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アカザ Chenopodium album var. centrorubrum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アカザ
Chenopodium album var. centrorubrum

アカザ科の一年草で,古く中国から渡来したといわれる。畑やごみ捨て場など肥えた土地によく生える雑草で,やせた土地にはあまり生えない。アカザの名は若葉が赤色を帯びていることにより,赤くならないシロザ C. album変種とされている。草丈は 1.5m以上にも達する。葉は三角状の卵形で互生し,縁に波状鋸歯があり,夏から秋にかけて,枝先に穂を出し,黄緑色の細かな花が密生する。萼は5片に深く裂け,花弁はなく,5本のおしべと1本のめしべがある。果実は宿存萼に包まれ,平たい球形で,中に1個の黒い種子がある。若葉をゆでて食べるが,シュウ酸を含むため多量に常食することは避けたほうがよい。

アカザ
Liobagrus reinii

ナマズ目アカザ科淡水魚。全長 10cmになる。体は長く,前方は縦扁するが,後方では側扁する。尾鰭後縁は丸い。眼は小さく,口ひげは 8本。脂鰭の後縁が尾鰭に連続する。鱗はない。体色赤褐色で,腹面はやや淡い。東北北部を除く本州,四国,九州に分布するが,近年減少傾向にある。河川の上・中流域の石の下にすむ。

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百科事典マイペディアの解説

アカザ

アカザ科の一年草。インドまたは中国大陸の原産。平地の人家付近にはえる。は直立し,著しく枝分れして高さ1.5mになり,茎の太いものは径3cmに達する。葉は菱状卵形〜三角状卵形で,長い柄があって互生し,若いころは芽のまわりの葉が紅紫色を帯び,後に緑色に変わる。9〜10月に,枝先の円錐花序に小さな黄緑色の花が密につく。果実は平たい円形。種子は黒色。かつては栽培され若葉を食用としたが,今はホウレンソウなどの普及によりほとんど用いられない。近縁のシロザは芽の部分が赤くならない。

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世界大百科事典 第2版の解説

アカザ【Liobagrus reini】

ナマズ目アカザ科の淡水魚(イラスト)。日本特産で本州(太平洋側では静岡県以西,日本海側では秋田県以南),四国,九州などに分布。水の澄んだ川の上・中流域にすむ。全長7~10cm,形はギギ(イラスト)に似るが体色は赤褐色で,尾びれの後縁は二叉(にさ)せず外側へ湾曲する。脂びれの後縁は体に癒着する。頭部の前端はやや上下に平たく,8本の口ひげがある。背びれと左右の胸びれとにそれぞれ1本ずつの毒をもったとげがあり,これに誤ってさされると痛む。

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