翻訳|Gloucester
イギリス,イングランド西部のグロスターシャーにある工業都市で州都。人口13万6203(2001)。地名は古ウェールズ語の〈輝くgloiu〉と古英語の〈城砦ceaster〉の合成語。セバーン川左岸に位置し,航空機部品,車両,農業機械をはじめ家具・製粉などの工業が発展するが,港湾・商業都市としても重要。ローマ時代にはグレブムと呼ばれる植民都市であり,また中世にはマーシア王国の首都とされた。1155年ヘンリー2世のときに自治都市となった。周辺森林地帯で産出する鉄の交易が古くから行われ,12~16世紀には織物,18世紀には石炭の交易で繁栄した。しかし港湾機能はブリストルの台頭以後,低下している。ローマ都市のため旧市街には方格状街路が残り,681年創立の修道院を受けつぐグロスター大聖堂や,ノルマン風のセント・メアリー・ド・ロード教会がある。ブリストル海峡との間は,1827年開通のグロスター・シャープネス運河が連絡している。
執筆者:長谷川 孝治
正式名称はホリー・トリニティHoly Trinity。垂直様式Perpendicular Style(後期イギリス・ゴシック)の初期の典型例で,1332-77年に11世紀以来のロマネスク期の教会を改造して造られた。東端部全体は,中央がやや張り出した巨大なガラス窓となり,側壁は高窓のトレーサリーが大アーケードまで下りて,垂直性を強調する。交差ボールト天井は,交錯するリブと辻飾が独特の網状装飾をなす。
執筆者:藤本 康雄
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
イギリス、イングランド南西部、グロスターシャー県の県都。人口10万9888(2001)。セバーン川の渡河地点に設けられたローマ時代の駐屯地から発展した古い町で、現在も市内には、ローマ時代の遺構、7世紀の修道院、そのほか、歴史的な建造物が多い。中世には商業中心地として栄え、その後一時沈滞したが、19世紀になって工業が盛んになり、現在は航空機工業、重化学工業、製材業、農業機械工業などが中心になっている。
[井内 昇]
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加