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ギンズブルグ

百科事典マイペディアの解説

ギンズブルグ

イタリアのユダヤ系歴史家。ボローニャおよびカリフォルニア大学教授。トリノ生れ。母ナタリアは著名な作家,父レオーネ反ファシズム運動の闘士。アナール学派ワールブルク学派,フランス構造主義などの影響の下に形成された〈ミクロ・ストリア〉の視点から意欲作を発表,人類学的歴史学の新潮流を代表する学者の一人として声価が高い。

ギンズブルグ

イタリアの女性作家。ロシア系の政治記者・活動家レオーネ・ギンズブルグと結婚。反ファシズムのため一家は抑留刑を受けた(1940年―1943年)。夫の死後,英文学者ガブリエーレ・バルディーニと再婚。

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世界大百科事典 第2版の解説

ギンズブルグ【Natalia Ginzburg】

1916‐91
イタリアの女流作家。著名なロシア文学者であった夫のレオーネとともに,ユダヤ系として,また体制批判者として,ファシズム時代に迫害を受け,夫は拷問により獄死した。代表作に,ビアレッジョ賞受賞の長編小説バレンティノ》(1957),ストレーガ賞受賞の長編小説《家族の語彙》(1963),随筆集《小さな真実》(1962),戯曲《海の国》(1972)などがある。主として家庭の日常に焦点を当てながら,そこに生みだされてくる葛藤や悲劇を,抑制のきいた明晰な文体のうちに描きだしている。

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大辞林 第三版の解説

ギンズブルグ【Carlo Ginzburg】

1939~ ) イタリアの歴史学者。中世末から近世の裁判記録を検証し、異端とされた思想や儀礼の中に民衆の生活文化や心性が表出されることを示した。著「チーズとうじ虫」「ベナンダンティ」など。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ギンズブルグ

ジンツブルグ」のページをご覧ください。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ギンズブルグ
ぎんずぶるぐ
Евгения Семёновна Гинзбург Evgeniya Semyonovna Ginzburg
(1906―1977)

ソ連の作家。作家アクショーノフの母。スターリン時代の粛清の嵐(あらし)のなかで1937年に逮捕され、「反革命テロリスト集団」に加わったという無実の罪のため、以後18年間を強制収容所(ラーゲリ)で送った。その体験をつづった『明るい夜暗い昼』(原題は『けわしい行路』)はソ連国内で公式に出版することができなかったが、地下出版(サミズダート)の形で広く読まれ、また国外では単行本として出版された(第1巻1967年、第2巻1979年、ともにイタリア、ミラノ)。「無邪気に共産主義を信じきっていた理想主義者」が過酷な試練のなかで精神的に成長する過程を描いたこの記録は、歴史の恥部を告発するにとどまらず、繊細な感覚に支えられた優れた文学作品にもなっている。[沼野充義]
『中田甫訳『明るい夜暗い昼』『続・明るい夜暗い昼』(1972、81・平凡社)』

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世界大百科事典内のギンズブルグの言及

【ピエモンテ[州]】より

… 1933年に創設されたエイナウディ社は,反ファシズム思想の砦になるとともに,第2次大戦中から戦後にかけて,トリノを新しい文化の中心地とするのに主導的役割を果たした。サント・ステーファノ・ベルボ生れのC.パベーゼ(反ファシズム活動の理由によって1935‐36年は南イタリアに流刑),トリノ生れの画家・医者で《キリストはエボリに止まりぬ》(1945)を著したレービ(1935‐36年は南イタリアに流刑),獄死したロシア文学者ギンズブルグLeone Ginzburg(1909‐44),その妻ナターリア・ギンズブルグ,またレジスタンスに参加した最後の世代I.カルビーノは,エイナウディ社の編集活動に直接加わった。この結果,戦後エイナウディ社から,B.フェノリオ,G.アルピーノ,P.レービら,多彩な人材が世に送り出された。…

※「ギンズブルグ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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