コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

アップルトン Appleton, Sir Edward Victor

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アップルトン
Appleton, Sir Edward Victor

[生]1892.9.6. ブラッドフォード
[没]1965.4.21. エディンバラ
イギリスの物理学者。ケンブリッジ大学卒業後,キャベンディッシュ研究所所員 (1920) ,ロンドン大学教授 (24) ,ケンブリッジ大学教授 (36) ,エディンバラ大学副学長 (49) を歴任。無線通信,電波伝搬,電離層などの研究に業績があり,特に電波の反射に重要な役割を果すF層の発見は有名。彼の研究によってより確実に広範囲の領域に電波を送ることが可能になった。第2次世界大戦中はレーダおよび原子爆弾の開発研究に従事。 1947年ノーベル物理学賞受賞。

アップルトン
Appleton

アメリカ合衆国,ウィスコンシン州東部の都市。ウィネバゴ湖からの流出河川フォックス川の河岸にある。 1847年,ローレンス大学の設立が契機になって発展した。 82年にアメリカで最初の水力発電所ができた。現在のおもな工業は製紙製材農機具の製造などである。人口6万 5695 (1990) 。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

百科事典マイペディアの解説

アップルトン

英国の物理学者。ケンブリッジ大学卒業後,ロンドン大学教授(1924年―1930年),ケンブリッジ大学教授(1936年―1939年),科学産業庁長官(1939年―1949年)。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

アップルトン【Edward Victor Appleton】

1892‐1965
電離層の研究に貢献したイギリスの物理学者。ヨークシャーのブラッドフォードの生れ。ケンブリッジ大学に学び,1914年キャベンディシュ研究所で学位を取得,第1次世界大戦に通信将校として参加した後,研究所に戻り助手を務めた(1920‐24)。その後,ロンドン,ケンブリッジ両大学の物理学教授を経て,39年から49年まで科学産業庁長官の要職にあった。 1924年,A.E.ケネリーとO.ヘビサイドによって予言されていた電離層の存在を電波の反射波の測定により実証し,2年後には,その上部に新しい電離層(アップルトン層と名付けられた)が存在することを発見した。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

大辞林 第三版の解説

アップルトン【Edward Victor Appleton】

1892~1965) イギリスの物理学者。無線通信やレーダー・電波を研究、電離層の存在を立証。

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

世界大百科事典内のアップルトンの言及

【電波】より

…しかしこのように直接にわれわれに利便を与えるだけでなく,科学の進歩,とくに宇宙の神秘の解明にも大いに役だっている。すなわち1923年にはイギリスのE.V.アップルトンによって,電離層の存在が実証され,電波はこの電離層と大地の間で反射されながら,遠方まで伝わることが明らかにされたのである。これは電波を用いた宇宙科学の先駆といえる。…

【電離圏】より

…一方,1878年にスチュアートB.Stewartは,地球磁場の日変化の原因が上層大気中に存在する電気伝導領域を流れる電流であるという仮説を立てていた。1925年になって,アップルトンE.V.AppletonとバーネットM.A.F.BarnettおよびブライトG.BreitとチューブM.A.Tuveのイギリスとアメリカの二つのチームによって独立に最初の電波反射実験が行われ,電離層の存在が確認された。以来,実用面では電離層による電波反射を利用した遠距離無線通信が発達し,学術面では電離圏を通して地球の超高層大気および太陽・地球関連現象の研究が発展した。…

※「アップルトン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

アップルトンの関連キーワードラザフォード(1st Baron Rutherford of Nelson Ernest Rutherford)アップルトン(Sir Edward Victor Appleton)イギリス国立宇宙センターケネリー=ヘビサイド層ウィレム ダフォーウィレム デフォーリアム ギャラガーアメリカ合衆国エディンバラマッカーシーレーダー無線通信9月6日マーベルテニスD層

今日のキーワード

存亡の機

引き続き存在するかここで滅びてしまうかという非常に重大な時。存亡の秋(とき)。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android