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「思はずバッタリ行当り」(出典:人情本・春色梅児誉美(1832‐33)初)
  5. ④ 物事が急にとだえるさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「ばったりと跡の淋しき花火かな〈可幸〉」(出典:俳諧・俳諧新選(1773)五)
  6. ⑤ 日が急激に暮れるさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「今迄鼠色に見えた世界が、突然と四方からばったり暮れた」(出典:永日小品(1909)〈夏目漱石〉霧)

ばったり

  1. 〘 名詞 〙 投げ売り。安売り。また、それをする人をいう古道具屋仲間の語。一説に一括して売り払うことの意という。ばった。
    1. [初出の実例]「ばったりに売ったら、もうちっとにならうか」(出典:歌舞伎・心謎解色糸(1810)序幕)

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世界大百科事典(旧版)内のばったりの言及

【鳴子】より

…金属器を用いた鳴子もある。竹筒などで水を引き入れたり,流水を利用して音を立てる〈ばったり〉〈ししおどし〉も鳴子の一種といえる。案山子(かかし)【大島 暁雄】。…

※「ばったり」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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