コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

カリマコス カリマコス Kallimachos

7件 の用語解説(カリマコスの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カリマコス
カリマコス
Kallimachos

[生]前310頃.キュレネ
[没]前240頃
ギリシアの詩人,文献学者。アレクサンドリア時代の典型的な学者詩人で,著書は 800巻。図書館カタログ編者として 120巻の文献史『目録』 Pinakesを編纂,これはギリシア最初の科学的文学史。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

カリマコス
カリマコス
Kallimachos

[生]?
[没]前490
古代ギリシア,アテネポレマルコス (軍事指揮官) 。前 490年マラトンの戦いの総司令官をつとめ,最終段階で戦死。彼の戦功はミルチアデスの陰に隠れているが,アテネのストア・ポイキレーの壁画に神々と英雄の間に彼の容姿が描かれており,また2つの短詩によって認められている。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

カリマコス(Kallimachos)

[前310ころ~?]古代ギリシャの詩人。アレクサンドリアの図書館の司書として、「大目録」120巻を作成。詩論家としても活躍し、作「アイティア」などの断片が残っている。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

カリマコス

前3世紀アレクサンドリアの詩人。北アフリカのキュレネ出身。アレクサンドリア図書館の司書を務めた博学者で,《大目録》など文学史的な著作もある。小叙事詩,頌詩(しょうし),短詩に完璧(かんぺき)の技巧を示し,ヘレニズム文学を代表,ローマ詩人にも大きな影響を与えた。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

カリマコス【Kallimachos】

ヘレニズム文学を代表する文学的貢献をなした前3世紀アレクサンドリアの詩人,学者。生没年不詳。北アフリカのキュレネで生まれ,若くしてアレクサンドリアに移り住み,郊外エレウシスで教師生活を営み,後アレクサンドリア図書館に職を得,その間にそれまでにギリシア語でつづられたほとんどすべての文献を網羅して文学史的に整理した《大目録》を完成した。文学作品の規模と質をめぐる文芸学上の問題で,弟子のロドスアポロニオスと鋭く対立し,論争に敗れたアポロニオスはロドスに退いたと伝えられる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

カリマコス【Kallimakhos】

古代ギリシャの詩人・学者。前三世紀に活躍。アレクサンドリアの図書館に職を得、それまでのギリシャ語文献を整理した「大目録」を完成。ヘレニズム文学を代表する詩論家として知られ、多数の著作中「アイティア(縁起詩集)」の断片、「賛歌」などが伝わる。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カリマコス
かりまこす
Kallimachos
(前310ころ―?)

古代ギリシアの詩人、学者。アフリカのキレネの出身。アレクサンドリアの図書館の司書となり、プトレマイオス2世の恩顧を受けた。学者としては、ギリシアのあらゆる学問分野における優れた業績を整理分類し、これを120巻からなる目録にまとめ、劇詩人などの研究や数種類の辞典を著した。彼の詩は、賛歌、エレゲイア詩、イアンボス詩、小叙事詩、短詩(エピグラム)など広い領域にわたっていた。写本に伝わるのは賛歌と短詩のみであるが、そのほかに多数のパピルス断片が発見されている。
 代表作は各地の祭礼や習俗の縁起を歌った『アイティア』4巻(断片残存)。そこには技巧的な構成や変化に富む詩句、神話・歴史・地誌などの学問的考証がみられる。彼は磨かれた小品を重んじ、長大な叙事詩を痛烈に批判した。また文学理論をめぐり弟子のアポロニオスと論争したといわれる。ローマの詩人にも大きな影響を与えた。[岡 道男]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内のカリマコスの言及

【アポロニオス[ロドスの]】より

…このため〈ロドスの人Rhodios〉と呼ばれる。長編詩と短編詩の是非をめぐる師カリマコスとの激しい文学論争は当時の有名な事件として伝えられている。《アルゴナウティカ》は長編詩を嫌う当時の傾向を押し切って書かれた。…

【ギリシア文学】より

…しかしヘレニズム期の詩人たちは山野や田園や都市の一隅を彼らの宇宙と見立てて,そこに文芸的造詣深く,情緒細かい人間理解が交わる文学の世界を築く。ロドスのアポロニオス,キュレネのカリマコスは,互いに文学観を異にしたと伝えられるけれども,共通するところもまた著しい。2人の深い学識と詩的洞察によって,森や泉,古い神々のほこらやひなびた祭祀,またそれらのいわれを伝える縁起譚が田園の神話となってよみがえる。…

【分類】より

…17世紀初頭に新しい学問や技術の発展をふまえてF.ベーコンが新しい分類(図3)を始め,フランスの《百科全書》(図4)に引きつがれたが,19世紀にA.コントが歴史的,論理的順序による分類(図5)を提唱して,これが現在も大学の教科編成や図書の分類に用いられている。劇を喜劇,悲劇,頌歌に分類したのは前3世紀の詩人カリマコスであるが,彼はアレクサンドリアの図書館司書だったので,図書目録のための分類であった。中国では学問の分類も図書の分類によったので,経,史,子,集の〈四部〉や集,六芸,諸子,詩賦,兵書,術数,方技の〈七略〉が用いられた。…

【ラテン文学】より

…政治に希望を失った青年たちの中に,一種の芸術至上主義的な文学改革運動に取り組む一群の詩人が現れた。〈新詩人〉と呼ばれるこれらの詩人は,アレクサンドリア派のカリマコスらの作風と理論を初めて意識的にローマに取り入れて,先輩たちの長いだけでしまりのない詩を批判し,洗練と技巧と学識と〈小さい完成〉を目ざした。彼らの中で特に才能に恵まれたカトゥルスの作品だけが今日まで残存した。…

※「カリマコス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

カリマコスの関連キーワードハウエルズプトレマイオス朝プレッツォリーニラテン文学文学者文学的硬文学古代文学リアリズム文学ヘレニズム美術

今日のキーワード

信長協奏曲(コンツェルト)

石井あゆみによる漫画作品。戦国時代にタイムスリップした現代の高校生が病弱な織田信長の身代わりとして生きていく姿を描く。『ゲッサン』2009年第1号から連載開始。小学館ゲッサン少年サンデーコミックス既刊...

続きを読む

コトバンク for iPhone