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イリュージョニズム Illusionism

翻訳|Illusionism

大辞林 第三版の解説

イリュージョニズム【Illusionism】

(目を惑わすための)だまし絵的な技法。トロンプ-ルイユはその典型。

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世界大百科事典 第2版の解説

イリュージョニズム【illusionism】

造形芸術,とくに絵画において立体感奥行き錯覚を与える造形技法とその表現をさす。トロンプ・ルイユ(目だまし)という言葉で呼ばれることもあり,その区別は明確ではない。視覚とは眼に映るものを既得知識,欲望,想像力などによって判断する大脳の働きであるから,知識や経験の増加によって,はじめ正常な視覚とされていたものが,のちに錯覚(イリュージョン)と判明することが少なくない。壁のしみ,雲の形,ロールシャハの性格検査図形などのあいまい図形に意味のある形を認めたり,枯尾花を幽霊と思ったりすることがあるのも,眼と大脳の積極的な合理化・体制化機能を示す一例と考えられる。

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世界大百科事典内のイリュージョニズムの言及

【遠近法】より

…それは極端なクローズ・アップあるいは,周囲を闇に包むことによって行われた(カラバッジョ,レンブラント)。他は,遠近法理論の極限までの利用によって,平たんな面に円筒形の空間のだまし絵を描くこと(イリュージョニズム)で,この代表例がアンドレア・ポッツォとその後継者である。パラディオからベルニーニ,ボロミーニにいたるマニエリスム・バロック期の建築家たちの虚構の空間の創造も,同じ考えから出発している。…

※「イリュージョニズム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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