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カロン カロン Caron, François

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カロン
カロン
Caron, François

[生]1600. ブリュッセル
[没]1673.4.5. リスボン港沖
江戸時代初期の平戸オランダ商館長。元和5 (1619) 年東インド会社船で平戸に来着,オランダ商館に勤務 (26~39) 。日本語,日本事情に精通した。商館長となり (39~41) ,M.ル・メールと交代。

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カロン
カロン
Charon

ギリシア神話における冥府の川アケロン渡し守。醜い老人で,ぼろを身にまとい,死者たちから1オボロス渡し賃を取立て,舟に乗せるが,漕ぐ役も死者たちにさせると信じられた。埋葬のとき口に1オボロスを入れてもらわなかった死者は,カロンの舟に乗せてもらうことができないとされた。

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カロン
カロン
Charon

準惑星である冥王星にある最大の衛星。 1978年にアリゾナ州フラグスタッフにあるアメリカ海軍天文台のジェームズ・W.クリスティロバート・S.ハリントン望遠鏡で発見した。半径は 625kmあり,冥王星の半分よりも大きい。

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デジタル大辞泉の解説

カロン(François Caron)

[1600ころ~1673]滞日オランダ商館長。オランダ船員として来日、日本婦人と結婚。通訳となり、出島商館長を務めた。のち、東インド会社で東洋貿易に従事。著「日本大王国志」。

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百科事典マイペディアの解説

カロン

肥前(ひぜん)平戸のオランダ商館長。ブリュッセル生れ。19歳でオランダ東インド会社船に乗り組み,1619年平戸に到着。オランダ商館の下級使用人から身を起こし,1628年の浜田弥兵衛の事件で通訳として活躍。
→関連項目幸田成友モンタヌス

カロン

ギリシア神話で冥府の川の年老いた渡し守。死者の霊から1オボロスを受け取って運ぶという。
→関連項目ステュクスハデス

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

カロン Caron, François

1600-1673 オランダの商人。
元和(げんな)5年(1619)来日。寛永5年の浜田弥兵衛事件で通訳として活躍。16年平戸の商館長に就任し,オランダの対日貿易独占の基礎をつくる。日本女性と結婚。18年離日し,のちフランス東インド会社理事となる。帰国途上の1673年4月5日乗船の沈没で死去。73歳。ブリュッセル出身。著作に「日本大王国志」。

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朝日日本歴史人物事典の解説

カロン

没年:1673.4.5(1673.4.5)
生年:1600
江戸前期,平戸のオランダ商館長。ブリュッセル生まれ。両親はフランスユグノー(新教徒)。元和5(1619)年オランダ東インド会社の料理方手伝いとして平戸に到着。日本人キリシタン女性(江口十左衛門の姉)と結婚。日本語に巧みで,日本事情に精通し,その力量を認められ,寛永3(1626)年商館助手,同10年商館長次席,同16年に商館長となり,同18年まで務めた。滞日20年余,この間,寛永5(1628)年台湾で起こった浜田弥兵衛事件で捕らえられた台湾長官P.ヌイツの釈放に尽力し,また同17年の幕府による平戸商館破壊の際,被害を最小限に止めるなど日蘭貿易の発展に貢献した。同18年に日本人の妻と子女6人と共に帰国した。1645年刊行の著書『日本大王国志』(幸田成友訳,原題《Beschrijvinghe van het machtigh Coninckrijck Japan》)はヨーロッパ諸国語に翻訳され,日本情報として広く読まれた。

(岸野久)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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デジタル大辞泉プラスの解説

カロン

日本のポピュラー音楽。歌はガールズバンド、ねごと。2011年発売。作詞:蒼山幸子、作曲:沙田瑞紀、蒼山幸子。通信サービスのauによる音楽配信サービスLISMO!」のCMに起用。

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世界大百科事典 第2版の解説

カロン【Charōn】

ギリシア神話で,冥府の河の渡し守の老人。死者の亡霊から1オボロスの小銭を渡し賃に受け取ったという。アリストファネスウェルギリウスらの作品に出るほか,ダンテの《神曲》地獄篇では,生けるウェルギリウスを渡している。【水谷 智洋】

カロン【François Caron】

1600‐73
平戸のオランダ商館長(1639‐41)。料理方見習として1619年(元和5)来日。日本語にたんのうで,28年(寛永5)から32年まで台湾での紛争のため日蘭貿易が中断した際通訳として活躍。幕府の高官の信頼が厚く,鎖国体制完成期に,オランダが引き続き通交を許されるよう巧みに対応した。台湾長官,バタビア政務総監を歴任。のち,フランス東インド会社の理事となる。《日本大王国志》の著書がある。【永積 洋子】

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大辞林 第三版の解説

カロン【François Caron】

1600~1673) オランダの平戸商館長。1619年に来日し二十余年滞在。著「日本大王国誌」

出典|三省堂
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世界大百科事典内のカロンの言及

【アケロン】より

…太陽の没する西方にあると考えられた。ここには渡し守カロンがいて,ヘルメス神に案内されて着いた亡霊から銭を取って対岸に渡した。そのための1オボロス銭を死者の口中にふくませるのがならわしであった。…

【フランス】より

… 日本人のフランス上陸は,1615年10月支倉常長の一行がスペインのバルセロナからローマに向かう地中海上で嵐に遭い,南フランスのサン・トロペに緊急避難して2泊したのが最初である。一方,1619年には19歳のF.カロンが平戸に上陸し,41年まで在留して日本語に熟達した。《日本大王国志》をオランダ語で著し,日本の姿を西欧に知らせたカロンは,オランダに亡命したフランス人新教徒の子でオランダ国籍をもち,39年には平戸のオランダ商館長に任命され,41年22年間の滞在を終えてオランダのハーグに戻ったが,64年フランス王ルイ14世の大臣コルベールがフランス東インド会社を設立したとき,乞われてフランス国籍を取得した。…

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