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アンボアーズ Amboise, Georges d'

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アンボアーズ
Amboise, Georges d'

[生]1460. ショーモンシュルロアール
[没]1510.5.25. リヨン
フランスの政治家。ナルボンヌ次いでルーアンの大司教を経て枢機卿となる。ルイ 12世国務大臣として,その行政,裁判制度改革に尽力し誠実な性格に人望を集めた。ローマ教皇位をねらったが成功しなかった。

アンボアーズ
Amboise

フランス中西部,アンドルエロアール県の町。ツールの東方,ロアール川にマッス川が合流する地点に位置する。シャルル8世の生没地で,イタリア芸術を好んだ同王が建設を命じ (1492) ,のちフランソア1世が拡張した城がある。城の多いロアール川の谷のなかでも特に重要な城で,王宮としては,居住の快適さと装飾の豪華さにおいて前例をみない建築物として知られる。ガロ・ローマ時代にはすでに要塞があり,早くから橋もかけられ,軍事的な要地として発展し,11世紀にアンボアーズ伯領となった。 15世紀なかば王家に没収され,王宮所在地となる。ユグノー教徒によるアンボアーズの陰謀 (1560) の舞台。フランソア1世に招かれたレオナルド・ダ・ビンチが晩年を過したクロ・リュセ館 (15世紀) ,サンドニ聖堂 (12世紀) など歴史的建築物も多い。パリとボルドーを結ぶ鉄道沿線にあり,精密機械,靴,薬品,感光材料などの製造業が盛ん。人口1万 823 (1982) 。

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デジタル大辞泉の解説

アンボアーズ(Amboise)

フランス中西部、アンドル‐エ‐ロアール県、ロアール川沿いの都市。15世紀末、シャルル8世により改築されたゴシックフランボワイヤン様式のアンボアーズ城がある。1560年の事件「アンボアーズの陰謀」の地として知られる。アンボワーズ

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世界大百科事典 第2版の解説

アンボアーズ【Amboise】

フランス中部,アンドル・エ・ロアール県の古い城下町。人口1万1116(1975)。ロアール左岸に位置する。中世にはアンジュー伯,次いでベリー伯の所領であったが,1434年シャルル7世により王領に編入。歴代の諸王が滞在したゴシック様式城館(15世紀末)は,1560年フランソア2世を新教徒側にひき入れようとして失敗に帰した〈アンボアーズの陰謀〉の舞台として名高い。城内の聖ユベール礼拝堂には,近くのクロ・リュセの館で亡くなったレオナルド・ダ・ビンチの墓がある。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アンボアーズ
あんぼあーず
Amboise

フランス中西部、アンドル・エ・ロアール県の都市。人口1万1457(1999)。県都トゥールの東25キロメートルに位置し、ロアール川に臨む。ゴシック風のアンボアーズ城は、1492年から、イタリアのルネサンス芸術の移植を試みたシャルル8世によって建築され、フランソア1世によって増築されたもので、その壮麗な姿をもって、ロアール川沿いの諸城のなかでも歴史的価値の高い建築物とされる。アンリ2世の急死後に即位した幼王フランソア2世と権力を握ったギーズ公を、1560年新教徒のユグノー派が襲った「アンボアーズの陰謀」の地として知られ、1563年には新教徒に対して信仰の自由を許可するための勅令がここで宣告された。また、レオナルド・ダ・ビンチがこの地で晩年を過ごした。現在は、工作機械、光学機械など機械工業を主とする小規模な工業中心地である。[高橋伸夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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