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アラーハーバード アラーハーバードAllāhābād

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アラーハーバード
Allāhābād

インド北部,ウッタルプラデーシュ州南部,ガンジス川ジャムナ川の合流点に位置する都市。ヒンドゥー教の聖地で,かつてはプラヤーグと呼ばれていた。現在の市はムガル帝国の第3代皇帝アクバルによる 1583年の築城に始まり,1801年イギリス領となったが,1857年にはインド大反乱の拠点となり,独立前のインド国民運動の中心地となった。ジャワハルラル・ネルーの出身地。両大河川の水運と,デリーコルカタ (カルカッタ) ,ムンバイ (ボンベイ) を結ぶ鉄道結接点にあたる交通の要衝で,商業中心地。農産物の集散のほか,1958年からジャムナ川南側に新しい工業地区が形成され,製糖,製粉,缶詰製造などが行なわれる。北部は整然とした官庁街で,南部は狭小な道路をもつ市街地。ムガル時代の遺跡が多く,それらを取り入れた大公園がある。アラーハーバード大学は 1887年の創立。毎年 12月から1月にかけ,数十万のヒンドゥー教徒が合流点付近のガンジス川の河岸に集まり身を清める。人口 99万 298 (2001) 。

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百科事典マイペディアの解説

アラーハーバード

インド北部,ウッタル・プラデーシュ州の都市。イラーハーバードとも。ガンガー川とジャムナ川の合流点に位置し,ヒンドゥー教の聖地。交通,商業の中心で,綿花,小麦の集散地。

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世界大百科事典 第2版の解説

アラーハーバード【Alāhābād】

インド北部,ウッタル・プラデーシュ州中南部の同名県の県都。人口79万3000(1991)。インド大平原のほぼ中央部で,ヤムナー川とガンガー(ガンジス)川の合流点に発達した古代アショーカ王時代からの行政・経済の中心都市。またヒンドゥー教の代表的聖地の一つで,古代にはプラヤーガPrayāgaと呼ばれた。1583年,ムガル朝のアクバル帝によって城塞が築かれ,町の名もイラーハーバードIlāhābādと変えられ,ガンガー川中流域の支配拠点となった。

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世界大百科事典内のアラーハーバードの言及

【巡礼】より

…しかし,その目的はほぼ共通していて,善を積み穢をぬぐいはらうこと,現世的な御利益を願うことの二つである。巡礼の対象となる聖地は,河川・海など水に臨むところ(ガンガー(ガンジス),ヤムナー両川の交わるプラヤーガ,すなわち現アラーハーバード),山岳・森林など人里離れたところ(ヒマラヤ山中のバドリーナートBadrīnāth),宗教・宗派の神・先師のゆかりの地(釈迦がはじめて法を説いたサールナート)などである。巡礼は個人や家族単位でも行われるが,居住地域や職場の有志のグループ,特定の教団の信徒団体などにより集団的に行われる場合も多く,現今ではバスを借りきり,特別列車を仕立てることも多い。…

※「アラーハーバード」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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