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エボシドリ Musophagidae; turacos

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

エボシドリ
Musophagidae; turacos

エボシドリ目エボシドリ科の鳥の総称。23種からなる。多くは全長 45cm内外であるが,カンムリエボシドリ Corythaeola cristata は全長 76cmもある。和名の示すように頭頂部には烏帽子を思わせる冠羽(→羽冠)がある。羽色は赤色,青色,緑色,紫色,褐色など鮮やかな種が多いが,ハイイロエボシドリ属 Crinifer などの鳥は地味である。は短く,上嘴が下方に曲がり,がっしりしている。は丸みがあって短めであるが,尾羽は比較的長い。羽毛の緑色はツラコバジン,赤色はツラシンという銅を含む色素によるもので,本科に特有のものである。近年,アメリカレンカク Jacana spinosa やベニキジ Ithaginis cruentus なども羽毛にこの色素のあることがわかった。アフリカの森林だけに生息する。趾(あしゆび)はすべて前後に向けられ,短い脚で樹上を活発に動き回り,果実を主食とする。

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世界大百科事典 第2版の解説

エボシドリ【turaco】

ホトトギス目エボシドリ科Musophagidaeに属する鳥の総称。大部分は全長45cmほどで,尾がやや長い。多くは冠羽をもつ。灰色,褐色,緑色,青色などの羽色をしており,くちばしは短くて湾曲している。全部で約20種がサハラ砂漠以南のアフリカに分布し,常緑広葉樹林からサバンナまで,樹木の生えている環境にすむ。木の実を主食にしているが,ときには芽や葉をも食べ,なかにはカタツムリなどの小動物を食べるものもいる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

エボシドリ
えぼしどり / 烏帽子鳥
touraco

鳥綱ホトトギス目エボシドリ科に属する鳥の総称。同科Musophagidaeはサハラ砂漠以南のアフリカに分布し、18種がいる。大部分の種が全長約45センチメートルだが、カンムリエボシドリCorythaeola cristataのように80センチメートルにもなる大きなものもいる。どの種も尾は長めで、頭上にはよく目だつ冠羽がある。全体に緑や青や赤の光沢ある美しい羽色をしている。熱帯降雨林やサバンナなどの樹木のある地域に限ってすんでおり、木の実を主食にしている。いちばん外側の足指を前後左右に動かすことができ、これを利用して枝上を巧みに伝い渡る。樹上に小枝を重ね合わせて平らな巣をつくり、白い卵を2個産む。羽毛の緑と赤は、それぞれツラコバジンとツラシンという独特の色素による。[樋口広芳]

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